SNSボタン
記事分割(js記載用)

ソフトバンクモバイル新商品発表会「2011 Winter - 2012 Spring」

ソフトバンクモバイル株式会社(以下 ソフトバンクモバイル)は、9月29日(木)、2011年冬—2012年春商戦向け新商品発表会「2011 Winter - 2012 Spring」を開催し、Android™ を搭載したスマートフォン11機種を含む、合計15機種の新機種(「ディズニー・モバイル」の3機種を含む)や、次世代ネットワーク・サービス「SoftBank 4G」を発表しました。当日は、同社WEBサイトやUstream、Twitter、ニコニコ生放送などにて、発表会の模様をライブ中継しました。

今後の災害への備え

およそ1年ぶりの開催となったソフトバンクモバイルの新商品発表会。2011年5月に予定していた2011年夏商戦向け商品発表会は、3月11日に発生した東日本大震災による深刻な被害状況などをかんがみ、開催を自粛しました。この東日本大震災の経験を踏まえ、ソフトバンクモバイルは、国や地方自治体が災害発生時などに提供する各種緊急情報を、ソフトバンク携帯電話に配信するサービス「災害・避難情報」を、2012年2月以降に提供開始することを決定しました。

ソフトバンクグループ代表の孫 正義は発表会の冒頭、「東日本大震災を通じて、通信インフラが人々の生活のライフラインになっていることを痛感しました。新たな災害対策として、現在提供中の『緊急地震速報』に加え、『災害・避難情報』をお届けする準備を進めています」と、災害に備えた取り組みについて説明しました。
「災害・避難情報」を提供開始(ソフトバンクモバイル株式会社)

スマートフォンでの通信を高速化

2011年冬—2012年春商戦向け新機種のラインアップは、合計15機種。そのうち11機種が、GoogleのプラットフォームであるAndroid を搭載したスマートフォンです。孫は、2006年にボーダフォン株式会社を買収して以来、モバイルインターネットの世界を広げることに注力してきた過去数年を振り返り、着実に結実しつつある現状について語りました。「ようやく今日、スマートフォンの普及期がやって来ました。これから人々は、スマートフォンそのものに情報を収めるのではなく、クラウドコンピューティング(以下 クラウド)にデータを保存していくようになります。クラウドが人類の資産となる時代がまさに今、始まろうとしています」(孫)。そして、スマートフォンでクラウドを利用するうえで欠かせないものとして、「モバイルインターネットの通信速度」を挙げました。「スマートフォンとクラウドとの連携には、通信速度が大変重要になります。大容量データの送受信を瞬時に行うために、モバイルブロードバンドが必要とされます。そこで今回、ソフトバンクモバイルは、超高速のネットワークを構築し、それを活用するスマートフォンや、その他の通信機器をそろえました」と、新機種の説明を始めました。

高速データ通信を実現したスマートフォン、その名も「ULTRA PHONE」として発表した新機種は、「AQUOS PHONE SoftBank 104SH」(シャープ製)、「LUMIX Phone® SoftBank 101P」(パナソニックモバイル コミュニケーションズ製)、「AQUOS PHONE SoftBank 102SH」(シャープ製)、「HONEY BEE® SoftBank 101K」(京セラ製)の全4機種です。「ULTRA PHONE」は、下り最大21Mbps*1の高速通信が可能な「ULTRA SPEED」に対応した機種で、写真や動画などの大容量データを、簡単・便利にスマートフォンで利用できます。

これまでソフトバンクモバイルでは、「ULTRA SPEED」に対応したモバイルWi-Fiルーターなどのデータ通信専用端末を販売してきましたが、今回ついに、「ULTRA SPEED」に対応したスマートフォン「ULTRA PHONE」が誕生しました。「『ULTRA SPEED』は、新しい周波数の電波を利用していますので、道路に例えると、“混雑していない”状況。非常に快適に走ることができます。そのうえ、全国の広範囲をカバーしており、次世代高速通信の中ではもっともカバーエリアの広い通信サービスのひとつです」(孫)。

