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【前編】新しい「何か」が動き出す場所。日本に上陸したWeWorkの新オフィス体験レポート

WeWork 受付

2010年、ニューヨークで自己実現のためのワークスペースを開始したWeWork。2018年4月9日時点で21カ国72都市に242オフィスを構えるなど、グローバルで急拡大を続けています。ソフトバンクグループは2017年7月にWeWorkとの合弁会社設立を発表し、今年2月にはアークヒルズサウスに日本初拠点となるオフィスがオープンしました。現在は丸の内北口、GINZA SIX、新橋など、計4カ所のオフィスが稼働しています。

ソフトバンクニュースでは昨年「米国におけるWeWorkの魅力」についてのレポートを紹介しました。今回は「日本のWeWorkって実際どうなの?」を紹介するために、3月1日にオープンしたばかりのWeWork丸の内北口オフィスで1日働いてみた様子をレポートします。

東京駅から歩いてすぐ! 抜群のロケーションにある丸の内北口オフィス

東京駅から徒歩2~3分

3月末の某日、WeWork丸の内北口オフィスで1日働かせてもらえることが決まりました。春本番の気持ち良い天気の中、東京駅から徒歩で向かっているとあっという間にオフィスに到着。東京駅から徒歩2~3分、距離は200mほど。雨の日は地下道を通って行くこともできる、とても便利の良い場所にあります。ビルの外観は割と落ち着いた雰囲気。「このビルの中にWeWorkが?」と思いながら受付がある9階へと向かいます。

三菱地所:丸の内北口ビルディング

三菱地所:丸の内北口ビルディング

WeWork感あふれる共用スペースで1日仕事をしてみます!

WeWork感あふれる共用スペース

9階受付の先には一瞬カフェと勘違いするような洗練された空間が広がっていました。配管がむき出しになった高い天井、座り心地の良さそうなソファ、絶え間なく流れるBGM。普段働いているオフィスと全く違う雰囲気に少しだけひるみつつも、なんとか共用デスクの1つを確保しました。

WeWorkには複数の入居プランが存在します。今回、編集部が体験させてもらったのは「ホットデスク」という共用エリア内の空いているデスクを使える主に個人向けのプラン。この他にもWeWorkには「専用デスク」「プライベートオフィス」「カスタムビルドアウト」など、1名の利用から数百名の本社オフィス機能まで、規模や用途に合わせて選べるさまざまなプランが揃っているんです。

WeWorkのプランと料金はこちら

WeWorkはフリードリンク制、さっそくコーヒーをGET!

WeWorkはフリードリンク制、さっそくコーヒーをGET!

ご存じの方もいるかもしれませんが、WeWorkはフリードリンク制。丸の内北口オフィスではコーヒーや紅茶、日本茶、そしてビールまで全て飲み放題なんです。米国オフィスの記事でも登場したビール飲み放題、日本でも実現したんですね!

仕事を始める前にさっそくコーヒーを注いで飲んでみると、おいしい・・・。しっかりおいしいです。普段カフェでコーヒーを買っている人がWeWorkで働いたらコーヒー代が浮いちゃいますね。これは心の底からうらやましいと思いました。

ちなみにWeWorkで提供されるコーヒーやビールは、そのオフィスがある国のナショナルブランドが選ばれることが多いそう。WeWorkはグローバル企業でありながらローカルな文化を非常に重視しているんです。

フリードリンクや冷蔵庫、電子レンジなどが置かれたパントリー。人が集まるのでオフィスの中心という感じがします

フリードリンクや冷蔵庫、電子レンジなどが置かれたパントリー。人が集まるのでオフィスの中心という感じがします

ビールも飲み放題ですが、夕方までは飲む人は少ないのだとか。やっぱり日本は真面目な人が多い!?

ビールも飲み放題ですが、夕方までは飲む人は少ないのだとか。やっぱり日本は真面目な人が多い!?

居心地の良いオフィスの理由を少し考えてみた

居心地の良いオフィスの理由を少し考えてみた

ノートPCをWi-Fiにつないでから約2時間、快適に仕事ができてしまいました。WeWorkのオフィスはカフェのようなイメージがありましたが、実際に仕事をしてみると雰囲気がかなり違うことに気付かされます。その違いを生み出している点を自分なりに考えてみました。

安心感

まず、セキュリティーがしっかりしていることによる安心感は大きいと思いました。受付や監視カメラがあるので防犯はしっかりできています。カフェなどでは「仕事に没頭する」というのは現実的に難しいですが、WeWorkなら集中して深く考えることが必要な仕事なども思う存分できます。

オフィスの入口には、ユーモアを交えて撮影中の表示が!

オフィスの入口には、ユーモアを交えて撮影中の表示が!

会話のトーン&マナー

リラックスという点で付け加えるなら、WeWorkのオフィスは適度な緊張感もあります。カフェなどでは学生から年配の方までいろいろな人がいて、好きな話題を好きな話し方で会話をしていると思います。WeWorkではリラックスできる雰囲気の中、楽しい会話やジョークなども聞こえてきますが、オフィスということもあり、会話に一定のトーン&マナーが存在しているように感じました。服装でいうドレスコードのようなものかもしれません。その雰囲気が絶妙で仕事がしやすいと感じるのだと思います。

空間のデザイン

また空間のデザイン、居住性も非常に優れています。今回体験したのは共用スペースだけですが、インテリアや周囲との距離感などでストレスを感じることが皆無でした。WeWorkの共用スペースはクリエーティビティを高めるために太陽光を多く取り込むようにしているそうです。確かに朝、昼、夕方と日差しが変化していく様子が分かると時間の流れが、長く入居しているときっと季節感も敏感に感じ取れると思います。普段働いているオフィスではあまり感じることがないので新鮮でした。

空間のデザイン、居住性も非常に優れています

そんなことを考えていたらあっという間にランチタイムに。お腹も空いたので丸の内にあるハンバーガーショップでテイクアウト。飲み物はWeWorkのアイスティーです。WeWorkの雰囲気を体験することもできたので、午後はオフィスに不可欠な存在であるコミュニティマネージャー、そして丸の内北口オフィスに入居されているメンバーの皆さんにお話を伺うことにします。

ハンバーガー

後編に続く。

(掲載日:2018年4月16日)
文:ソフトバンクニュース編集部