プロジェクトPickUp 2008年

オフィス用品からオフィス・ビル管理まで
間接材購買システム&サービス「パーチェスワン」でコスト削減、内部統制を可能に

ソフトバンクBB株式会社 コマース&サービス統括
パーチェスワン事業推進室 室長
米谷 雅之(こめたに まさゆき)

ソフトバンクBB株式会社のコマース&サービス統括は、間接材購買WEBシステム&サービス「パーチェスワン」の提供を9月9日から開始しました。「パーチェスワン」は、オフィス用品、事務機器などのカタログ商品から、印刷、引越し、オフィス・ビル管理などの定型・非定型の見積もり対象商品や役務・サービスを含めた間接材全般をご提供いたします。

これらの商品・サービスの見積もり、購買窓口を「パーチェスワン購買センター」がお客様に代わってお引き受けし、ユーザ企業様の集中購買化を実現する「WEBシステム」と「購買センター機能」をご提供するサービスです。サービスの特長や今後の取り組みについて、コマース&サービス統括 パーチェスワン事業推進室で室長を務める米谷にインタビューしました。

幅広い商品・サービスを提供する間接材購買システム

インタビュアー:
「パーチェスワン」の特長についてご説明ください。
米谷:

ソフトバンクBBの「コマース&サービス統括(以下C&S統括)」では、1981年のソフトバンク創業時の事業であるIT商品の卸販売事業を行っています。現在は約4,000社のメーカーを相手に、主にパソコン用のソフトウエアから、パソコン本体やサーバ、周辺機器などのハードウエアを仕入れ、約7,000社のシステム販売企業やシステム開発企業を販売先としてビジネスを行っています。このような企業が事業として取り扱う直接材に対して、今回サービス提供を開始した「パーチェスワン」は、企業が社内で使用する事務用品などの間接材についての購買サービスということになります。

「パーチェスワン」の特長として挙げられるのは、まず取扱商品の幅広さです。オフィス用品や事務機器をはじめとするカタログ品から、従来の間接材購買システムでは取り扱いが難しかったオフィス工事や引越し、オフィス・ビル管理といった非定型の見積もり品まで幅広い商品をご提供しています。ソフトバンクグループの中で購買支援事業を行っているディーコープ株式会社と連携し、ディーコープの見積もりサービス「見積@Dee」へ登録している商品やサービスを供給する、サプライヤ*1企業約7,000社を見積もりの対象としていますので、お客様が現在お取引されている企業に加え、商品・サービス各分野合わせて7,000社以上のサプライヤと商談を行える仕組みが備わりました。

また、購買に関する窓口を「パーチェスワン購買センター」に一元化。各企業からの購入依頼を集約し、大量発注をかける共同購買の仕組みを用いることで、お客様の調達コストの削減を実現します。またこれは、お客様にとって迅速な見積もりの取得にもつながるため、工数の大幅な削減が可能です。

さらに、適正な承認手続きを経た発注や検収機能*2を実装し、その企業の購買規定に適した間接材購買時の内部統制を実現することができます。日本版SOX法*3の施行に伴い、間接材領域についても内部統制の整った模範となる企業になりたいというお得意様企業の声も多く、それに応えることができました。

コスト削減と内部統制にも対応

インタビュアー:
「パーチェスワン」導入の利点について詳しく教えてください。
米谷:

昨今の原油高などによる物価上昇を背景のひとつとして、間接材の領域についてコスト削減を実現したいという企業が多い一方、直接材に比べ間接材は、調達額やコストの削減率が小さいことから、なかなかコストをかけてまで対策に着手することができないという実情があります。コスト抑制には集中購買化が必須です。しかし現場単位でばらばらに購入先を選択して発注しているというのが、多くの企業の間接材購買の実態です。「パーチェスワン」では、各企業からの購入依頼を集約し、大量発注をかける共同購買の仕組みを用いることで、お客様の調達コストを削減していきます。

また、購入依頼の集約化は、内部統制の観点からも重要です。「パーチェスワン」のWEB型ITシステムでは、購入金額や品目などの項目によって承認ワークフローを組み立てることができます。例えば、「10万円以上の購入には課長までの承認が必要」「100万円を超えると部長・取締役など数段階の承認が必要」など、企業ごとに設定されている購買管理規定に沿った承認ワークフローを組むことが可能です。したがって、「パーチェスワン」を通して発注いただく間接材については、すべて決められた承認ワークフローを経た後に発注できるというシステムになっています。さらに、商品がきちんと納品されたかを確認できる検収機能も付いていますので、発注から検収、そして請求の情報までを照らし合わせることが可能となり、一連の流れの透明性を確保し、内部統制の実現を支援します。

加えて、初期の導入費用についても「パーチェスワン」はリーズナブルで、ランニングコストも発生しませんので、ご利用しやすくなっています。

新ビジネスで市場をリードする

インタビュアー:
今後の抱負を聞かせてください。
米谷:

サービス提供開始以来、サプライヤになりたいというお申し込みも含め、たくさんのお問い合わせをいただいております。工場内の資材から動物実験用のマウスに至るまで、さまざまな取引依頼があるため、我々も一層サプライヤの範囲を広げるべく、積極的に情報を集めています。我々が発掘したいのは、中小零細企業の立ち並ぶ町の一角で「世界でここだけ」の技術を守り続けているような“技術屋さん”です。そのような優れたサプライヤの獲得を目指し、興味のある対象にはすぐにコンタクトを取るようにしています。

間接材市場は今後大きく発展すると言われていますが、日本の中でこれまでにないジャンルの事業にチャレンジできるのは、とても魅力的なことです。私たちはこの新しい市場を牽引していく中心的な立場を確立するという大きな目標に向って、チーム一丸となってまい進したいと考えています。

(掲載日:2008年10月24日)

[注]
  • *1商品などの供給者
  • *2お客様にご購入いただいた商品が、無事お手元に納品されたかを確認できる機能
  • *3相次ぐ会計不祥事やコンプライアンスの欠如などを防止するため、米国のサーベンス・オクスリー法(SOX法)に倣って整備された日本の法規制のこと
  • *内容は掲載当時の情報です。記載されている会社名、サービス名、肩書などは現在と異なる場合があります。