経営陣ファイル 2008年

充実の旅行プランで来訪者No.1旅行予約サイトを目指す

株式会社たびゲーター 代表取締役社長
星 勝巳(ほし かつみ)

総合旅行予約サイトを展開する株式会社たびゲーター(以下、たびゲーター)は、「Yahoo! JAPAN」内のサービス「Yahoo!トラベル」の運営を行っています。さまざまな戦略で来訪者No.1を目指す同社の取り組みや、今後の展望などについてご紹介します。

「Yahoo!トラベル」の「旅行」と「出張宿泊」を運営

たびゲーターは、ソフトバンクBB株式会社、ヤフー株式会社、株式会社ジェイティービー(以下、JTB)、ネットカルチャー株式会社との合弁会社として2000年3月にスタートしました。「Yahoo! JAPAN」のポータルサイトで、「旅行」と「出張宿泊」のカテゴリを「Yahoo!トラベル」とともに運営することが主な業務です。具体的には、JTBの旅行代理店のような役割を果たすと同時に、その他の旅行会社との取引窓口として、商品情報の掲載や販売促進などを行っています。

商品販売の内訳は、国内の宿泊プランが全体の9割を占め、その他は、海外でのパッケージ旅行やホテルの宿泊、航空券などの取り扱いです。また、もう一つの業務の柱としては、さまざまな旅行会社の商品の情報や広告を掲載する情報掲載業務を行っています。

「最近の傾向としては、厳しい景気動向の中で、価格への関心が非常に高まっています」と分析するのは、たびゲーター代表取締役社長の星 勝巳です。「例えば、ホテルなどで使えるギフト券が付いた『ギフト券付きプラン』の売上が、前年比で大幅な上昇をみせるなど好調です。旅行はどうしても“衣・食・住”の次という位置づけになりますので、景気の厳しい状況下では、リーズナブルでお得感の強い商品に人気が集まる傾向があるようです。その一方で、高額の商品も売れているという事実があります。『旅上撰』という高級な旅館、ホテルの専用コーナーも、前年比で大幅な伸びを見せていることから、旅行業界でも二極化が進んでいると感じています」(同)。

ヤフーの知名度を生かし充実の旅行プラン

また星は、たびゲーターの特徴について、次のように解説します。「当社の強みとしては、『Yahoo! JAPAN』というサイトの知名度、認知度の高さが挙げられると思います。それに加えて情報量の多さ、品ぞろえの豊富さ、そしてネットサイト特有の検索のスピード性でしょうか。しかし、ヤフーのサイトを閲覧するお客様は、必ずしも旅行の商品を買う目的の方ばかりではありません。サイトを見に来ても購入には至らないケースもあります。こういったお客様を、いかに購入まで誘導するかが今後の課題と捉えています」(同)。

このような課題を解決するため、たびゲーターでは、CRM*を充実していきたいと思います。サイトを閲覧したにもかかわらず、購入には至らなかったお客様の動向を分析した結果を、最適な商品や情報の提供などに役立てると同時に、取引先の各旅行会社に収集した有益な情報を提供し、市場が求めている商品のコンサルティングにも活用できるように検討しております。このようにして、お客様が真に望む商品の開発を、旅行会社に促す役割を果たしていくことを目指しています。

魅力的な商品をそろえ来訪者No.1サイトを目指す

今後もたびゲーターは、旅行会社や宿泊施設などの取引先とさらに良好な関係を構築し、国内宿泊を充実させ、良質で魅力的な商品のいっそうの拡大を図っていきます。また、広告の強化にも注力するとともに、CRMの充実に努め、お客様の生の声を生かした商品を企画していきます。
携帯電話分野での新たな展開も検討中です。いつでもどこからでもお客様が求める情報を検索することができ、旅行のお申込みができる体制を整え、さまざまなシナジーを生かして、来訪者No.1の旅行予約サイトを目指します。

「『Yahoo!トラベル』ではお得な商品を多数取りそろえています。出張宿泊にお使いいただくと、コンビニエンスストアなどで使える『QUOカード』プレゼントや、『Yahoo!ポイント』付与などの特典もあります。また、カップル・ご家族向けにも、バラエティに富んだ、お得で楽しいプランが充実しておりますので、ぜひ一度サイトをのぞいていただき、ご愛顧いただければ幸いです」(同)。

(掲載日:2008年12月15日)

[注]
  • *カスタマー・リレーションシップ・マネジメント。情報システムを応用して企業が顧客と長期的な関係を築く手法のこと。顧客データベースを元に、問い合わせやクレームへの対応など顧客とのやり取りを管理し、顧客のニーズにきめ細かく対応することで、顧客の利便性と満足度を高める。
  • *内容は掲載当時の情報です。記載されている会社名、サービス名、肩書などは現在と異なる場合があります。