ソフトバンクNOW 2014年

災害時のネットワーク早期復旧を目指して合同訓練を実施

2014年2月27日、ソフトバンクモバイル株式会社(以下「ソフトバンクモバイル」)、イー・アクセス株式会社(以下「イー・アクセス」)、株式会社ウィルコム(以下「ウィルコム」)は、東京都江東区の国営東京臨海広域防災公園にて、大規模災害発生時の実践的なネットワーク早期復旧活動を確認する合同訓練を実施し、その模様を報道関係者向けに公開しました。

グループ一体となって災害対策を

ソフトバンクグループでは地震をはじめとした大きな災害や、花火大会・野外コンサートなど人が多数集まる大規模イベントに対応するため、小型タイプ・中型タイプ・大型タイプの合計100台の移動基地局車を全国の主要ネットワークセンターに配備しています。これらの移動基地局車は、大規模災害発生時、対策本部からの出動指示を待たずに全国から被災現場に向けて自発的に出動します。なお、小型タイプ・中型タイプの移動基地局車には、ソフトバンクモバイルだけでなく、ウィルコムの無線機も搭載されています。


移動基地局車や可搬型基地局などの設備(左)、気球基地局は地上に下ろして詳細な構造などが解説されました(右)

また、移動基地局車とは別に、衛星回線を使って通信を提供することができる運搬可能な基地局(可搬型基地局)も全国に200台配備しています。可搬型基地局は、移動基地局ではカバーしきれない通信エリアや避難所などを、スポット的にカバーするための設備で、設営に当たっては普段営業やその他の業務を行っている社員を招集し、「救援隊」と呼ばれるチームを結成して対応します。

訓練当日は、これらの装備のほかにも、基地局を動かすための燃料を運搬するタンクローリー、イー・モバイルの移動基地局車、被災地域で貸し出し予定のソフトバンク衛星電話やウィルコムのイエデンワ(PHS)など各種携帯端末が展示されました。また、展示会場の隣には気球基地局も設置され、報道陣の注目を集めていました。


展示されたウィルコムのイエデンワ(左)、ソフトバンク衛星電話(右)

今回の訓練は、都心南部でマグニチュード7.3の直下型地震が発生した場合の、全国から被災地に向けた移動基地局車、可搬型基地局、気球基地局の出動を想定して行われました。各車両が各対策本部と連絡を取り合いながら、2人1組で被災地に出動し、実際に移動基地局を立ち上げるまでの一連の作業を行いました。有事の際は、設営場所などの環境により基地局立ち上げに要する時間は変わるものの、訓練では移動基地局車で約30分、組み立てなど設営に手間の掛かる可搬型基地局でも、約1時間で完了できることを確認しました。今回の災害対策訓練は、ソフトバンクモバイル、イー・アクセス、ウィルコム各社の技術メンバーおよび救援隊が全国から参加した、初めての合同訓練となりました。

訓練終了後、ソフトバンクモバイル 保全運用本部長の池田 英俊は次のように総括しました。
「今回は2人1組で作業を行いましたが、実際の現場では、1人だったり、もっと大人数だったりと、いろいろなケースが考えられます。これからも、さまざまなケースを想定しながら、災害対策に取り組んでいきたいと考えています。また、被災地の環境は平時とは全く異なると思います。その中でも、『自分ができることは何か』を常に創造的に考えることが重要です。今後も、イー・アクセスやウィルコムも含め、グループ一体となって大規模災害発生時における通信の確保と迅速な復旧に備えてまいります」

(掲載日:2014年3月13日)

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