先端技術研究所の研究員がITU-R・WP5A 配下のワーキンググループ の議長に選出

#自動運転, #コネクテッド

Newsニュース

◾️ ITU-R・WP5A配下のワーキンググループの議長に当研究所研究員が選出

ソフトバンクの先端技術研究所は、国際電気通信連合無線通信部門(ITU-R ※1)・WP5A ※2(陸上移動通信)配下のワーキンググループ(WG3 ※3)において当研究所の吉野 仁が議長に選出されたことをお知らせいたします。

ITU-Rは、無線通信に関する規則の制定や標準化を行うITU ※4の部門の一つで、周波数や衛星軌道の利用方法などについての国際的な合意形成や規則改正等を行っています。今回選出されたのは、ITU-Rの中の地上系通信研究委員会(SG5 ※5)に連なるWP5A ※4 のWG3の議長です。WG3では、交通分野の陸上移動無線として、高度道路交通システム(ITS ※6)や鉄道無線システムなどについて検討し、ITU-R勧告や報告書の策定に向けて議論を進めます。

吉野は2024 年まで同WP5AのWG5(新技術)の議長を務め、ITS通信、テラヘルツ通信、IoT通信などの無線通信システムに関する電波利用の国際標準の策定や、コグニティブ無線、アダプティブアンテナなどの無線技術に関するITU-R勧告や報告書の作成に貢献してきました。

今後はWG3の議長として、CAV(Connected Autonomous Vehicle ※7)をはじめとする交通分野の地上系無線通信システムの国際標準化の取り組みを進めていきます。

今後もソフトバンクは、ITU-Rでの標準化活動を通じて、より高度で安全な交通システムの実現に貢献していきます。

◾️ ITS情報通信システム推進会議より感謝状を授与

2024年6月21日に行われたITS情報通信システム推進会議の総会で吉野へ感謝状が授与されました。
長年、電波利用に関する国際標準化に尽力し、ITSに関わる情報通信技術の発展に貢献した点が評価されました。

全固体電池のメリット | HAPS向け全固体電池350Wh/kg実証~均質化編~
  • ※1 ITU-R:International Telecommunication Union – Radiocommunication Sector
  • ※2 WP5A:Working Party 5A
  • ※3 WG3:Working Group 3
  • ※4 ITU:International Telecommunication Union, 国際電気通信連合
  • ※5 SG5:Study Group 5
  • ※6 ITS:Intelligent Transport Systems
  • ※7 CAV:Connected Autonomous Vehicle, コネクテッド機能(=常時通信機能)を備えた自動運転車のこと。

Our Research Scope研究領域