社員紹介
桜庭 牧之
makino sakuraba

東京大学との共同研究にも参画。
最先端のAI技術で新たな価値創造を目指す

桜庭 牧之 研究開発 研究開発
[ 2017年度中途入社 ]
[ 2017年度中途入社 ]

中国の大学院で機械学習とライフログを専攻。その後、日本の文化に興味があったことから、日系の大手エレクトロニクスメーカーに入社し、ユーザーのデータ分析やアプリケーション開発に携わる。約4年間勤務した後、ソフトバンクがAI人材の採用を始めたことを知る。明確なビジョンを持ってAIの専門部署を立ち上げる企業は極めて少なかったこともあり、そのビジョンに共感して入社を決意する。

キャリアサマリー

CAREER SUMMARY
前職

大手エレクトロニクスメーカーでアプリケーション開発

2012年にグローバル採用を通じて前職の日系エレクトロニクスメーカーに就職。2年間、アプリケーションの開発に従事する。2014年からはネットワークエンジニアリング&オペレーション部門にて、自社サービスのソーシャルメディアのデータ分析と、分析システムの構築・テストの自動化を行う。

1〜3年目

AI技術を活用したソリューション企画・開発

2017年にソフトバンクに転職し、関連する単語や文章を提示してブレインストーミングを支援するソリューションや、SNSの画像からユーザーの嗜好性や特徴を推定するソリューションのPoC開発、自然言語分類器の追加開発、回帰型ニューラルネットワーク技術を用いた基地局の温度の異常検出など、AI技術を活用したさまざまな業務に携わる。

現在

ヘルスケア分野などにおける、AI技術を活用したソリューションの企画・開発

東京大学などと設立した「Beyond AI 研究推進機構」に参加し、処方箋のOCRエンジンの開発やヘルスケア分野の研究などに携わっている。

東京大学との共同研究にも参画。
最先端のAI技術で新たな価値創造を目指す

AI専門部署でAI技術を深めたい

私は中国の大学院で機械学習とライフログの研究を行い、前職ではディープニューラルネットワーク(DNN)技術を利用した業務を担当していました。DNNは将来有望な技術であり、私はAIの専門部署で商用化に取り組んでいきたいと考えていたのですが、前職にはAIに特化した専門の部署は存在しませんでした。そんなとき、ソフトバンクがAIの専門部署を立ち上げてAIエンジニアの採用を行うことを知り、まさしく自分が挑戦したいポジションだと考えて転職を決意しました。
入社後はAIエンジニアとして機械学習を用いた新規ソリューションの研究や構築に携わり、入社1年目にはSNSの画像からユーザーの嗜好性や特徴を推定するゼロショットラーニングの技術を用いたソリューションの開発を担当。上司から紹介された論文に書かれていたアルゴリズムを初めて実装し、実際にデモ機も開発しました。その後、ソーシャルメディアを持つ他社も似た技術を実装しましたが、他社より早い時期にこのアルゴリズムを実装できたことには達成感がありました。

医療分野やヘルスケア分野のAI研究を行う

ソフトバンクは東京大学などと「Beyond AI 研究推進機構」を設立しており、現在は私もその一員として、次世代健康医療データプラットフォーム「NeXEHRS」に関する処方箋OCRエンジンの開発や、ヘルスケア分野のプロジェクトに参画しています。処方箋OCRエンジンについては、日本の電子カルテの標準化を推進する点で大きな意義のあるプロジェクトになります。 また、ヘルスケア分野のプロジェクトの一つとして、フィットビットなどのウェアラブルデバイスのデータからユーザーの睡眠とストレスの関係について分析を進めており、既に睡眠中のストレスの状況はある程度、把握できるようになってきています。睡眠時のデータ収集や分析はソフトバンクだけでは難しいため、東京大学の医療専門家からの協力やアドバイスを受けられることには大きな意味があります。 これらのプロジェクトがビジネスに結びつくのはまだ先になると思いますが、利益を追い求めるだけでなく、純粋な気持ちで研究に没頭できるのは、AIの専門部署の大きな魅力であると考えています。

早期にAIに注力したアドバンテージがある

ソフトバンクは元来、ひとつの事業だけにとらわれている会社ではありません。これから発展する分野を早期に発見し、開拓していく能力が極めて高い会社です。さらには、社会をより良くしていこうという明確なビジョンもあります。
これからの社会はAIの時代になることは間違いありませんが、ソフトバンクは次の時代を見据え、AI技術の研究開発に積極的に投資しています。特にディープラーニングの発展初期から知見を蓄え続け、他の組織よりも先行しているため、新たな人材も短期間で成長できるというメリットがあります。
新しい領域への挑戦には、失敗のリスクもありますが、私自身、失敗を恐れることなく挑戦を続け、多くのことを学びながら、「Beyond AI 研究推進機構」のプロジェクトを成功させたいと考えています。そして将来的には、ソフトバンクの新たなビジネス創出に貢献したいです。

 

1日の流れ

DAILY STREAM OF TIME

出社、連絡事項の確認

データの分析業務と文献調査

ランチ

開発業務

資料作成・修正

退社

メッセージ

ソフトバンクほどAI技術に積極的に投資している会社はなかなかありません。AIの専門家になりたいという人にとっては最適な環境です。通信事業など他の事業の柱も強固なので、経営的に安定しているという安心感もあります。AIへの熱意にあふれる人材が集い、技術的な交流も盛んな環境なので、これからAIを学びたいという人にもぜひ参加してほしいと思います。

※2021年2月時点の情報です。

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