ソフトバンクNOW 2006年

[Yahoo! BB特集]Yahoo! JAPANの総合力、ブランドを活かしたサービス展開を

メールやホームページ作成、動画ニュースなど、「Yahoo! BB」のISPとして様々なサービスを展開するヤフー。現状のブロードバンド市場では、ユーザーへ提供するコンテンツやサービスが差別化の重要なファクターとなるだけに、その企画やプロモーション施策には的確なマーケティング力が求められる。
ヤフーでYahoo! BBサービスを担当するY!BB事業部・企画室のチームリーダー2人に、会員向けサービス/新規獲得プロモーションの現場を聞いた。

ヤフー株式会社 Y!BB事業部 企画室 リーダー
佐藤 崇
略歴:
ソフトバンク パブリッシング株式会社(現ソフトバンク クリエイティブ株式会社)でYahoo! BBマガジン編集長を経て、ヤフー株式会社へ転職。現在、Yahoo! BBユーザー向けのBBポータル運営やコンテンツ企画等を担当。

「会員サービスのチームにとって、500万というお客様に満足いただけるサービスを提供し続けること自体が、大きな挑戦といえます。Yahoo! BBユーザーとの接点であるBBポータルでは、お客様が毎日アクセスしたくなるような魅力のあるコンテンツを、使い勝手のいいインターフェースで提供できるよう取り組んでいますね」

BBポータルは、Yahoo! BBサービスの利用開始後、http://bb.yahoo.co.jpにアクセスすると表示される、ユーザー専用のポータルサイトである。メールやホームページ開設、ブリーフケース、フォトアルバムなど、会員が利用できるすべてのサービスや、各種ニュースが一覧でまとめられている。日本全国500万*1のユーザーに利用されるポータルだけに、定期アンケートやグループインタビューを実施し、その意見に基づいた改善を行うことで、継続的なユーザビリティの向上を図っている。

「次のマイナーチェンジは3月中を予定しています。主な改訂内容は、インターフェースをよりシンプルにし、検索機能を充実させることですね。今後の方針としては、ログインされたお客様のIDに紐付く地域情報を自動的に表示させるローカル版や、Yahoo! JAPANの各プロパティと連動して、魅力のあるコンテンツを継続して提供することに重点を置いています」

国内最多のユーザーを維持するためのリテンション施策として、訴求力のあるコンテンツを継続して企画していかなければならない。
この冬には、松任谷由実のコンサートツアーに協賛し、会員限定*2のチケット独占先行抽選販売を行った。BBコンテンツだけで、常に並行して何本ものプロジェクトが動いている。

「ソフトバンクBBとの連携を密にすることで、Yahoo! BB会員向けのポータル、コンテンツの企画・制作の運営体制を大幅に強化してきました。今後は、Yahoo! JAPANの総合力、ブランドを活かして、より良いコンテンツを提供できるよう取り組んでいきます」

広く使われるサービスやコンテンツの提供には、ユーザーの側に立ったアプローチが必要。そのために心がけていることは?

「ブロードバンドでつながっている先の、家庭や家族をきちんとイメージしていきたいですね。おじいちゃんと孫の会話が生まれたり、家族で話す時間が増えたり。 Yahoo! BBのサービスを使えば、コミュニケーションがもっと円滑になることをアピールしていきたいと思っています」

ヤフー株式会社 Y!BB事業部 企画室 リーダー
根岸 真人
略歴:
新卒採用でソフトバンクへ入社。社長室 経営企画部に在籍。Yahoo! BB立ち上げ準備に携わった後、事業部制導入に伴いY!BB事業部へ。現在、Yahoo! BBサービスの新規向けプロモーション・企画を担当

「ひとりでも多くのお客様にブロードバンドをご利用いただくこと、また、加入世帯の中でもまだインターネットを日常的に使っていない家族の方に、どんどんサービスを使って欲しい。そのために、いかにYahoo! BBの魅力を広く分かりやすくプロモートしていくかを日々考えていますね」

Yahoo! BBサービスについて、会員向けのアプローチと並んでヤフーの担う重要な機能の一つが、新規獲得である。1日12億ページビューのアクセス*3を誇る Yahoo! JAPANの媒体力を活かした主力販売チャネルとして、通称:BBプロモと呼ばれる「Yahoo! BB 入会案内」サイトを中心に、新しいユーザーの獲得を行っている。

「2001年9月のYahoo! BB商用サービス開始時には、回線速度や料金の安さが訴求ポイントでしたが、市場の成熟に伴い、現在ではインターネットを使って何ができるか、自分たちの生活がどう変わるか、にシフトしてきています。まだサービスを利用していない人に最も効果的なアプローチができるよう、プロモーションを組み立てています」

現時点の日本のインターネット利用世帯数やブロードバンド普及率からいけば、まだまだYahoo! BBを使っていない世帯のほうが多い。根岸のチームでは、BBプロモだけでなく、Yahoo! JAPANトップページや各プロパティ上のプロモーションエリアを利用した総合的なマーケティングプランを立案する。

「露出するクリエイティブのコンセプトや方向性の決定、露出状況やレートの分析も重要なミッションの一つですね。
Yahoo! JAPANの利用者全体で考えると、Yahoo! BB会員の割合は数十%程度。Yahoo! JAPANは使っているけどYahoo! BBは使っていないという方が確実に存在しているわけですから、そこに対して的確で積極的なアプローチをかけていく。もっと良いサービスを提供して、日本全国、全員Yahoo! BB会員にしたい、くらいの意気込みです(笑)」

サービスの訴求には、回線部分を提供するソフトバンクBBとの連動が不可欠。
サービス企画やCS、パートナー営業等のチームとコミュニケーションを取りながら、様々な施策を企画し実行していく。巨大なポータルサイトである Yahoo! JAPANの枠組みの中で、より効果的なサイト運営やプロモーションを行うためには、ブレのないゴール設定が必要になる。

「世の中にブロードバンドを広めていくこと、ひとりひとりのお客様に満足してサービスを使ってもらえることを、チームの目標として共有しています。それは、単に新規獲得数を伸ばすというだけでなく、たとえば、すでに Yahoo! BBをご利用いただいている方にも、付属のオプションサービスや、動画や音楽などの魅力的なコンテンツをプロモーションしていくことで、利用者一人一人にブロードバンドの魅力を十分堪能していただくことも重要になってきます。
このゴールが、最終的には“ライフエンジン”という概念で様々なサービスを提供するYahoo! JAPANのミッションにも貢献していくものと思っています」

(掲載日:2006年2月17日)

[注]
  • *1Yahoo! BB ADSL接続回線数(2006年1月末)
  • *2Yahoo! BB会員及びプレミアム会員限定(現時点で販売は終了)
  • *32006年2月現在
  • *内容は掲載当時の情報です。記載されている会社名、サービス名、肩書などは現在と異なる場合があります。