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「みんなの家七夕祭り」で流しそうめんを開催! 2015年10月 東日本大震災 被災地の今

ソフトバンクグループでは、公益財団法人 東日本大震災復興支援財団の「『あの日』を忘れない宣言」の趣旨に賛同し、皆さまと共に「チャリティホワイト」など、さまざまな支援を行ってきました。

「被災地の今」では、支援先である非営利団体からの活動レポートや被災地の現状を紹介しています。

乳幼児対象室内遊び場「ちびひろ」

特定非営利活動法人 冒険あそび場 せんだい・みやぎネットワーク

乳幼児対象室内遊び場「ちびひろ」は、毎週木曜日に借り受けた町内会館で活動しており、今年で4年目を迎えます。
開始当初に来ていた子どもたちは幼稚園生となるなど、遊び場に訪れる親子の世代交代が進む中、常連のお母さんたちが、「こんにちは。あ! うちの子と同い年ですね」とすぐさま声を掛け、初めて遊びに来た親子が孤立感を感じないように心配りをしてくれています。

乳幼児対象室内遊び場「ちびひろ」

「ちびひろ」ではあえて参加者名簿などに記入する方法はとらず、名前と月齢を書いたガムテープをお子さんの背中に貼ってもらっています。またお母さんにもその子の親だと分かるよう、テープを貼ってもらい、子どもの月齢などをきっかけに母親同士が声を掛けやすくなる環境をつくっています。

「ちびひろ」を始めたきっかけは2015年8月の活動レポートで紹介した「伊在二丁目公園あそび場」での活動でした。地域の公園で遊び場を始めてみて、三つの特徴や問題点が見えてきました。

  1. 乳幼児親子がたくさん集まる公園である。
  2. 友達同士で来ている親子と、単独で来ている親子の交わりがない。
  3. 初めての子を持つ親にとって幼児の「外遊び」は思ったよりハードルが高いのではないか。

そこで、まずお母さん同士をつなげるため、普段から集まることができる場所をつくらなければならないと考え、雨でも寒い冬でも遊べる室内遊び場の活動を始めました。
「ちびひろ」での取り組みの結果、母親同士が積極的にお話をするようになり、交流の輪が広がっています。また、お母さんたちの「外遊び」に対するハードルも確実に低くなっているように感じます。

現在、「ちびひろ」の近くでは集団移転で移り住む人の家や、復興公営住宅の建設が進んでいます。町内会施設を活動場所にしていることを生かしながら、新たに移ってくる人たちと、もともといる人たちが出会える場所になったらいいなと考えています。

特定非営利活動法人 冒険あそび場 せんだい・みやぎネットワーク

「みんなの家七夕祭り」で流しそうめんを開催!

特定非営利活動法人 ビーンズふくしま

夏休み中、「みんなの家」は小学生の子どもたちで連日大にぎわいでした。
2015年8月に開催した「みんなの家七夕祭り」では、流しそうめんを行うことになりましたが、「福島の竹の放射線量が気になる…」というお母さんたちの気持ちを考慮して、流しそうめん器をペットボトルで作ることとなり、若者同士の交流会・ボランティア活動を行う「ユースプレイス」のスタッフたちが、制作してくれました。

「みんなの家七夕祭り」で流しそうめんを開催!

試作を重ねて、さぁ、本番です。「何人来てくれるかな?」とドキドキしながら待っていると、なんと70名の方が来てくれました。
短冊に願い事を書き、楽しい人形劇を見た後は、お待ちかねの流しそうめんです。小さい子から順番に食べました。そうめんのほか、トマト、オクラ、キュウリ、ゆで卵、最後はキャンディーまで流れてきました。
流しそうめん以外にも、読書感想文、自由研究、図画などの夏休みの宿題お助け講座や映画上映会などが行われ、とても楽しい一日を過ごしました。

9月は、ご近所の皆さんに詩吟を披露していただいたり、お母さんたちが企画したスムージーづくり講座、北海道の人形劇団「こぐま座」さんによる親子での観劇を通して、8月同様、地域や若者、そしてさまざまな方々とのたくさんの交流が生まれました。
「みんなの家」の様子は、スタッフがブログにつづっていますので、ご覧ください。
今月も皆さまの温かいご支援をありがとうございました!

「みんなの家」スタッフブログ「みんなの家@ふくしま」

3.11 TOHOKU 応援はつづく ~忘れない、あの日を。つなげよう、未来へ。

「そのとき、つながるということ」 東日本大震災から10年、進化し続けるソフトバンクの災害対策

(掲載日:2015年10月9日)