
11月15〜26日にかけて開催された、きこえない・きこえにくいアスリートの国際大会「東京2025デフリンピック」。100周年を記念する本大会には、81の国・地域と特別参加選手団(NDA・RDT・IDA)などの選手ら約3,081人が出場し、観客動員数は目標の10万人を大きく上回る約28万人が訪れました。ソフトバンクはトータルサポートメンバーとして、開催前から期間中にかけて、さまざまな形でデフリンピックを支えてきました。
目次
通信の提供や運営協力、認知度の向上など、さまざまな面から大会をサポート
『情報革命で人々を幸せに』という理念の下、多様性の尊重や社会課題の解決に取り組んでいるソフトバンク。きこえない・きこえにくいアスリートが力を発揮するデフリンピックの掲げるインクルージョンの考え方に深く共感し、全社を挙げて大会を応援することになりました。
開幕前のイベントにより大会の認知度向上を図る
東京2025デフリンピックの成功は競技開始の数カ月前から始まっていました。3月には、手話カウンターがあるソフトバンク渋谷で「さくらキャンペーン開花宣言」を開催。大会メインカラーである桜色にちなみ、ソフトバンクの直営店をはじめ、JR/メトロの各駅、新聞・雑誌各社などに桜色のポスターを提示するなど、街全体が応援の桜色でいっぱいになり、大会をアピールしました。



8月には、開幕100日前イベントが二子玉川ライズで開催。“みる” をキーワードにした、大人も子どもも楽しめるさまざまな企画が行われました。ソフトバンクは、手話教室や遠隔による手話接客などの紹介のほか、自転車(ロード)競技に出場するソフトバンク社員の田中航太選手のインタビューセッションを実施しました。


11月の開幕直前には、東京ミッドタウン日比谷で開催された「~スポーツの力を、街づくりに~ 東京2025デフリンピック応援イベント」にも協賛。会場では、東京2025デフリンピックの新しい応援スタイル「サインエール」の体験レクチャーなどが行われました。

世界各国の代表選手が集い、華やかな幕開け

開幕当日の11月15日、開会式の会場である東京体育館は、入場前から多くの観客でにぎわいを見せていました。会場に向かう長い列には、さまざまな国から訪れた外国人の姿も見られ、世界が注目する国際大会であることを実感させられます!
会場内に入ると、中央には東京2025デフリンピックのロゴが描かれたステージや各国の国旗が。広い会場にも関わらず、来場者が次々と訪れ、あっという間に観客席を埋め尽くしました。


いよいよ開会式がスタート。第1回のデフリンピックが開催されたフランスの代表選手に続き、続々と各国の代表選手がに大きく手をふりながら入場してきました。
そして、日本代表の姿が現れると会場のボルテージは一気に最高潮に! 日の丸を象徴するような鮮やかな赤い服をまとった選手たちを前に、思わず覚えたてのサインエールを送ります!



開会式の会場では、ボランティアをはじめ、多くのスタッフがスムーズな運営のために奮闘。手話ができるスタッフも多数活躍しているのが印象的でした。ソフトバンクからも、133人の社員がサポートスタッフとして各競技や閉会式に参加し、青いウエアを着用して、選手の誘導や来場者へ会場案内を行うなど、運営を支えました。

開会式や各会場では、ソフトバンクのロゴが入ったのぼりや看板が設置されたほか、ディスプレイで、ソフトバンクのデフリンピック応援動画も配信されました。


各国の代表による白熱した試合に大熱狂!
デフリンピックは、デフアスリートにとって世界最高峰の大会。今大会は陸上競技や水泳、サッカー、ボーリング、オリエンテーリングなど21の競技が行われました。スタートや判定の合図が光や旗といった視覚的なサインで行われるという違いはあるものの、基本的なルールは一般の競技と同じです。
各会場ではそれぞれの国の代表選手による白熱した試合が展開。超一流のアスリートたちによる激しい接触や力強いプレーに、圧倒されます…! 一つ一つのプレーから、選手たちの鬼気迫る集中力が観客席まで伝わってきて、競技のルールや選手に詳しくなくても、つい時間を忘れてしまうほど見入ってしまいました。



