プロジェクトPickUp 2014年

地域の活性化に貢献する SBエナジー 地域貢献推進部の取り組み

自然エネルギー発電所の建設・運営に当たっては、その地域住民の皆さまのご理解が不可欠です。ソフトバンクグループで自然エネルギーによる発電事業を行うSBエナジー株式会社(以下「SBエナジー」)では、自然エネルギー事業をより円滑に推進するため、地域の皆さまとのコミュニケーションを積極的に行っています。今回は、地域貢献活動に関わるSBエナジー 国内事業本部 地域貢献推進部 課長の浅野 泰光にインタビューしました。

地域活性化へ継続的に貢献

現在の業務内容を教えてください。

浅野:地域貢献推進部では、発電所の建設地における「地域の皆さまの安心と信頼」「自然エネルギーに対する理解への貢献」「地域活性化への貢献」を目的に、さまざまな取り組みを行っています。発電所を設置することは、その地で最低でも20年間発電事業を行うということであり、当然、地域の皆さまとの密接度も深まります。地域の皆さまから信頼される企業であるためにも、「地域活性化への貢献」であることをご理解いただけるよう活動しています。

具体的な活動について教えてください。

浅野:まず、発電所の建設が決まると、建設地域の自治体をはじめ、自治会、漁業協同組合、農業協同組合、商工会の皆さまなど、さまざまな関係・関連団体の方々とお会いして、地域の特色を探るとともに、その地域にどのような要望があるのかお話をお伺いします。その後、住民説明会を開催し、発電所の概要や工法などを説明した上で、発電所建設にご理解をいただきます。一方で、ソフトバンクグループとしてどのような地域貢献ができるかを示す「地域貢献施策」を策定し、発電所の開所後にそれらの施策を実行していきます。

発電所の建設では、地方自治体からの公募地と民間企業の所有地を活用するケースがあると聞いています。地域貢献推進部の取り組みに違いはあるのでしょうか?

浅野:地域への貢献という意味では大きな違いはありません。公募の場合は、例えばある地方自治体から「未使用の工場団地を有効活用するために太陽光発電事業者を募集する」と案内があると、それに応募するために、地域貢献施策を盛り込んだ提案書を作成して提出します。当然、われわれ以外にも名乗りを上げている事業者との競争になるため、施策案の内容が非常に重要になります。現在、自治体が審査をする際、この地域貢献施策の比重が非常に高いこともあり、「この地域に発電所を建設したらどのような貢献ができるのか」ということを、最初の段階から考慮に入れて施策案を作成するようにしています。

一方、民間企業所有の土地を活用する場合、その企業との契約の成否は、その土地で信頼できる事業者になり得るかが重要な要素になります。ここでも地域との関わりが非常に重要視されるため、地域の要望に応えられる地域貢献施策案を作成することで、企業の賛同を得られる企画にまとめます。

また発電所の建設により、「周辺環境が変わるのではないか」と心配される地域の皆さまに対しては、SBエナジーのビジョンや事業内容を説明するとともに、そのような心配に真摯に対応することで、発電所建設への理解を得られるように心掛けています。地域の皆さまの理解がなければ、発電所の建設はできません。地域の皆さまに納得してもらえるようなコミュニケーションが非常に重要だと考えています。

SBエナジーが手がける太陽光発電所は2014年7月現在で国内13カ所になり、順調に進捗しています。この状況についてどのように感じていますか?

浅野:東日本大震災後、自然エネルギーへの期待もあり、われわれの取り組みは建設地域住民の皆さまから非常に歓迎されています。われわれの活動は、「自然エネルギーの普及・拡大」に大きく結びついており、さらに推進させるためにも、自然エネルギーへの正しい理解を促す必要があります。

地域貢献推進部では、発電所に対する理解や自然エネルギーへの興味を持っていただけるよう、建設地域での環境教育活動を積極的に行っています。具体的には、発電所が完成するとまず、地域住民の皆さまを対象とした見学会・内覧会を開催します。

また環境教育として、発電所建設地周辺の子どもたちを対象に、見学会を主催したり、発電所完成までを分かりやすく解説した冊子を提供したりしています。さらには、われわれが建設地域にある小学校に出向いて、自然エネルギーに関する環境学習を提供する施策も行っています。代表的なものとして、2012年よりグループ会社である株式会社エデュアスと、株式会社教育と探求社の協力の下、小学生向け体験型環境教育プログラム「未来×エネルギープロジェクト」を推進しています。本プロジェクトは、未来を担う子どもたちが主体的かつ創造的にエネルギーを考えるための環境学習プログラムです。小学生一人一人に貸与するiPadを活用しながら、身の回りや自然界に存在するエネルギーとその活用方法などを、グループワークを通じて学習します。なおこの取り組みは、2013年、経済産業省主催のキャリア教育アワードで奨励賞を受賞しました。また実施した自治体でも高い評価を得ており、ソフトバンクグループが手掛ける環境学習プログラムとして今後も取り組んでいく予定です。

「町おこし」「村おこし」に積極的に参加

これまでの話をお聞きしていると、地域の皆さまとのコミュニケーションがいかに大切か分かります。

浅野:地域ごとに異なる要望があるので、地域の皆さまとのコミュニケーションがいかに大切か気付かされます。発電所を作る地域は、いわゆる過疎地といわれるような地域であることが多く、「町おこし」「村おこし」が一番の関心事です。地域貢献推進部では、地域で開催されるイベントにも積極的に参加することで、地域の皆さまとの接点を増やし、地域の声に基づいた「町おこし」「村おこし」ができるように努めています。また、完成した発電所内に設置した見学施設や自然エネルギーに関する展示物を活用して、地域経済の活性化につながるような取り組みにも積極的に携わっています。

今後の展望についてお聞かせください。

浅野:ソフトバンクグループの「情報革命で人々を幸せに」という「志」はコミュニケーションが原点です。SBエナジーの発電事業は、最低でも20年間は継続する必要があり、地域の皆さまとも非常に長いお付き合いをすることになります。「自然エネルギーの普及・拡大」を実現させるためにも、地域の皆さまとのコミュニケーションを通して信頼を得、われわれにしかできない貢献活動を行っていく必要があると思います。今後も、地域活性化に貢献できるようまい進していきます。

(掲載日:2014年7月18日)

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