ニーズと期待に応えた多彩なスマートフォン

さらに、お客様の多様なニーズにお応えしたスマートフォンとして、「AQUOS PHONE SoftBank 103SH」(シャープ製)、「MEDIAS CH SoftBank 101N」(NECカシオモバイルコミュニケーション製)、「STAR7 SoftBank 009Z」(ZTE製)、「DELL Streak™ Pro SoftBank 101DL」(DELL製)、「AQUOS PHONE THE HYBRID SoftBank 101SH」(シャープ製)を発表しました。中でも、「AQUOS PHONE THE HYBRID SoftBank 101SH」は、「ULTRA PHONE」の「HONEY BEE® SoftBank 101K」とともに、「女の子が楽しくなるスマートフォン」がコンセプト。ポップでかわいい外観デザインのほか、毎日のスマートフォンライフを楽しくする機能が満載です。

孫は、「数年前のスマートフォンは、高機能を好む一部の方にしか使われていませんでしたが、これだけ多彩な機種がそろった今、一般の人々が当たり前のようにスマートフォンを使う時代になりました。ワンセグや赤外線通信、おサイフケータイ®に代表される日本仕様の機能も、続々と搭載されています。ソフトバンクモバイルは、今後もさまざまな特長を持つスマートフォンを開発し、幅広く提供していくことが大事だと思っています」と、スマートフォン普及にかける思いを述べました。

ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社との協業による「ディズニー・モバイル」からは、大人の女性のための2機種、スマートフォン「DM010SH」「DM011SH」と、通信機能付きデジタルフォトフレーム「DM001Photo」が発売されます。「ディズニーと連携することで、毎回素晴らしい製品が生まれています。『ディズニー・モバイル』では、お客様の心理に真正面から取り組み、ディズニーの世界感を徹底的に表現しています」(孫)。

通信の需要を幅広くカバー

スマートフォン以外の新商品は、従来型携帯電話の「PANTONE® 4 SoftBank 105SH」(シャープ製)と「みまもりホームセキュリティ SoftBank 101HW」(Huawei製)です。「みまもりホームセキュリティ SoftBank 101HW」は、外出時にセンサーが異常を検知すると、大音量アラームで侵入者を威嚇し、「異常通知メール(SMS)」を事前に指定した携帯電話へ送信するホームセキュリティです。緊急地震速報にも対応しているほか、子どもの帰宅確認や離れた家族の安否確認にも利用可能です。月額基本使用料490円*2という手ごろな価格で、防犯対策として利用できます。

ますますつながるソフトバンクへ

「移動体通信事業を提供するうえで、電波改善にも真剣に取り組んできました」(孫)と語るとおり、ソフトバンクモバイルは、「Wi-Fi」「基地局」「フェムトセル(小型基地局)」を中心に、ネットワークの強化に取り組んでおり、その最新状況が報告されました。

iPhoneやiPad、スマートフォンなどで、Wi-Fiを利用した高速通信が可能なサービス「ソフトバンクWi-Fiスポット」のアクセスポイントは、2011年9月現在、10万カ所を突破しました。

ソフトバンクモバイルは、他社の公衆無線LANスポット数と比べ、圧倒的多数のアクセスポイントを確保しています。「ソフトバンクモバイルでは家庭用のWi-Fiルーターも提供しています。至るところにWi-Fiスポットを設置し、世界に例のないネットワークが構築できたと思います。これはWi-Fiの重要性をいち早く認識し、先手を打って取り組んできた結果です」(孫)。「ソフトバンクWi-Fiスポット」における鉄道事業者との連携では、2011年5月より都営地下鉄全線の駅構内で、「ソフトバンクWi-Fiスポット」を提供しています。孫はこれに加え、東京メトロ全線の駅構内でも順次提供開始することを発表しました。

「ソフトバンクWi-Fiスポット」、10万カ所を突破(ソフトバンクモバイル株式会社)

2010年3月に「ソフトバンク電波改善宣言」を発表し、倍増計画を進めてきた携帯電話基地局については、2010年3月時点の6万基地局から、2011年9月には16万基地局を達成しました。さらに、住宅やオフィスなどの屋内に設置することでホームアンテナとなるフェムトセルは、6万カ所での設置が完了しています。孫は、「まだ満足していません。2011年と2012年の2年間で、約1兆円の設備投資を行います。電波の伝わりやすさから“ゴールデン周波数帯”と呼ばれる周波数帯に対しても、許認可を得るべく全力で取り組んでいます。引き続き、屋内外での電波対策を強化し、ますますつながるソフトバンクを目指します」と、あらためて電波改善にかける意気込みを語りました。

