
ライブ会場やイベントで推し活仲間と出会ったとき、「好きな曲は?」「どのライブに行った?」と話が弾むことがありますよね。
今回はスマートフォンを近づけるだけで情報を表示できる「NFC」の技術を使い、好きなアーティストや曲、参加したライブ、自分の趣味用SNSなどをまとめたページが開くオリジナルチャームを作ってみました。
チャームは、砂や貝殻、ヒトデを閉じ込めた夏らしい海モチーフに。推しカラーや好きなパーツを取り入れて、自分だけのデザインにアレンジするのもおススメです♪
目次
スマートフォンをかざして“推し活情報”をシェア! NFCタグ入りのオリジナルチャーム
推し活をしていると、好きなアーティストや曲、ライブの思い出について仲間と話したり、自分の趣味用SNSのアカウントを伝えたりする機会があります。そんなとき、ひとつのリンクを共有するだけでサクッと簡単にシェアできたら便利だと思いませんか?
そこで、チャームにスマートフォンをかざすだけで、自分の「推し活プロフィール」を表示できるNFCタグ入りのオリジナルチャームを作ってみました。プロフィールには、好きな曲や参加したライブ、趣味用SNSへのリンクなどを掲載。初めて会った人にも自分の推し活情報を手軽に紹介でき、その後もSNSでつながるきっかけになります。


今回、チャームはブルーやグリーンのレジンに砂や貝殻、ヒトデを閉じ込めた海モチーフにしてみました。バッグやポーチに付ければ、普段は夏らしいアクセントとしても楽しめます。推しカラーなどを取り入れるなど、自分だけのデザインにアレンジするのもおススメです♪

スマートフォンを近づけるだけで情報を読み取れる “NFC”
スマートフォンをかざすだけで、好きな曲やライブの記録、SNSへのリンクをまとめたページが開くオリジナルチャーム。この仕組みを実現しているのが、「NFC(Near Field Communication)」という技術です。NFCは13.56MHz帯の電波を利用しており、数cmほどまで近づけるだけで情報のやり取りができます。
今回使用するのは、チャームの中にも入れやすい超小型のNFCタグ。ECサイトなどで「超小型 NFCタグ」や「書き込み対応 NFCタグ」と検索すれば、簡単に購入することができます。

タグの内部には、小さなICチップとアンテナが内蔵されています。スマートフォンを近づけると、アンテナが電波を受け取り、スマートフォンから送られる電力を使ってICチップが動作し、記録された情報をスマートフォンへ送ります。そのため、NFCタグには電池が必要ありません。

このNFCの技術は、私たちの日常生活でもすでに広く使われており、用途によって主に3つの機能が活用されています。
- カードエミュレーション機能
スマートフォンやICカードを読み取り機にかざすだけで、交通系ICカードや電子マネー、社員証などとして利用できる機能です。改札を通ったり、お店で支払いをしたり、会社の入退室を管理する際などで活用されています。 - 端末間通信(P2P)機能
NFC対応機器同士を近づけてデータをやり取りする機能です。Bluetooth対応機器とのペアリングを行う際などに利用されています。 - リーダー・ライター機能
NFCタグに記録された情報をスマートフォンで読み取ったり、URLや文字などの情報をNFCタグへ書き込んだりできる機能です。商品の詳細ページを開いたり、施設の案内を表示したりする用途にも使われています。
今回制作したオリジナルチャームは、この「リーダー・ライター機能」を利用したものです。まっさらなNFCタグに自分で好きなURLを書き込むことで、スマートフォンをかざすだけでページが開くチャームを作ることができます。
全てのスマートフォンがNFC機能に対応しているわけではないので、あらかじめご自身やシェアする相手の端末がNFCの読み取りに対応しているか確認しておきましょう。
また、バッグの外側など人目に触れる場所につけて持ち歩く場合、他人のスマートフォンで意図せず情報を読み取られてしまうリスクがあるので、人混みや電車内などではカバンの中にしまうなどの対策をお勧めします。
推し活プロフィールを作ってNFCタグに書き込もう!
仕組みが分かったところで、NFCタグを設定してみましょう。今回は、スマートフォンをチャームにかざすと、複数のURLやプロフィール情報を一つのページにまとめた「推し活プロフィール」が開くようにします。
❶リンクまとめサービスで、推し活プロフィールを作成
まずは、NFCタグを読み取ったときに表示する「推し活プロフィール」を作ります。今回は、複数のURLを一つのページにまとめられるアプリを使用しました。アプリごとに設定方法が異なるので、各サービスの利用規約をご確認の上ご利用ください。
推し活プロフィールには、例えば次のような内容を載せます。


<推し活プロフィールの例>
ニックネーム
自己紹介や一言
関連URL
- SNSアカウント
- 公式ミュージックビデオ
- 音楽配信ページ
- 公式ライブ映像
- ※
ページには第三者に見られて困る情報は載せないようにしましょう。
- ※
チャームから読み取れるURLは誰でもアクセスが可能になるため、本名、住所、電話番号、学校名などの個人情報は絶対に書き込まないでください。
❷プロフィールページのURLをコピーする
推し活プロフィールが完成したら、作成したページを公開し、共有用のURLをコピーします。URLをコピーしたら、ログインしていないブラウザなどからページを開いてみましょう。リンクが正しく表示されればOKです。


❸NFCタグにプロフィールページのURLを書き込む
続いて、NFCタグへの書き込みに対応したアプリを使い、推し活プロフィールのURLを書き込みます。NFCタグに登録する情報として「URL」を選択し、先ほどコピーしたプロフィールページのURLを貼り付け、書き込む操作を選びましょう。


