2018年4月18日

電気の豆知識

地球にも家計にもやさしい省エネ・エコ家電
省エネ性能の高いおすすめ家電をご紹介!

皆さんは、家電製品を何年くらい使い続けますか?

普通は壊れるまで(中には壊れて修理して)使い続ける方が多いと思います。
長く使えば使うほど、「経済的」と思われがちですが、果たしてそうでしょうか?

家電製品は、新しい機種ほどエネルギー効率が高く、少ない電力で稼働してくれるという傾向がありますので、古い機種を長く使っていると、お財布にも地球環境にも思わぬ負担をかけている場合があります。
そこで、今回は「省エネ家電」「エコ家電」についてご紹介したいと思います。

古い家電には、いわゆる「味」がありますが、使いづけると思わぬ落とし穴も。
古い家電には、いわゆる「味」がありますが、使いづけると思わぬ落とし穴も。

省エネ家電とエコ家電の違い

なんとなく曖昧に使っている「省エネ家電」と「エコ家電」と言う言葉。
正確にはそれぞれ違う意味を持っています。

省エネ家電

「省エネ」というくらいですから、使用するエネルギーが低い家電のことです。

「省」:通常利用する際にエネルギー効率がよく、結果として消費電力量が少ないです。
また、多くの機種に、「エコモード」「省電力モード」といった名称で、消費電力量を下げる機能が搭載されています。
「エネ」:電力だけでなく、ガスや水も含んだ広義のエネルギーを指しています。

省エネ家電は、お財布にも地球にも優しい家電と言えます。

エコ家電

エコ家電は、省エネ家電が持っている省エネ的な機能に加えて、二酸化炭素の排出量を減らすなど環境への負荷を軽減したものを言います。
梱包や商品自体の材料も環境に配慮したものを用いたり、輸送にも自動車だけでなく一部貨物列車を使ったりするなどの努力がされています。

省エネの基準とは?

一言で「省エネ」と言っても、メーカー各社がそれぞれの基準で「省エネです!」と主張していると、消費者からすれば「基準は?どのくらいの省エネ?」となってしまいますよね。

そこで、日本工業規格(JIS)は、2000年8月に「省エネルギーラベリング制度」を設けて、3種類のラベリングで製品の省エネ性能を表しています。
対象となる製品は、冷蔵庫、テレビ、エアコン、電子レンジなど21品目に及び、多岐にわたってラベリングしています(2015年3月時点)。

① 省エネルギーラベル

その製品が、国の定める省エネ基準(トップランナー基準※1)をどの程度満たしているかを表示しています。

経済産業省資源エネルギー庁

出典:経済産業省資源エネルギー庁

  • ※1
    『トップランナー基準』とは?

1998年に制定された改正省エネ法に定められた基準で、乗用/貨物自動車、電気冷蔵庫、エアコン、照明器具など全部で26機器が対象となっています(2013年時点)。
基準が定められた時点での同機器の中でもっともエネルギー効率の高い製品を「トップランナー」と位置づけ、その製品に対してどのくらいエネルギー効率が高いかを表しています。

② 統一省エネルギーラベル

省エネルギーラベルの情報に加えて、以下の内容を表示しています。

  • メーカー名/製品名
  • 1年間使用した場合の電気代(目安※2
  • 市場における省エネ性能の高い順番に多段階で評価したもの(★1から★5まで)
  • ラベル自体が何年度のものか
  • その他製品特性に関する情報(「ノンフロン冷蔵庫」など)

もっとも詳しいラベルですね。

経済産業省資源エネルギー庁

出典:経済産業省資源エネルギー庁

ちなみに、省エネ性能を★で表した「多段階評価制度」ですが、対象になる品目が決まっています(21種類すべてではありません)。
それは、冷蔵庫、テレビ、エアコン、照明器具、温水洗浄便座の5品目で、それぞれ省エネ基準の達成率によって星の数が決まっています。

  • ※2
    「1年間使用した場合の電気代の目安」は、エリアや電力会社によって微妙に違うので、社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が定めた「1kWhあたり27円」という単価で計算しています。

③ 簡易版統一省エネルギーラベル

省エネルギーラベルの情報に加えて、

  • メーカー名/製品名
  • 1年間使用した場合の電気代(目安)
  • ラベル自体が何年度のものか、 を表示したものです。

「統一省エネルギーラベル」と比較して多段階評価が入っていません。

経済産業省資源エネルギー庁

出典:経済産業省資源エネルギー庁

冷蔵庫・テレビ・エアコンについて、省エネ評価★5のものを紹介

家庭における消費電力量の多い、冷蔵庫・テレビ・エアコンについて、多段階評価の★が5個のものを紹介します。

前述の通り、同じ達成率でも得られる星の数が品目ごとに違います。
例えば、冷蔵庫は100%以上で5つ星が獲得できますが、テレビは100%でも星は2つです。
いずれにしても、5つ星を獲得している製品は、相当省エネ性能が高いと考えてよさそうですね。

①おすすめの冷蔵庫

紹介する冷蔵庫は、シャープのプラズマクラスター冷蔵庫SJ-GX55Dです。

シャープ/SJ-GX55D

出典:シャープ株式会社

★この冷蔵庫のここがすごい!