普段手話を使わない自分も、目の前でアツい闘いを繰り広げる姿に、思わず「サインエール」を送ります。周りを見渡してみると、子どもから大人まで、声は届かずとも、選手に「頑張れ!」と伝えようとする懸命な応援の様子が見られ、会場との一体感を抱きました。


デフリンピックスクエアでは手話教室や手話の翻訳体験を実施
大会の開催期間中は、国立オリンピック記念青少年総合センターに、誰もが楽しめる「デフリンピックスクエア」が設置。デフスポーツやVRを体験できるブースが出展されたほか、タイミングが合えばデフアスリートとも交流することができる、誰もが楽しめる拠点になっていました。
ソフトバンクは、中央広場で日本手話と国際手話の手話教室、「みるテック」でAI手話翻訳ツール「SureTalk」の体験イベントを行い、多くの人がブースを訪れました。スマサポ号では、ソフトバンク渋谷の手話カウンターと遠隔でつなぎ、手話でスマホの相談をすることも。


過去最多メダルを獲得した日本代表の12日間のハイライト
12日間に及ぶデフリンピックでは、各競技で熱戦が行われ、数々のハイライトが生まれました。日本代表は、バドミントンが姉妹ペアで20年ぶりの金メダルを獲得したほか、女子バスケットボールや女子バレーボールなどで16個の金メダルを獲得。その他にも、サッカーや陸上競技、水泳などでもメダルを獲得し、計51個で過去最多のメダルを獲得しました。










ソフトバンク社員も大会に出場し健闘!
東京2025デフリンピックには、ソフトバンクの社員も日本代表選手として参加。オリエンテーリングに出場した上園久美子選手は、混合スプリントリレーにて5位入賞を果たすなど、素晴らしい活躍を見せました。

また、自転車競技(ロード)でロードレース、ポイントレース、スプリントの計3種目に出場した田中航太選手は、自身は入賞とはならなかったものの、日本チームで入賞した選手をアシストする活躍を見せました。


会場が一体となり12日間の東京2025デフリンピックが閉幕
11月26日、12日間にわたる熱戦の最後を飾る閉会式を迎えました。
開幕式と同じく閉会式にも、世界のさまざまな国や地域の人が訪れ、熱戦を繰り広げたデフアスリートへ惜しみない拍手が送られます。全ての競技日程を終えてリラックスした選手をはじめ、観客やスタッフなど会場全体が一体となって踊るなど、大きな盛り上がりも見せて、東京2025デフリンピックは幕を閉じました。

ソフトバンクは開催期間中、各国から来日する全選手用のUSIM、運営スタッフの方々が利用するスマートフォン、ポケットWifi、タブレット、IP無線アプリなどの提供、技術チームによる全競技場の開催前の通信状況の調査、開催期間のモニタリングなど、さまざまな支援を実施。提供した通信機器は、選手がビデオ通話を使って手話で会話するための通信手段として、また来場者や選手間のコミュニケーションツールとして大いに活躍したとのことです。また、端末やUSIMのトラブル対応を行うサポート窓口を設けるほか、社員ボランティアによる運営協力も実施するなど、熱狂に包まれた大会の裏側で、「通信」と「人の力」の両面からサポートしてきました。
事務局として取りまとめを行った担当者は、デフリンピックを振り返り以下のコメントをしました。
「デフリンピック協賛をきっかけに、あらゆる部門の社員が、デフリンピック開催に向けて、熱い想いをもって共に伴走してきました。ソフトバンクとして、デフアスリート含め多種多様な方々とつながりの連鎖を紡ぐことができたことはかえがえのない体験であり、さらにこのつながりを進化させていきたいです」
(掲載日:2025年12月17日)
文:ソフトバンクニュース編集部