画面の案内に従い、スマートフォンのNFC読み取り部分をチャームに近づけます。書き込み完了の表示が出たら、アプリを閉じ、もう一度チャームにスマートフォンを近づけます。うまく反応しない場合は、端末の上部や背面中央など、位置を少しずつ変えながら試してください。厚みのあるスマートフォンケースを外すと、読み取りやすくなる場合もあります。
レジンを使って自分だけのオリジナルチャームを制作
NFCの設定ができたら、いよいよチャーム作り! 今回は、夏らしい海をイメージして砂や貝殻、ヒトデのパーツを入れたデザインにしてみました。推しカラーやモチーフで作るのも良さそうですね♪
UVレジンやUVライト、ニッパー、ピンバイスなどの道具を使うため、子どもが作る場合は必ず大人と一緒に作業してください。レジンを扱うときは換気をし、肌につかないように注意しましょう。また、UVレジンは硬化時に化学反応による熱を発するため、やけどには十分ご注意ください。アレルギー予防のため、作業時は使い捨ての手袋やマスクの着用をお勧めします。
用意するもの
材料
- 情報を書き込んだNFCタグシール・・・1枚
- UVレジン(透明)・・・適量
- UVレジン(ホワイト)・・・適量
- UVレジン(ブルー)・・・適量
- UVレジン(グリーン)・・・適量
- レジン用モールド・・・1個
- 砂・・・適量
- 貝殻やヒトデなどの封入パーツ・・・お好みで
- ヒートン・・・1個
- ナスカン付きストラップ・・・1個
道具
- UVライト
- ピンバイス
- ピンセット

❶1層目:透明レジンを流して土台を作る

まず、レジン用モールドに透明のUVレジンを少し流し込みます。底全体に行き渡るように、モールドを少し傾けながら広げます。
大きな気泡が入った場合は、つまようじやピンセットの先でつついて取り除きます。細かい気泡は、水中の泡のように見えるので、デザインとしてそのまま残してもかわいく仕上がります。
全体にレジンが広がったら、UVライトを当てて硬化します。UVライトの光を直接見ないように注意してください。また、近くに置いてあるレジン液がライトの光で固まらないよう、使わないレジン液は離しておきましょう。
❷2層目:貝殻やヒトデのパーツを入れる

1層目が固まったら、上から透明レジンを薄く流します。その上に、貝殻やヒトデなどの封入パーツをピンセットで置いていきます。完成したときに見せたい面を考えながら、パーツの向きを調整します。モールドの底側が表面になる場合は、裏表のあるパーツを逆向きに入れましょう。パーツの位置が決まったら、UVライトで硬化します。
❸3層目:ブルーやグリーン、ホワイトのレジンで海の色を作る

次に、ブルーやグリーンのUVレジンを使って、海の色を作ります。透明レジンに少しずつ色を重ねてグラデーションを作るように入れると、奥行きのある仕上がりに!
深い海をイメージする部分にはブルー、浅瀬をイメージする部分にはグリーンをのせます。色の境目をつまようじで軽く混ぜると、自然なグラデーションになります。できたら、UVライトで硬化します。

さらに海に奥行きを出したいので、波をホワイトのレジンで表現。グリーンと透明の間に少し入れて爪楊枝で広げ、UVライトで硬化します。
❹4層目:砂を入れて海辺らしさを出す

透明レジンを薄く流し、砂を入れます。砂は一度にたくさん入れず、つまようじやピンセットで少しずつ広げると整えやすいです。
貝殻やヒトデの近くに砂を入れると、海辺らしい雰囲気に。整えたらUVライトで硬化します。
❺5層目:NFCタグを入れて砂で覆う

少量の透明レジンをつけてNFCタグの位置を固定します。NFCタグができるだけ平らになるように置きます。位置が決まったら、UVライトで硬化します。

その上からNFCタグが見えなくなるように砂と透明レジンで覆います。整えたらUVライトで硬化します。
❻6層目:透明レジンで全体を覆う

最後に、透明レジンを少しずつ流し、タグ全体を覆うように広げます。溢れないよう様子を見ながら調整します。全体の形を整えたら、UVライトでしっかり硬化します。
レジンがしっかり固まったら、モールドからゆっくり取り出します。無理に引っ張ると欠けたり曲がったりすることがあるため、端から少しずつ外します。
取り出したあと、表面にべたつきがある場合は、もう一度UVライトを当てて硬化しましょう。
❼金具を取り付ける
チャームとして使えるように、上部にヒートンを取り付けます。ピンバイスで小さな穴を開け、ヒートンをねじ込みます。穴を開ける位置は、チャーム全体のバランスを見ながら決めます。


しっかりねじ込んだら、ナスカン付きストラップを取り付けて完成!
今回はナスカン付きストラップを使いましたが、ボールチェーンやキーホルダー金具に変えてもよさそうです。

完成したチャームにスマートフォンを近づけてみると… 推し活プロフィールが開きました!

好きな曲や自分の趣味用SNSアカウントなどが一つのページにまとまっているので、「どの曲がおススメ?」「これまでどのライブに行った?」と聞かれたときも、チャームにスマートフォンをかざしてもらうだけで簡単に共有できます♪
プロフィールの内容はいつでも変更できるので、新しく好きな曲が増えたりライブに参加したりしたときは、ページを少しずつ更新していくのも楽しそうです。
今回は、「推し活プロフィールチャーム」として制作しましたが、リンク先の内容を変えれば、デジタル名刺やペットに付ける迷子タグなど、さまざまな使い方にも応用できます。ぜひ作ってみてくださいね♪

(掲載日:2026年8月26日)
文:ソフトバンクニュース編集部




