プロジェクトPickUp 2014年

スクウェア・エニックスの「ガンガンONLINE」と
SBクリエイティブの「GA文庫」がレーベルを超えたコラボレーションを実現

ゲームメーカー最大手で、コミック誌を中心に出版事業も手掛ける株式会社スクウェア・エニックス(以下「スクウェア・エニックス」)のWEBサイト「ガンガンONLINE」と、ソフトバンクグループで出版事業を展開するSBクリエイティブ株式会社(以下「SBクリエイティブ」)のライトノベルレーベル「GA文庫」のコラボレーションにより、新たなWEBサイト「ガンガンGA」がスタートしました。

今回は「ガンガンGA」の魅力と誕生した背景などを、スクウェア・エニックス 「ガンガンONLINE」編集部 コミック編集総デスク 中川 健氏と、SBクリエイティブ GA文庫編集部 クロスメディア・ライツグループ マネージャー 宮崎 誠司にインタビューしました。

理想的な補完関係を実現

このたびオープンした「ガンガンGA」の概要説明をお願いします。


「ガンガンGA」

中川:私たちスクウェア・エニックスの出版部門では、雑誌媒体として「ヤングガンガン」「月刊ガンガンJOKER」「月刊ビッグガンガン」「月刊少年ガンガン」「月刊Gファンタジー」などを発行しています。これら雑誌を横軸でつなぎ、かつオリジナルコンテンツも多数掲載するWEB媒体として、「ガンガンONLINE」を展開しています。今回提供を開始した「ガンガンGA」では、この「ガンガンONLINE」の中に、「GA文庫」に関わりのあるものだけをまとめた特設サイトです。

宮崎:SBクリエイティブでは、「GA文庫」というレーベルでライトノベルを発行しています。今回この「ガンガンGA」オープンに合わせ、新作ライトノベル2本と、スクウェア・エニックスの雑誌で連載しているGA文庫をコミック化した作品から、あらためて1話を掲載し、これを毎週更新していきます。また、人気若手声優によるオリジナル番組も、月1回のペースで配信します。アニメや声優が好きな層にも、訴求していきたいと考えています。

具体的にどんな作品が掲載されますか?

宮崎:最初のコンテンツとして、「落第騎士の英雄譚《キャバルリィ》」と「最弱無敗の神装機竜《バハムート》」の2本を選びました。いずれも「GA文庫」の中で、今最も人気のあるライトノベルですが、これを「ガンガンGA」向けにコミック化します。さらにスクウェア・エニックスの各雑誌で連載している「GA文庫」のコミカライズ作品である「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」「のうりん」「のうりん プチ」「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」を、第1話+最新話の組み合わせで更新していきます。

中川:「ガンガンGA」スタートにあたり、SBクリエイティブ側には非常に有力なタイトルをご用意いただけました。

なぜこのようなコラボレーションが実現したのでしょうか?


中川氏

中川:まず、私たちは長い間コミック誌に携わっていますが、一方でライトノベルのコンテンツは持っていません。そのため、今回のコラボレーションにより、われわれのコンテンツにライトノベルが加わることは、とてもありがたいお話です。また「ガンガンONLINE」の媒体特性として、更新週の作品タイトルにもよりますが、現在はやや女性ユーザー向けの作品が強いという傾向があります。これはその時々ではやっている作品に影響される部分ではあるのですが、ともかく男性読者に訴求できる作品をもっと展開するということが課題でした。またオンラインメディアという特性上、どうしてもショート系のギャグ、コメディなど、「ちょっとしたときに読める」コンテンツに人気が集まります。でもわれわれとしては、しっかり読めるストーリーものを強化したいと思っており、今回のように、ライトノベルをコミック化したコンテンツをラインアップに加えることで、こうした課題を克服していきたいと考えています。

宮崎:SBクリエイティブ側としては、「GA文庫」作品のコミック化の希望はあったものの、自前で手掛けることがなかなか難しいという事情がありました。そこでコミック化ができるスクウェア・エニックスと協業することになりました。2年前の「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」から、一緒に取り組んでいます。この作品はテレビアニメにもなり、とても良い展開ができました。また先ほどの読者傾向の話では、私たちはむしろ女性ユーザーを獲得できればという希望があります。また男性ユーザーも含め、全体の読者層が広がる場として、「ガンガンGA」を育てていければと思っています。そういう意味で、「ガンガンGA」は、かなり理想的な補完関係にあるといえるのではないでしょうか。

今後の抱負などをお願いします。


宮崎

中川:「ガンガンGA」はオンラインですので、紙媒体のようなページの制限を受けません。この特性を最大限に生かし、盛り上がっている作品などは、ボリュームも増やしてお届けすることができます。今回、新作でお届けする2本は、初回はどちらも60ページを超える形でスタートしますので、読み応えがあると思います。ぜひ「ガンガンGA」をお楽しみください。

宮崎:「ガンガンGA」では、人気声優の佐倉 綾音さんと内田 真礼さんが“応援団”にふんし、楽しいトークを展開する動画コーナーが話題になっています。「ガンガンGA」の掲載作品と合わせ、ぜひお楽しみいただければと思います。

(掲載日:2014年5月16日)

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