次世代ネットワーク・サービス「SoftBank 4G」、始まる

最後に孫は、さらなる快適さを追求すべく、新たに提供する次世代ネットワーク、「SoftBank 4G」を発表しました。「SoftBank 4G」とは、ソフトバンクグループのWireless City Planning株式会社が提供する「XGP」を高度化させた「AXGP」*3という次世代ネットワークで、諸外国で導入が進む次世代通信システムのひとつ、「TD-LTE」と高い互換性を持ちます。最高伝送速度は、業界最速*4の下り110Mbps*1。「No.1にこだわるソフトバンク。『SoftBank 4G』では他社を圧倒的にしのぐ速さを実現します」(孫)。ソフトバンクモバイルでは、2012年2月以降、このネットワークに対応した下り最大76Mbps*1の高速モバイルWi-Fiルーター「ULTRA WiFi 4G SoftBank 101SI」を発売します。提供エリアは、2012年度末には政令指定都市の99%をカバーする予定です。

発表会のステージには、「SoftBank 4G」の通信速度を体感するため、テレビCM「白戸家」シリーズで長女を演じる女優の上戸 彩さんと、「ULTRA WiFi」のテレビCMに出演中の「ウルトラマン」が登場。上戸さんは、「SoftBank 4G」を使用した場合のデモンストレーション動画を見て、その通信速度のあまりの速さに大変驚いていました。

「これからのスマートフォンは、クラウドを大いに活用することになります。ありとあらゆるデータをクラウドに保存し、それらの情報がまるで手元の端末の中にあるかのように、データを持つことができる時代が来たのです。クラウドの価値は、それぞれの端末から、いつでも高速でストレスなく接続できてこそ発揮されるもの。超高速でつながるネットワークが、次世代のスマートフォンに求められていきます。我々は技術を革新し、世界で最も優れたモバイルインターネットの会社を目指して頑張ってまいります」と孫は締めくくり、発表会は幕を閉じました。

ソフトバンクグループは、「情報革命で人々を幸せに」という経営理念のもと、事業を通じて人類と社会の発展に貢献し、新しいライフスタイルを創造し続けてまいります。どうぞご期待ください。

  • ※1
     ご利用地域によって、最大通信速度は異なります。また、ベストエフォート方式のため、回線の混雑状況や通信環境などにより、通信速度が低下、または通信できなくなる場合があります。
  • ※2
     「みまもりホームセキュリティ専用プラン」にて、「みまもりホームセキュリティ専用2年契約」(2年単位の契約/自動更新)へご契約をいただいた場合。また、更新月(契約期間満了の翌請求月・初回のみ翌々月を含む2カ月間)以外の解約などには契約解除料9,975円が必要です。なお、「みまもりホームセキュリティ専用2年契約」未加入の場合、基本使用料は月額980円になります。
  • ※3
     Advanced eXtended Global Platform
  • ※4
     日本国内のモバイルデータ通信サービスにおいて。2011年9月29日現在、Wireless City Planning調べ。
  • Google、Android は、Google Inc.の商標または登録商標です。
  • SoftBank 4Gは、第3.5世代移動通信システム以上の技術に対しても4Gの呼称を認めるという国際電気通信連合(ITU)の声明に基づきサービス名称として使用しています。
  • TwitterはTwitter,Inc.の商標または登録商標です。
  • AQUOS PHONE、AQUOSは、シャープ株式会社の登録商標または商標です。
  • LUMIX、LUMIX Phoneは、パナソニック株式会社の商標または登録商標です。
  • HONEY BEEは、京セラ株式会社の登録商標です。
  • MEDIAS、MEDIAS BEAUTYは、NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社の登録商標または商標です。
  • DellおよびDELLのロゴは、米国Dell Inc.の商標または登録商標です。
  • PANTONE is a trademark of Pantone LLC in the United States and/or other countries. ®Pantone
  • LLC, 2010. All rights reserved.
  • ULTRA SPEEDは、ソフトバンクモバイル株式会社の登録商標または商標です。
  • Wi-Fiは、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
  • おサイフケータイは株式会社NTTドコモの登録商標です。
  • Apple、Appleのロゴは、米国および他国のApple Inc.の登録商標です。iPhone、iPadはApple Inc.の商標です。
  • iPhone商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。

(掲載日:2011年10月18日)