プレスリリース 2015年

企業のIoTビジネスのグローバル展開を強力に支援する
IoT/M2Mマネジメントサービスの提供について

2015年7月28日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社は、IoT/M2Mソリューションの活用やビジネスでの展開を考える企業向けに、グローバルIoT/M2Mマネジメントサービス(以下「本サービス」)の提供を開始します。

IoT/M2Mソリューションにおいては、多くの管理対象物がネットワークにつながることによる運用管理負荷の増大、コストの増加、グローバル展開する際の管理の煩雑さが多くの企業の課題になっています。

本サービスは、このような課題に対し、対象物につながるモバイル回線の管理機能に加え機器などの障害の簡易診断機能を備えることで企業のサービス品質の向上を図るとともに、管理業務の自動化によりネットワークコストならびに運用管理コストを削減します。さらにグローバル展開する場合でも、単一プラットフォームによる管理が可能なため、お客さまの運用・管理の煩雑さを解消しグローバルでのIoTビジネスの展開、拡張を支援します。

サービスの提供にあたっては本プラットフォームを利用する世界中の通信事業者と連携し、広範囲でのIoT/M2Mサービス展開とコスト最適化を実現するとともに、インターネット接続により複数の国や地域からでも統一されたウェブベースでの管理ができる機能を提供します。

なお、本サービスは今秋から提供開始予定です。

[注]
  • Jasper Technologies, Inc.(本社:米国カリフォルニア州)のプラットフォームを採用しています。

IoT/M2Mマネジメントサービス概要図

IoT/M2Mマネジメントサービス概要図

モバイル回線管理機能と特長

モバイル回線管理機能と特長

主要機能
リアルタイム回線状況管理
  • 国内外の回線利用状況確認
  • 回線とIoT機器を紐づけて管理することも可能
接続ライフサイクルマネジメント
  • 機器に対する回線開通停止
  • IoTサービス開始時の回線開通作業
  • 在庫保管時などの回線停止作業
  • IoTサービスを再開する時の開通作業
リアルタイム障害診断
  • サーバーへのデータ未到達時の簡易障害切り分け
  • SIMを搭載した機器の圏外・圏内確認
料金プラン・通信量管理
  • 回線ごとのご利用金額の閲覧
  • 回線ごとのご利用データ量の閲覧

想定利用シーン

1. テレマティクス

  • (1)
    データ通信機能を搭載した車が海外で販売・利用される際、複数キャリアの通信を専用のウェブ管理ポータルを通じて一括管理することが可能です。
  • (2)
    リアルタイム障害診断機能により、障害箇所の特定と切り分けが可能です。
  • (3)
    API連携により企業の基幹システムと連動した管理が可能です。

2. 工作機械のリモートモニタリング

  • (1)
    データ通信機能を搭載した工作機械を海外各地に展開する際に、複数キャリアの通信を専用のウェブ管理ポータルを通じて一括管理することが可能です。
  • (2)
    リアルタイム障害診断機能により、障害箇所の特定と切り分けが可能です。
  • (3)
    API連携により企業の基幹システムと連動した管理が可能です。
  • (4)
    機械のファームウエアのバージョンアップ時など、一時的に大容量データ通信する場合はフレキシブルな料金体系で対応します。
  • (5)
    想定外の大容量データが発生した際の自動通知が可能です。

3. 盗難防止ソリューション

  • (1)
    データ通信の頻度が低い場合はフレキシブルな料金体系で対応します。
  • (2)
    専用のウェブポータルを使い、回線とデバイスをまとめて管理することが可能です。

IoT・M2Mソリューションについてはこちらをご参照ください。

[注]
  • 2015年7月1日付でソフトバンクモバイル株式会社からソフトバンク株式会社へ社名を変更しました。
  • SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
  • プレスリリースに掲載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は、発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また、プレスリリースにおける計画、目標などはさまざまなリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。