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シェアリングサービスのキーパーソン座談会(WeWork、OpenStreet、ソフトバンク)

シェアリングサービスのキーパーソン座談会。OpenStreet 横井晃、ソフトバンク 北原秀文、WeWork 髙橋正巳

日本のシェアリングサービスをリードし、ソフトバンクとも関係のある、OpenStreetの横井晃さん、ソフトバンクの北原秀文さん、WeWorkの髙橋正巳さんの座談会を実施し、編集部がイケメン3名の「仕事をする上での心がまえやエピソード」を聞いてきました。

コーヒーを片手にリラックスしながら、でも真剣に。

プロフィール

OpenStreet株式会社 代表取締役 横井晃さん

OpenStreet株式会社 代表取締役 横井晃さん
ソフトバンクグループの新規事業提案制度から生まれたシェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」を展開。

ソフトバンク株式会社 テクノロジーユニット 技術戦略統括 グローバル事業戦略本部 本部長 北原秀文さん

ソフトバンク株式会社 テクノロジーユニット 技術戦略統括 グローバル事業戦略本部 本部長 北原秀文さん
ソフトバンクのIoTプラットフォームと、車両の入出庫を感知できるカメラセンサーシステムを組み合わせ、個人や企業が保有する駐車場や遊休地を有効活用できるシェアリングサービス「BLUU Smart Parking(ブルースマートパーキング)」を展開。

WeWork Japan 合同会社 日本ゼネラルマネージャー 髙橋正巳さん

WeWork Japan 合同会社 日本ゼネラルマネージャー 髙橋正巳さん
世界各国に拠点を持つ、コミュニティ型ワークスペース「WeWork」を展開。ソフトバンクとの合弁で日本市場に上陸。

サービスが提供できる価値、乗り越えてきた壁

Q. サービスの立ち上げ/運営時に心がけていることや大変だったエピソードは?

WeWork Japan 合同会社 日本ゼネラルマネージャー 髙橋正巳さん

髙橋:WeWorkは「コミュニティ・ビジネス」という新しい概念のサービスなので、メンバーさん(WeWorkの利用者)が具体的にどんな価値を得られるのかを感じていただく必要があります。目に見えないコミュニティの価値は、WeWorkという環境に身を置きながら、自発的にインプットをすることで初めて得られるもの。その認識を持っていただけるように努力しています。

ソフトバンク株式会社 テクノロジーユニット 技術戦略統括 グローバル事業戦略本部 本部長 北原秀文さん

北原:僕は元々ネットワークの部署で企画をやっていて、シェアリングビジネスのような新しいビジネスとは疎遠でした。通信ビジネスが飽和状態の今、ソフトバンクとして新しいサービスを生み出すために、一昨年に新しい部署を作りました。そこで混成チームで企画をしたサービスの一つが「BLUU Smart Parking(ブルースマートパーキング)」です。

企画って楽しいんですよね。「あれもやりたい、これもやりたい」と夢が広がりますし。ただ、実際の立て付けのフェーズになってプロジェクトを動かすとなると、部門を横断して各課題を調整していくのにチームが産みの苦しみとして四苦八苦しながら一所懸命頑張っています。大きい組織の中で新しいサービスをやっていく大変さと醍醐味がチームにとっても私にとっても勉強になっています。

OpenStreet株式会社 代表取締役 横井晃さん

横井:シェアサイクリングの事業を全国展開しているのですが、ローカライズが難しいですね。東京や地方ならではの個々の課題があります。

例えば、地方の観光地でいうと「バスやタクシーが利用されていない」「若手が流出し、人材が不足している」などの課題があります。そこに我々が自転車のサービスを提案すると、「タクシーがもっと利用されなくなるのではないか?」などの不安な声が上がることがあります。

それも、連携の仕方次第だと思っていて。普段は自転車を使っていても、雨が降ったら乗れないので、自転車とID連携しているタクシーを呼べるようにしたり、状況に応じて最適な交通手段を使い分けられるようなソリューションにできればと思っています。

