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料理を運んでくれるロボットが登場。配膳・運搬ロボット「Servi」をソフトバンクロボティクスが発表

料理を運ぶ時間を接客時間へ。ソフトバンクロボティクスが飲食店などの運営を効率化する配膳・運搬ロボット「Servi」を発表

9月28日、ソフトバンクロボティクス株式会社(以下「ソフトバンクロボティクス」)が新事業戦略発表会を開催。ニューノーマル時代の取り組みと、飲食店などの業務効率化に向けて開発された配膳・運搬ロボット「Servi(サービィ)」を発表し、ゲストとして登場した広瀬すずさんが「Servi」による接客を体験しました。

生活様式が大きく変わりゆく中、ロボットに期待される役割も変化

冒頭、ソフトバンクロボティクスグループ 代表取締役社長 兼 CEO 冨澤文秀が登壇し、暮らしやビジネスの形が変化しつつある昨今の取り組みについて紹介。

ソフトバンクロボティクスグループ 代表取締役社長 兼 CEO 冨澤 文秀

ソフトバンクロボティクスグループ 代表取締役社長 兼 CEO 冨澤 文秀

世界中で1万台以上が稼働しているロボット掃除機「Whiz(ウィズ)」については、総走行距離が地球14周分に達したと発表。人型ロボット「Pepper(ペッパー)」が、来店客の体表温度を1秒以内に測り、結果に応じた声かけまでをワンストップで行う「サーマルPepper パック」の提供開始についても触れました。

負荷の大きい配膳業務をロボットに任せることで、人は接客など付加価値の高い業務へ集中

続いて、ソフトバンクロボティクス 常務執行役員 坂田大が新しく発表された配膳・運搬ロボット「Servi」について説明。

総積載量は35kg。高性能センサーによりスムーズに障害物を避け、約60cmの狭い通路も通り抜け可能。目的地を選んでタップするだけのシンプルな操作性も特長

総積載量は35kg。高性能センサーによりスムーズに障害物を避け、約60cmの狭い通路も通り抜け可能。目的地を選んでタップするだけのシンプルな操作性も特長

人手不足である外食産業における生産性の改善や、新型コロナウイルスの影響による非接触ニーズに応えるため開発された「Servi」。

不安定な状態で重いものを長い間歩いて運ぶため、ホール業務の中でも負担が大きいとされている配膳・下げ膳業務を「Servi」が担うことで、人はお客さまへの対応など付加価値を高める仕事に集中することができると強調。半年間の実証実験を経て、すでに約3,000kmを走行していると述べました。

 

実験に協力したパートナー4社からは、 「接客時間が2倍に増えた」 「ロボットは作業、スタッフは“サービス”に集中するので、従業員満足度が向上した」 「“Servi”をきっかけにお客さまとの会話が広がるだけでなく、スタッフ同士のコミュニケーションも活性化している」 などの声が寄せられ、「Servi」への高い評価が示されました。

株式会社とんでんホールディングス 代表取締役社長 長尾 治人氏

株式会社とんでんホールディングス 代表取締役社長 長尾 治人氏

「Servi」の初仕事! 広瀬すずさんが接客を体験

広瀬さんの大好物、ニラを用いたパンケーキ、餃子、ハンバーガーを運んでくる「Servi」

広瀬さんの大好物、ニラを用いたパンケーキ、餃子、ハンバーガーを運んでくる「Servi」

最後に、ゲストとしてソフトバンクロボティクスのCMに出演する広瀬すずさんが登場し、「Servi」による接客を体験。

「こんな近くまで来てくれるのはすごいなっていうのと、すごい静かですね。なんか、近寄ってくるのをずっと見ちゃいますね」とコメント。大好物だというニラをテーマにした料理のフルコースを前にし、笑顔を見せました。

 

2021年1月の販売開始に先立ち、現在東急プラザ渋谷5階の「Pepper PARLOR」にて、「Servi」による料理配膳や活用方法を疑似体験できる体験会を開催中です。

「Servi」について詳しくみる

(掲載日:2020年9月30日)
文:ソフトバンクニュース編集部