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第31回定時株主総会

6月24日(金)、ソフトバンク株式会社は、東京都千代田区の東京国際フォーラムにおいて、「第31回定時株主総会」を開催しました。
会場には1,794名の株主の皆様にご来場いただき、議長を務めたソフトバンクグループ代表の孫 正義より、2010年度の事業報告や今後の事業戦略、および議案についてご説明させていただきました。本総会では、「剰余金の処分の件」、「定款一部変更の件」、「取締役9名選任の件」の各議案が決議されました。
また今回は、株主以外の皆様にも広く当社の状況をご理解いただくため、公募により587名の一般のお客様にもご臨席いただきました。あわせて、当日の模様を当社WEBサイト、Ustream、ニコニコ生放送にてライブ中継しました。

孫は、今後の成長戦略として、「モバイルインターネットNo.1」と「アジアインターネットNo.1」を目指すことで、「世界No.1のインターネット企業へと飛躍していく」という目標を改めて示しました。孫は、今後「スマートパッド全盛の時代が来る」と予想しています。好調なiPhoneおよびiPadを主軸に、「スマートフォン/スマートパッドNo.1」を維持し、「モバイルインターネットNo.1」戦略を引き続き進めていくことを説明しました。

もうひとつの重要戦略、「アジアインターネットNo.1」については、成長著しい中国をはじめとしたアジア地域を重要拠点と位置づけ、さまざまな事業を展開していくことを説明しました。中国における最大のパートナーであるアリババグループに加え、中国最大のSNSサイトの「レンレン」、中国最大のオンラインTVサービス「PPTV」を運営するPPLiveなどのパートナーも、すでに大変好調な実績を挙げています。また、今年からインド最大級の携帯電話会社Bharti AirtelのCEOであるスニル・バーティ・ミタル氏が、社外取締役に加わることになりました。ソフトバンクグループでは今後、インド戦略にさらに注力していくことで、「アジアインターネットNo.1」戦略を加速していく考えです。

また本総会では、「定款一部変更の件」として、「自然エネルギー等による発電事業およびその管理・運営ならびに電気の供給、販売等に関する業務」を事業目的に追加することが、決議されました。孫は、「情報通信革命で人々を幸せにできる」ということを、これまで信じて疑っていませんでしたが、3月11日の東日本大震災発生以降、依然苦しんでいる人々が多数いる状況に対し、「本当にそれだけで人々を幸せにできるのか」と考え抜いたことなど、決議前の説明において胸の内を語りました。その結果、「電気通信事業」はその名のとおり、「電気」を使って初めて「通信」ができるのだということ、従って、「エネルギー抜きでは人々を幸せにすることができない」との考えにたどり着いたことを説明しました。電力不足について、「誰も解決できないのなら、ひと肌脱ごう」と決心したこと、「1日でも早い代替エネルギーが必要」であること、そのきっかけ作りをしたいとの考えを述べました。本議案の決議後、孫は、「新しい事業の取り組みで、日本のために貢献したい。人々の幸せのために」と、改めて今後の事業展開へ向けた決意を表明しました。

今回は、株主の皆様にとどまらず、広く一般の皆様にも、正しく当社の状況をご理解いただくため、事前にTwitter上で質問を募集し、代表的なご質問やご意見について回答させていただくという新たな取り組みも行いました。質疑応答の部では、株主の皆様よりご質問やご意見、叱咤激励のお言葉をいただきました。ソフトバンクグループでは引き続き、さらに強固な経営基盤の構築に取り組み、企業価値の最大化を実現してまいります。

今後とも、皆様のご支援、ご指導のほど、よろしくお願いいたします。

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    第31回定時株主総会の模様は、当社WEBサイト上からオンデマンド配信でご覧いただけます(上映時間:約2時間21分)。
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(掲載日:2011年7月20日)