経営陣ファイル 2008年

人と仕事をつなぐプラットフォームを創造

ソフトバンク・ヒューマンキャピタル株式会社 代表取締役社長
木崎 秀夫(きざき ひでお)

企業の発展には優秀な人材の確保が不可欠ですが、ソフトバンク・ヒューマンキャピタル株式会社(以下、ソフトバンク・ヒューマンキャピタル)では、人と仕事をつなぐ場であるプラットフォームを創造する企業として、「イーキャリア」、「イーキャリア+(プラス)(http://www.ecareer.ne.jp/plus/?SITE=sbhc)」、「イーキャリアFA」、「仁王」の4つの転職情報WEBサイトを運営しています。同社の取り組みや今後の展望などについてご紹介します。

特色ある4つの転職情報サイト

ソフトバンク・ヒューマンキャピタルは、現在、「イーキャリア」、「イーキャリアプラス」、「イーキャリアFA」、「仁王」という4つの転職情報のWEBサイトを運営しています。

「イーキャリア」は技術職、営業職、事務職、サービス職など、多岐にわたる転職情報を掲載した総合転職ポータルサイトです。ソフトバンクグループならではの独自のノウハウを生かしたプロモーション戦略で、転職意識の高い求職者を数多くサイトへ誘導しています。登録した求職者には、検索条件にマッチした求人情報が掲載されたことをメールでお知らせするシステムもありますので、携帯電話のメールアドレスを登録していただければ、どこにいても新着求人情報をすぐにチェックすることができます。

「イーキャリアプラス」は、イーキャリアで培ってきたノウハウを基に作り上げた、IT、インターネット関連に特化した転職サイトで、300以上におよぶインターネット関連の求人情報(2008年11月時点)を掲載しています。

「イーキャリアFA」は、全国の人材紹介会社に所属するプロの転職アドバイザーに直接相談を申し込むことができる転職サイトです。1,000名を超える転職アドバイザーが取り扱う60,000件以上の求人情報が掲載されており、職種や年収のほか、さまざまな切り口で自分に合った仕事を探すことができます。

「仁王」は求人・転職に関わるさまざまな情報を集めて、求職者の方々に向けて公開しているサイトです。独自のロボットプログラムが、インターネット上に点在する求人情報や求人企業の関連情報を自動で巡回・収集し、検索結果として表示しています。通常の転職サイトをはるかにしのぐ25,000社、86,000件以上という数の求人情報を提供しています。

これら4つのサイトを通じて、正社員を中途採用したい企業と求職者との間に、マッチングの場であるプラットフォームを提供しています。

「創業以来のテーマとして"企業と人をどうつなぐか"が我々の社会的使命であると考えています。本当に企業が求めている条件の人材を、いかにサイトに誘導し登録してもらうか。そのために、交通広告やリスティング広告*、WEBキャンペーンなどにより、企業が求める人材の掘り起こしを図っています。また、人数は集まっても人材の質が伴わなかったり、質を追求しすぎて量がそろわないということも起こりがちですので、これらのミスマッチをどう解消するかが課題です」(代表取締役社長 木崎 秀夫)。

意識調査やアンケートを駆使して低コストで大きな効果を

最近では、「社会人の転職に関する調査」や「採用担当者の意識調査」など、インターネットを使ってさまざまなテーマでの意識調査やアンケートを実施しています。これは、メディアへの掲載の際に「ソフトバンク・ヒューマンキャピタル調べ」という形でデータの出典元として企業名が記載されるため、企業認知度が高まるという効果が期待できます。これまで数多くのメディアに取り上げられたことで、通常の広告に比べ少額のコストで大きな効果を生み出しています。また意識調査の記事を見たことをきっかけに、求人情報を掲載したいという企業からの問合せも多く、求人情報充実の面でも大きな成果をあげています。

「転職情報業界は、さまざまな企業が多様なビジネスモデルを展開する混沌とした状況になってきました。そのような状況下で、意識調査などをうまく活用し、いかにコストをかけず、効率的に質の高い求職者が集められるかに知恵を絞っています。その結果、当社の"一人当たりの求職者を獲得するコスト"は、業界最低金額であると自負しています」(同)。

グループシナジーを生かしてさらなる飛躍を目指す

転職情報サイトでは今もパソコン版サービスが主流となっていますが、今後日常的に携帯電話を使いこなしている若い世代が転職マーケットのメインターゲットとなっていくと予想されます。そこでソフトバンク・ヒューマンキャピタルは、今秋に携帯電話版のサービスを実験的にスタートさせました。携帯電話会社がグループ内にあることを生かして、今後はネットワークやさまざまなコンテンツなどにおいて、グループシナジーを上げていきます。

「今後も、いかに良質の求職者を効率よく集められるか、またそれに加えて、新しい観点のプラットフォームの開発が課題です。今年9月に当社はソフトバンクメディアマーケティングホールディングス株式会社の傘下に入りましたが、これをひとつのチャンスととらえ、なんらかの形でグループシナジーを生み出すことができないかと模索しています」(同)。

ソフトバンク・ヒューマンキャピタルは、若い社員が多くパワーのある会社です。今後も、そのパワーを最大限に発揮して、さらなる飛躍を目指します。

(掲載日:2008年11月8日)

[注]
  • *いわゆる検索連動型広告のこと。検索エンジンで検索された特定のキーワードに関連した広告を配信するインターネット広告の一種。
  • *内容は掲載当時の情報です。記載されている会社名、サービス名、肩書などは現在と異なる場合があります。