① プラズマクラスターうるおいチルド
プラズマクラスターイオンを放出し、きれいな空気で食品の鮮度を守る。

② 雪下シャキット野菜室
野菜は寒さから身を守ろうとするとき、でんぷんが糖に分解されて甘みが増加。その甘さを引き出すため、雪国で野菜を雪の下に置いて長期間鮮度を保つ方法に近い状態を再現。

③ 大容量メガフリーザー
作り置き冷凍食品もたっぷり収納。

年間消費電力は255kWhで、省エネ基準達成率は121%です。
また、無線LANを搭載しており、スマートフォンと連携でき、AIがレシピを提案してくれるAIoT冷蔵庫でもあります。
IoT家電については、以前の豆知識で紹介しておりますので、興味のある方はそちらもお読みください。

「家電大賞2017冷蔵庫部門」を受賞した銘品です。

②おすすめのテレビ

紹介するテレビは、東芝の58インチの4K液晶テレビ、REGZA 58M510Xです。

REGZA 58M510X

出典:東芝映像ソリューション株式会社

★このテレビのここがすごい!

① レグザエンジンBeauty
「美肌リアライザー」と「地デジビューティー」機能により、人物の質感を美しくリアルに再現しながら、地デジ放送のノイズを低減し高精細に映し出す。

② 豊かなサウンド
オンキヨーと共同開発した新開発のスピーカーをテレビの前面に配置することで、低域から高域まで透明感のある響きと厚みのある豊かなサウンドを再現。

③ 映画やドラマも好きなだけ
「動画配信サービス&みるコレ」のほか、NetflixやひかりTV、YouTube™ やDAZNなどにも対応。

年間消費電力107kWhで、省エネ基準達成率は251%です。
テレビは省エネ基準で5つ星を取るために246%の達成率が必要ですが、このテレビはその基準をクリアし、見事5つ星の評価を獲得しています。

機能面はもちろん、省エネの面でも非常に優れた製品となっています。

③おすすめのエアコン

ここでおすすめするエアコンは、ダイキンの「うるさら7(Rシリーズ)」です。

ダイキン/AN63VRP

出典:ダイキン工業株式会社

★このエアコンのここがすごい!

① 無給水加湿(うるる加湿)
外の空気中の水分をエアコンが取り込み、無給水で冬の肌や部屋にうるおいを届ける。

② 足元からの暖房気流
床面からぬくもりが広がる垂直気流で、風を感じにくい快適空間を提供。「ヒートブースト制御」や「低温ブースト制御」などの新機能搭載で、暖房の立ち上がりスピードもアップ。

③ 夏の快適冷房
冷房気流が温度も湿度もすばやく下げて、室内環境を快適に、心地よさも長続き。快適湿度までの到達時間を短縮させる新機能「クールブースト制御」を搭載。

④ お手軽クリーン
独自のストリーマでエアコン内部のカビなどを防止。さらに、フィルタの汚れも自動で掃除。エアコン内部も、室内も清潔に保つ。

年間消費電力107kWhで、省エネ基準達成率は251%です。

ダイキン工業株式会社は、平成27年度地球温暖化防止活動環境大表彰を、技術開発・製品化部門で受賞しています。
温暖化影響の少ない冷媒HFC-32を採用した空調機を世界に先駆けて商品化し、日本国内をはじめ世界各国に展開して地球規模の温暖化抑制に貢献したことが、その受賞理由です。
今回紹介したエアコン「うるさら7(Rシリーズ)」に、このHFC-32が採用されています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

家電製品の購入に際して、多くの人は価格と一般的な機能を材料に検討されると思います。
ただ、省エネやエコといった観点から製品を選ぶことによって、長い目で見ると家計の助けにもなり、環境保護にも役立つことになります。
ぜひこれを機に、省エネルギーラベルを参考に、購入する家電を検討してみてください。

また、家電購入後にも使い方次第で節電することができます。
その点につきましては、「節約術 家庭の電気代 節約実験室」で紹介しておりますので、チェックしてみてください。

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