ソフトバンク傘下でスマートモビリティサービスの事業を推進するSBドライブが茨城県境町と連携協定を締結し、2020年4月から、境町が国内で初めて期間を限定せずに自律走行バスの公道での定時・定路線運行を開始することを発表。2020年1月27日に協定締結式が行われました。
自治体が熱望する「移動弱者の足」。異例のスピードで導入を決定
境町は、高齢化に伴う免許返納者の増加やドライバー不足による公共交通機関の維持など、住民にとって使いやすい交通サービスの拡充を喫緊の課題として抱えています。
橋本町長がSBドライブによる自動運転の実証実験を知ってから町議会での承認を取り付けるまで、わずか “2カ月” という異例のスピードで導入を決定。自治体トップの熱意が、国内初めての自律走行バスの実用化につながりました。
今後は、SBドライブが境町にサテライトオフィスを開設し、バスの運行管理全般をサポート。SBドライブが保有するバスを使い町内の医療施設や郵便局、学校、銀行などをつなぐルートで自律走行バスの運行を開始します。2020年の夏ごろには、境町が購入した車両3台を活用した運行が予定されています。
国内初、自治体が公道で自律走行バスを実用化
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(掲載日:2020年1月28日)
文、撮影:ソフトバンクニュース編集部