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日本最大級の太陽光発電所 「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」の建設が決定

ソフトバンクグループで自然エネルギー事業を行っているSBエナジー株式会社(以下「SBエナジー」)と三井物産株式会社(以下「三井物産」)は2012年8月29日、鳥取県米子市崎津地区に大規模太陽光発電所「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」を建設することを発表しました。「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」は本年9月に着工し、2013年7月に完成する予定です。同日、設置および運営に関する協定についての調印式が、東京都千代田区にある帝国ホテル東京にて執り行われました。

40年使われなかった地にメガソーラーを建設

今回発表された「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」は、鳥取県米子市崎津地区に建設されます。約53.4ヘクタールの広大な土地で、出力規模は約39.5MW、年間予想発電量は約3,950万kWhの発電を見込んでいます。これは一般家庭約11,000世帯分に相当する発電量です。本事業はSBエナジーが出資して設立した「鳥取米子ソーラーパーク株式会社」が実際に運営を行います。そして同社が、鳥取県、米子市、鳥取県住宅供給公社の3者から土地を借り受け、発電を行います。発電された電気は、中国電力株式会社へ売電します。「鳥取米子ソーラーパーク株式会社」では今後、三井物産も出資する予定であるほか、地元の金融機関や企業からの出資も受け入れる予定です。

今回選ばれた用地は、もともと国の干拓事業として農業などに利用される予定で開発されましたが、漁業や環境に与える悪影響などにより、約40年利用されることがなかったという土地です。そのため、建設地となった鳥取県や米子市からは、本事業に対し大きな期待を寄せていただいています。

この「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」建設に当たり、設置および運営に関する協定についての調印式が、2012年8月29日に行われました。ソフトバンクグループ代表でSBエナジー代表取締役社長でもある孫 正義をはじめ、三井物産の飯島 彰己代表取締役社長、鳥取県 平井 伸治知事、米子市 野坂 康市長、鳥取県住宅供給公社 大谷 芳德理事長が出席し、調印を行いました。調印を終えた孫は、今回の「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」建設について、次のように抱負を語りました。

「来年の完成時点では、国内最大規模のメガソーラーになります。約40年間利用されなかった土地が、このような形でエネルギーの供給源になることは、大変な有効利用になります。鳥取の皆さまは環境に大変配慮されているということですが、環境にやさしく、エネルギー問題に取り組めるということは、地元にとっても国全体にとっても、良いことだと思います」。

一方、今回の建設地となった鳥取県の平井知事は、「地元としても全面的に協力します。再生可能エネルギーの増産に向けた協定を結んだ中国電力も、“一緒になってがんばろう”と気を吐いてくれています。このプロジェクトの成功をお祈りするとともに、ぜひとも多くの皆さまの共感とご支援が得られるように、お願い申し上げます」と、あいさつされました。

「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」では、自然エネルギーを利用したクリーンな発電事業を行うことをはじめとして、国産のソーラーパネルの積極的な利用や、地元の皆さまの雇用を推進してまいります。また、国内の他の地域でも、今後メガソーラー発電所の建設を予定しています。SBエナジーおよびソフトバンクグループでは、こうした取り組みを通じて、日本や地域の発展に貢献してまいります。今後の展開に、どうぞご期待ください。

「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」の空撮イメージ

(掲載日:2012年9月7日)