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通期過去最高益に向けグループサービスのシナジーを強化 -ソフトバンク株式会社 2022年3月期 第3四半期 決算説明会レポート

2022年2月3日、ソフトバンク株式会社の2022年3月期 第3四半期 決算説明会が開催され、代表取締役 社長執行役員 兼 CEOの宮川 潤一が連結業績について説明しました。

  • 決算説明会の動画全編(プレゼンテーション・ 質疑応答)はこちらからご覧いただけます。

過去最高益となる通期業績予想の達成に向け順調に推移

第3四半期時点において、通期業績予想に対する売上高の進捗率は76%、営業利益の進捗率は84%と、期初に発表した予想通り順調に推移し、通期で過去最高益を見込むとしました。

通期業績予想

売上高は4兆1,738億円と前年同期比で10%増加、営業利益は8,212億円と前年同期比で2%減少となりました。通信料値下げの影響などによりコンシューマ事業が減益した一方、法人事業とヤフー・LINE事業が順調に増益しています。

通期業績予想進捗率

法人事業、ヤフー・LINE事業は引き続き好調。モバイルビジネスとグループサービスのシナジーが順調に進捗

法人事業の売上高は前年同期比で4%増加、営業利益は13%増加。ソリューションなどの売上高において、継続収入が前年同期比で22%増加しました。主な動向として「デジタルマーケティング領域は前年同期比210%に成長、セキュリティー領域は前年同期比142%に成長」と説明しました。

法人事業

コンシューマ事業は、通信料値下げの影響などにより営業利益が前年同期比で減少しましたが、モバイル契約の純増数が順調に回復し、スマートフォン累計契約数が前年同期末から6%増加しました。

モバイル契約純増数

また、モバイルビジネスと、PayPayやLINEなどグループサービスのシナジーが順調に推移していることに触れ、「グループサービスの利用促進はソフトバンクのモバイルユーザーの解約率低減にも寄与している」とシナジーの効果を説明し、今後もグループでの連携を強めていく、とコメントしました。

グループサービス実績

ヤフー・LINE事業は、LINE株式会社の子会社化に加え、メディア領域の好調により、売上高が前年同期比33%、営業利益は前年同期比24%とそれぞれ増加しました。物販eコマースの取扱高は前年同期比12%増加しました。

ヤフー・LINE事業売上高

スマホ決済サービス「PayPay」の累計登録ユーザー数は4,500万人を超え、決済回数は第3四半期で26.3億回と前年同期比85%増。宮川は「スーパーアプリ」を目指して最も重要な指標としている決済回数の成長を強調しました。

「PayPay」決済回数

PayPayの決済取扱高はQ3累計で前年同期比73%増の3.9兆円となり、四半期でも1.5兆円と過去最高を更新。2021年10月より実施した中小店舗の決済手数料有料化などにより、第3四半期のPayPay株式会社単体の売上高は前年同期比で2.7倍となる207億円と大きく成長しました。

宮川は、2022年2月より提供開始した「PayPayあと払い」にも触れ、「残高を気にせず買い物ができるため、決済回数や決済金額の増加を見込む」と今後の成長について言及しました。

初のESG債発行などにより、ESGへの取り組みをさらに強化

ESGの取り組みとしては、2021年11月には日経「SDGs経営」調査において「日経SDGs経営大賞」社会価値賞を受賞したことや、MSCI やDow Jones、FTSEなど世界的なESG投資インデックスに多数選出されるなど、外部から高い評価を獲得していることを紹介。

さらに、2022年1月にソフトバンク単体として初となるESG債を発行し300億円を調達したことを説明しました。世界のデジタルデバイドの解消に向けたHAPS(成層圏通信プラットホーム)の研究開発や事業運営などに資金を充当する予定です。宮川は、「引き続きESGへの取り組みを推進していく」と述べました。

資料

プレゼンテーション資料(PDF形式:10.8MB/45ぺージ)

(掲載日:2022年2月2日、更新日:2022年2月4日)
文:ソフトバンクニュース編集部