プロジェクトPickUp 2007年

テレビドラマ「サンシャインデイズ」で
放送コンテンツのマルチユースを実現

ビー・ビー・ケーブル株式会社 事業推進統括部 事業推進部 部長
中村 匡充(なかむら まさみつ)

ソフトバンクBBのIPネットワークを利用し、自宅のテレビでチャンネルサービスや電子レンタルビデオサービスが楽しめる「BBTV」。このサービスを提供するビー・ビー・ケーブル株式会社では、テレビ放送コンテンツのマルチユースを可能にする試みとして、テレビ神奈川で放送のドラマ「サンシャインデイズ」の製作に参加するなど、新しい展開を始めました。

「BBTV」とは?

ビー・ビー・ケーブルは、「IPTV*1」サービスを「BBTV」というブランド名で展開し、現在、映画・スポーツ・ドラマ・ニュースなど、CS放送やCATVで人気の45の専門チャンネル(2007年10月1日時点)と電子レンタルビデオ(VOD:ビデオ・オン・デマンド)サービスを提供しています。

「『BBTV』は、ご家庭のテレビに、セット・トップ・ボックスという小型の専用機器をつなぐだけで視聴が可能で、専用アンテナなどの面倒な取り付けは必要ありません。悪天候や住環境による視聴障害の心配がない点もお客様には喜ばれています。また、電子レンタルビデオサービスは、ご自宅のテレビ画面から、見たいビデオをいつでもレンタルできます。貸出中で待つということもありませんし、返却の手間や延滞料金もかからないなど、忙しいお客様のニーズにマッチしたサービスとなっています。」(事業推進部長 中村 匡充)。

2007年4月1日からは、番組関連情報提供サービス「ポップアップガイド」を開始。番組の視聴中、画面上に表示されたサイン(アイコン)を専用リモコンで操作するだけで、電子レンタルビデオの購入や視聴者プレゼントへの応募などが簡単にできるようになりました。

「第一弾として、『BBTVプロモーションチャンネル』で放送中の、今月のおすすめ番組などを紹介する『BBTVナビ』でポップアップガイドを開始しました。番組案内の放送を見ながら、興味のある番組をボタンひとつで購入できる機能です。将来的には通販番組を見ながら、欲しい商品をボタン操作ひとつで購入できるようなことも可能にしていきたいと考えています」(同)。

テレビドラマ「サンシャインデイズ」で展開する、さまざまなメディアでのマルチユース


© Sunshinedays Contents Committee

日本では、テレビ局が配信するコンテンツをインターネットで視聴する機会は限られており、海外に比べて取り組みが遅いといわれています。ビー・ビー・ケーブルでは、G.T.エンターテインメントなど他のソフトバンクグループ企業や、電通などが共同出資したドラマ「サンシャインデイズ」で、コンテンツのマルチユース化に本格的に取り組みました。

「通常、テレビ局のドラマ制作では、テレビ放送のみか、あるいはDVD化までの契約しか締結しておらず、それ以外の媒体に展開する場合には改めて著作権者や隣接権者の許諾を取得し直す必要がありました。『サンシャインデイズ』では、最初からあらゆるメディアでのマルチユースを前提とした契約を結んでいるため、テレビ局での放送のほか、この時点ですでに『BBTV』でのチャンネル放送、VOD、『Yahoo!動画』、『マイスペースジャパン』でのコンテンツ展開、来年度の映画化などが決まっています」(同)。

1970年代の湘南を舞台にした青春ドラマ「サンシャインデイズ」。劇中に流れる音楽は40〜50代の方には懐かしく、その一方、若手の俳優陣が出演することで幅広い年代に楽しんでいただけるドラマとなっています。2007年8月12日よりテレビ神奈川で放送を開始し、10月以降はBBTVでも放送するなど、順次、各メディアで展開の予定です。

この試みの目指すところは、各メディアを積極的に活用することでDVDの販売やレンタル、VOD配信での拡販を図り、さらに携帯電話での視聴や、着メロなどの音楽購入なども可能にするなど、ドラマを視聴するお客様の多様なニーズに応えること。さらに、ひとつのコンテンツをソースにした利益の拡大を実現することです。

よりお客様にお使いいただけるサービスを

「『BBTV』をひとつの放送チャンネルとして、今後もお客様が求めているものを積極的に導入していきたい」と語る中村。特にVODでは、アニメーションのジャンルで視聴ユーザからの要望が多く、強化していく予定です。

「各アニメの1話だけを毎週定時に無料放送して、2話以降はVOD購入につなげていく、またはアラカルトチャンネルで有料放送しているものの一部を無料で放送し、気に入ればそのまま簡単に購入できるようにする、というようなサービスも検討しています。さらにお役立ち情報を拡充させ、VODの購入画面も刷新しました。お客様により使いやすいサービスをご提供できるよう、さまざまな企画や機能を日々考えています」(同)。

2007年4月1日にリニューアルしたWEBサイトでは、視聴ユーザから要望の多かった番組・VODの検索機能を実装し、BBTV社員ブログも公開しました。お客様との接点を広げ、その声をサービスに活かす取り組みを行っています。

「いちど視聴していただいた後、いかに継続してご利用いただけるか、を常に考えています。サービスを便利に楽しくするアイデアを形にし、お客様に長期間お使いいただけるサービスをご提供したいと思います。今後も『BBTV』に後期待ください」(同)。

(掲載日:2007年10月19日)

[注]
  • *1IPTV:(Internet Protocol TeleVision)IPネットワーク網を使用した、テレビ放送や映画などの映像コンテンツ配信サービスのこと
  • *内容は掲載当時の情報です。記載されている会社名、サービス名、肩書などは現在と異なる場合があります。