CSRトピックス 2014年

クリーンで安全な燃料電池による電力供給 都内初の「Bloomエナジーサーバー」の運転を開始

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)とソフトバンクグループで発電事業を行うBloom Energy Japan株式会社(以下「Bloom Energy Japan」)は、都内初となる「Bloomエナジーサーバー」を、ソフトバンクグループが入居する東京汐留ビルディングに設置し、2014年6月17日より営業運転を開始しました。

同日、その運転開始セレモニーが行われ、ソフトバンク 代表取締役社長の孫 正義、米国Bloom Energy Corporation(以下「Bloom Energy社」) 共同創設者 兼 CEOのKR・シュリダー氏、Bloom Energy Japan 代表取締役社長の三輪 茂基が出席しました。また来賓として、元米国国務長官でBloom Energy社の社外取締役であるコリン・パウエル氏、キャロライン・ケネディ駐日米国大使、慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス 環境情報学部の村井 純学部長が出席しました。

安全でクリーン・安定的な電力供給を

「Bloomエナジーサーバー」は都市ガスやバイオガスを燃料とした、クリーンで高効率な固体酸化物形燃料電池です。本技術は、NASAの宇宙プロジェクトを通して開発されたもので、従来の水素燃料電池とは根本的に異なります。設置やメンテナンスも簡単に行うことができ、米国では画期的な分散型のベース電源として、データセンターや工場、大規模商業施設、官公庁など、電力の持続的な供給が必要とされる施設での導入が進んでいます。
今回、導入された「Bloomエナジーサーバー」の出力規模は200kWで、1年を通して、東京汐留ビルディングでのソフトバンクグループ電力需要の約14%を賄う電気を、車2台分程のスペースで発電することができます。運転開始セレモニーの電力も、この「Bloomエナジーサーバー」で発電された電気が使用されました。

また、今回の導入に伴い、ソフトバンクでは東京都が推進する「防災都市づくり推進計画」への貢献を目的に、「Bloomエナジーサーバー」で発電した電力を外灯への給電に使用するほか、災害時に無料開放され、携帯電話750台を同時に充電することが可能な災害時用コンセントを併設しました。さらに、クリーンな街づくりへの貢献を目的に、電気自動車への給電が可能となるEV充電スタンド1基を東京汐留ビルディング地下1階の駐車場に設置し、「Bloomエナジーサーバー」で発電した電気を無料で供給します。

運転開始セレモニーに登壇した孫は、「東日本大震災で停電し、通信が全て止まる状況を体験しました。原子力発電に過度に頼らない社会を目指して、安全でクリーン・安定的な発電システムを構築していくことが非常に重要です。その意味でも、本日皆さまに披露する『Bloomエナジーサーバー』のシステムは大変有意義なものです」と述べました。
また、「この東京汐留ビルディングは、大規模電力の利用者として、現在1kW時27円払っています。実はこの3年間で、東京の電気代は約60%高騰しており、さらにこれから10年間でどの程度高騰するか分からない非常に不安定な状況です。しかしBloom Energy Japanは、安全でクリーンで24時間365日持続的に発電する安定的なベース電源を、皆さまに今後10年間、1kW時25円で提供することをお約束します。変動するガスの値段や、『Bloomエナジーサーバー』に掛かるコストなどのリスクは、全てわれわれが負担します」と述べ、発電した電力を安価で販売していくことを明らかにしました。

さらに来賓として出席した、パウエル氏、ケネディ大使、村井学部長は、クリーンで環境に優しいエネルギー普及のため「Bloomエナジーサーバー」を推進していきたいと祝辞を述べました。

来賓の祝辞終了後、「Bloomエナジーサーバー」のお披露目が行われました。ここでスペシャルゲストとして、先日ソフトバンクモバイル株式会社から発表された、感情を認識するロボットの「Pepper(ペッパー)」が登場しました。そして「Pepper」の「お願いします!」という掛け声に合わせてテープカットが行われ、ガラス越しに「Bloomエナジーサーバー」が披露されました。会場全体が拍手に包まれ、セレモニーは幕を閉じました。

ソフトバンクグループは、今後も「Bloomエナジーサーバー」で発電する電力の販売を通じ、日本国内における持続的な電力の安定供給、経済発展に貢献していきます。

(掲載日:2014年8月7日)

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