プレスリリース 2015年

電波功績賞「総務大臣賞」の受賞について
~移動通信へ干渉を与えるBS-IF信号を抑圧する干渉キャンセラーを実用化~

2015年6月29日
ソフトバンクモバイル株式会社

ソフトバンクモバイル株式会社(以下「ソフトバンクモバイル」)は、携帯電話などで使用する1.5GHz帯において、BSデジタル放送の受信に起因して発生する電波干渉を、自動的に検出してキャンセルする装置を開発・実用化し、第26回電波功績賞において、「総務大臣賞」を受賞しましたのでお知らせします。電波功績賞は、一般社団法人電波産業会が、電波の有効かつ適正な利用に特別の功績を挙げた個人・団体を表彰するものです。

総務大臣賞(ソフトバンクモバイル)

題名 1.5GHz帯 BS-IF信号干渉キャンセラーの実用化
代表者 研究本部 本部長 藤井 輝也
内容 BSデジタル放送のサービス開始にあたり、同放送を家庭で受信する際に変換する中間周波数(BS-IF)信号によって移動通信用電波との干渉が発生し、当社サービスで使用する1.5GHz帯で無線通信の劣化を招いていました。今回実用化した「BS-IF信号干渉キャンセラー」は、干渉波を所定値以下に抑圧できる装置で、基地局へ実装することで各家庭での対策が必要なくなり、取り換え作業に費やす時間と労力を大幅に低減することができました。

ソフトバンクモバイルは、今後もワイヤレスブロードバンドにおける通信技術の向上を図り、日本および世界における電波資源の有効利用に貢献していきます。

図1:BS-IF信号干渉キャンセラーの基本概念

図1:BS-IF信号干渉キャンセラーの基本概念

図2:BS-IF信号干渉キャンセラーの使用結果例

図2:BS-IF信号干渉キャンセラーの使用結果例

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