オーナーという意識が自発性につながる

Q. マネジメントの立場として心がけていることは?

WeWork Japan 合同会社 日本ゼネラルマネージャー 髙橋正巳さん

髙橋:「オーナーシップマインドセット」を意識しています。例えば、イベントをやるときに「こういうことをやりたいから、〇〇をいくらで買ってもいいですか?」と聞かれても、私は「それが多いのか少ないのか分からないので判断できません」と答えます。

オーナーという立場に立ったときに、それがどんな効果に繋がるのか、それがちゃんとメンバーさんのためになり、我々のビジネスのためになるのか、までを意識するようになると、チームが自主的に動いてくれるようになるんですよね。

ソフトバンク株式会社 テクノロジーユニット 技術戦略統括 グローバル事業戦略本部 本部長 北原秀文さん

北原:言われてやるのと、自主的にやるのでは全然違いますよね。その話、今度僕のチームで講演してもらいたいです(笑) でかい組織だと承認を得ること自体が仕事になりがちなんですよね。自主的に動いて、自分の裁量を超えてしまっても「勝手に超えちゃいました、ごめん」くらいのほうが僕は好きですね。

ちなみに、企画を持っていったときに孫さんによく言われるのが「できない理由を述べるのは万人の人ができる。どうすればできるようになるかの提案を持ってこい」と。それを常にチームのメンバーに言っています。

あとは、プロジェクトごとの配役に気をつけていて、僕みたいに突っ走る人だけだと歯止めがきかなくなるので「突っ走る人」「止める人」「よく考える人」のバランスを見ながらアサインしています。メンバーがどう思っているかはわからないですけどね(笑)

OpenStreet株式会社 代表取締役 横井晃さん

横井:OpenStreetという社名に込めた思いの一つが「道を開いていく」。チーム全体でそれを成し遂げるために、環境づくりを徹底して心がけています。人は環境ですべて変われる、と。それで働き方やマインドが良い方向に向かうと信じています。

それを考えるとWeWorkという場所はとても良い環境だと思っています。そういえば、最初はみんなスーツを着て来るのですが、だんだんカジュアルになっていくんですよね(笑)

ソフトバンク株式会社 テクノロジーユニット 技術戦略統括 グローバル事業戦略本部 本部長 北原秀文さん

北原:ここ、スーツ合わないですしね(笑)

Q. 仕事のポリシーや座右の銘は?

Q. 仕事のポリシーや座右の銘は?

WeWork Japan 合同会社 日本ゼネラルマネージャー 髙橋正巳さん

髙橋:ワクワクする場所に身を置くことですね。自分の強み、パッション、世の中に残したいインパクトが交わる場所に身を置くようにしています。

ソフトバンク株式会社 テクノロジーユニット 技術戦略統括 グローバル事業戦略本部 本部長 北原秀文さん

北原:ベタですが、ネバーギブアップ。学生時代にベンチャー企業をやっていて、1年半契約が一切取れなかったのですが、諦めなかったらいけました。そのときの諦めない心が今でも根付いてますね。

OpenStreet株式会社 代表取締役 横井晃さん

横井:本場と現場ですね。本場で体験して感じて、現場でまずはやってみることを大事にしています。じゃないと何も理解できないですし、HELLO CYCLINGのサービスは誰よりも使っていると思います。

Q. OFFでハマっていることやマイブームは?

WeWork Japan 合同会社 日本ゼネラルマネージャー 髙橋正巳さん

髙橋:最近は部屋のインテリアにこだわり、新しい家具などを揃えて模様替えするのがマイブームです。

ソフトバンク株式会社 テクノロジーユニット 技術戦略統括 グローバル事業戦略本部 本部長 北原秀文さん

北原:最近はアイルランド関連で仕事する機会が多いのですが、ウイスキーにハマり始めています。

OpenStreet株式会社 代表取締役 横井晃さん

横井:ロードバイク(スポーツタイプの自転車)です。先日は富士ヒルクライムに初挑戦し、時間ギリギリでしたが完走することができました。来月はツール・ド・東北に挑戦します。

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(掲載日:2018年8月21日)
文:ソフトバンクニュース編集部