プレスリリース 2007年

携帯電話による国際規格に対応した非接触決済の
実証実験の検討を開始
~本日よりパリで開催される「CARTES 2007」
においてデモ出展~

2007年11月13日
ソフトバンクモバイル株式会社
マスターカード・ワールドワイド
ジェムアルト株式会社
株式会社オリエントコーポレーション
サムスン電子株式会社
株式会社日立製作所
日本ヒューレット・パッカード株式会社

ソフトバンクモバイル株式会社(本社:東京都港区、社長:孫 正義)、マスターカード・ワールドワイド(本社:ニューヨーク州パーチェス、在日代表:ダグラス・W・ロレンツ、以下、MasterCard)、ジェムアルト株式会社(本社:アムステルダム、CEO:オリビエ・ピウ、日本法人 社長:ブリニョー・フィリップ)、株式会社オリエントコーポレーション(本社:東京都千代田区、社長:西田 宜正、以下、オリコ)、サムスン電子株式会社(本社:ソウル、CEO:尹鍾龍 ユン・ジョンヨン)、株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区、執行役社長:古川 一夫)、日本ヒューレット・パッカード株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 執行役員:小田 晋吾、以下、日本HP)、の7社は、NFC(Near Field Communication=近距離無線通信)技術に対応した携帯電話を用いた、国際規格に対応した非接触決済の検討を開始し、2008年度に実証実験を実施する予定です。

実証実験では、ジェムアルトのNFC-USIMにMasterCard® PayPass™アプリケーションを搭載し、サムスン電子のNFC対応の携帯電話にそのNFC-USIMを差し込むことで、店舗等に設置されているNFC対応非接触リーダー/ライターに携帯電話をかざすだけで、簡単かつスピーディーな決済の実現を予定しています。

各社では、今回のプロジェクトを通じて、世界レベルでのサービス展開を見据え、国際標準規格であるISO14443に準拠するNFC対応携帯電話について技術的な開発・検証と並行して各種団体やサービスプロバイダー、システムベンダーなどと、様々な観点から協議・検討を行い、本サービスの商用化に向けての検討を推進します。そして、電子マネー、電子チケット、IDカード、さらに金融、公共分野など今後さらなる普及拡大が見込まれる非接触サービスにおいて、お客さまが携帯電話を各種非接触サービスインフラ機器にかざすことによりサービスが利用できる環境の提供を目指します。

なお、本日2007年11月13日からフランスのパリで開催される国際的なICカード展示会「CARTES(カルテ) 2007」のジェムアルト・ブース(Hall 3 / Booth numbers: 3 E 002 & 3 E 014)において、現在、検討している非接触決済のデモンストレーションを実施します。

プロジェクトにおける各社の役割

企業名(五十音順) 役割
オリコ ・PayPass™の発行及びお客様利便性の検証
・加盟店向けサービスの提供及びPayPass™のアクワイアリング業務
サムスン電子 NFCチップ搭載携帯電話の開発
ジェムアルト PayPass™ アプリケーション向けNFC-USIMプラットフォームの開発
ソフトバンクモバイル 本プロジェクトの設計、調整
日本HP NFC関連の情報システムの開発
日立製作所 NFC関連の情報システムの開発
MasterCard 国際決済ブランドとしてMasterCard® PayPass™アプリケーションの提供

参考

NFC(Near Field Communication)技術

NFCとは、13.56MHzの周波数を使用した近距離無線通信の規格でISO(国際標準化機構)によって2003年12月に国際規格化されています。NFCチップを搭載している機器同士は、お互いを近づけるだけで、最大424kbpsで双方向通信ができます。

国内では、交通系を中心に普及している「FeliCa」や、海外及び国内の住民基本台帳カード、運転免許証等の公共系カード等で広く普及しているISO14443TypeA/Bと互換性があります。

NFCの特徴

カード機能
非接触ICカードとして、国内の交通系で普及している「FeliCa」や海外で普及しているISO14443TypeA(MIFARE)や、国内の公共系で使用されているISO14443TypeBとの互換性があります。
リーダ・ライタ機能
リーダ・ライタとして、上記の規格に対応したICチップへの読み書きができます。
ハンドオーバー(機器間通信)機能
最初にNFC対応機器同士でハンドオーバー情報をやり取りし、より高速なBluetoothやWiFiで大容量のデータをやり取りすることができます。例えば、テレビやデジタルカメラにNFCと無線LANが搭載されていれば、デジタルカメラを近づけるだけで撮影した画像をテレビで楽しむことができます。

MasterCard PayPass™

スピーディーな決済が要求されるファーストフードやドラッグストア向けにMasterCard®が開発したIC技術を用いた非接触型決済ソリューションです。カードホルダーが自らカードを店舗のレジに設置された専用リーダーにかざすだけでクレジットカード決済が完了します。カードを店員に渡し、カードの磁気ストライプをリーダーにスワイプ(擦る)するという従来の方法に比べ、処理がスピーディーに完了すると共に、カードがカードホルダーの手から離れないため、安心してご利用いただけます。2007年第3四半期現在、世界では1,900万枚以上のPayPassカードやデバイスが利用されており、PayPassが利用できる店舗は7万3,000を超えました。米国やカナダ、イギリス、フランス、イタリア、スイス、スペイン、中国、韓国、台湾など20カ国で実証試験や導入が実施されています。日本では、千葉県浦安市舞浜の複合型商業施設「イクスピアリ」や千葉ロッテマリーンズのホームスタジアム「千葉マリンスタジアム」、伊藤忠エネクスの一部サービスステーション、都内の一部レストランなどで導入されています。


[注]
  • ISO14443:ISO(国際標準化機構)が定める近接型の非接触ICカードの国際標準規格です。
  • FeliCaは、ソニー株式会社が開発した非接触ICカードの技術方式です。
  • FeliCaは、ソニー株式会社の登録商標です。
  • MIFAREはNXPセミコンダクターズの登録商標です。
  • その他、本文に記載されている会社名及び商品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。
  • プレスリリースに掲載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は、発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また、プレスリリースにおける計画、目標などはさまざまなリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。
  • 2015年4月1日付でソフトバンクモバイル株式会社はソフトバンクBB株式会社、ソフトバンクテレコム株式会社、ワイモバイル株式会社を吸収合併しました。合併前の各社のプレスリリースは以下よりご覧いただけます。なお、2015年7月1日付でソフトバンクモバイル株式会社は、ソフトバンク株式会社に社名を変更しています。