紛失・盗難時の情報漏洩を防ぐ! スマホ&PCの対策と対応フロー
2025年8月25日掲載
「あれ?スマホがない…」「PCをどこかに置き忘れた…」「どうすればいいんだろう…」
そんなヒヤッとした経験、誰にでも一度はありませんか? 心理学的にも、注意力の低下やストレス、整理整頓の苦手さが紛失リスクに関係するとされています。特にスマホやPCなど、日常的に使っている業務端末は置き忘れやすく、うっかりミスから情報漏洩につながる重大なインシデントに発展するケースも少なくありません。また、いくら自身で気を付けていても、他人による“盗難”と言うリスクを完全に排除することはできません。
今回は PCやスマホを紛失・盗難した際に取るべき対策と対応フロー について解説します。
PC・タブレット・スマホなどの紛失や盗難リスクの現状
JIPDECの調査※によると、過去1年に発生したセキュリティインシデントのうち約37.4%が従業員によるデータや情報機器(PC、タブレット、スマホ)の紛失・盗難によるものでした。
このような現状を踏まえると、自社の端末が紛失・盗難に遭ったとき、どうすべきか? を今のうちに考えておくことが、情報漏洩リスクを最小限に抑えるカギとなります。特に、中小企業は大企業ほど情報セキュリティ対策に時間や人員を割くことが難しく、緊急時の対応に関する周知・共有が浸透していない傾向があります。ぜひ、以降の解説を参考に対応することをおすすめします。
万が一に備える紛失・盗難時の対応フロー
「紛失・盗難時に何をすればいいのか分からない」と言う人が大半かと思います。そのような事態に備えて、IPA(IPA独立行政法人 情報処理推進機構)が公表している「中小企業のためのセキュリティインシデント対応の手引き」では、以下の対応が推奨されています。
1.検知・初動対応
紛失や盗難発生後に気付き、すぐに対応することはきわめて重要です。慌てず順を追ってスピード感を持ちながら対応しましょう。
- 端末紛失・盗難を上司や情報セキュリティ責任者へ即報告
- セキュリティ責任者は経営層へ報告
- 必要に応じて端末利用停止
(ネットワークの遮断、情報や対象機器の隔離、システムやサービスの停止)
2.関係各所への報告・公表
影響範囲が大きい場合は社内だけではなく、社外への情報発信も重要です。
- インシデントの影響が広く一般に及ぶ場合は、状況をWebサイトやメディアを通じて公表
- 顧客情報流出リスクがあれば、取引先へ速やかに連絡
- 個人情報漏洩の場合は所管官庁、犯罪性があれば警察、ウイルス感染や不正アクセスの場合はIPAへ届け出
3.再発防止・復旧策の検討
同じような紛失や盗難を起こさないための対策を検討し、実行しましょう。
- 紛失経緯を5W1Hの観点で調査と事実整理を行う
- 体制、ルール、教育の見直し、技術的対策(MDMなど)の導入検討
“迅速な初動対応”がカギ! MDM(モバイルデバイス管理)による情報漏洩対策
スマホやPCの紛失や盗難が発覚した後、情報漏洩などの被害を最小限に抑えるためにはMDM導入による即時対応 が効果的です。
MDMでできる即時対応例
- 遠隔ロック、初期化(ワイプ)でデータ漏洩防止
- 24時間365日のサポート体制で休日夜間の緊急対応も可能 ※モバイルのみ対応
- 複数端末を一元管理し、状況把握をスムーズに
- 位置情報を生かして紛失を未然に防ぐ
(定期的な位置情報の取得により、カフェなど非許可エリアでの使用を即時把握。スマホ、タブレットに加えてPCの位置情報機能も取得でき、広範な管理が可能)
たかが「位置情報」と侮らないで!「日常業務の効率化」への活用例
位置情報機能は「守り」としての対策だけではありません。日常業務で使えるからこそ、導入の価値が高まります。位置情報を活用して、下記のような業務の効率化が期待できます。
- 営業活動の効率化: 顧客周辺情報の可視化や効率的な訪問ルートの提案
- 物流の最適化 : 配送状況のリアルタイム把握とルート調整
- 現場管理の強化 : 作業員の配置・進捗把握・緊急時の最短配置判断
ソフトバンクが提供するMDM(ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント(BCDM))
位置情報の活用によって、紛失・盗難の早期発見だけでなく、営業・物流・現場管理の業務効率化につながります。このような 高度なデバイス管理を実現するのが、ソフトバンクが自社開発したBCDM です。
上記にある、遠隔ロック・初期化(ワイプ)、24時間365日のサポート体制、複数端末の一元管理、位置情報を提供します。また、複数の端末に遠隔設定やアプリケーション配布、各ユーザーのID・パスワード管理やシングルサインオン(SSO)機能など現場のニーズや国内企業の運用に最適化された企業の端末管理とセキュリティを支える機能を提供しています。また、ISMAP(政府情報システムのためのセキュリティ評価制度) 認定を取得しており、高度なセキュリティ要求に応えるMDMとして安心して導入いただけます。
▶BCDMサービス紹介ページはこちら
まずは、BCDMを体感してみませんか?
実際の操作感や導入効果は、現場で試してみるのが一番です。まずは無料トライアルでBCDMの使いやすさを実感してください。下記の SaaS ポータル(オンラインストア)からお申し込みやお見積もりの作成も可能です。
▶SaaSポータル(オンラインストア)はこちら
まとめ:備えと活用がリスクにも業務にも有効
・PCやスマホ、タブレットの紛失&盗難は、中小企業にも起こりうる深刻なリスク
過去1年間に発生したセキュリティインシデントの約3分の1は「従業員によるデータやPC・スマホ・タブレットなどの紛失・盗難」によるものです。
・初動対応の準備とMDMの導入、運用が被害拡大を防ぐカギ
端末の紛失・盗難時にMDMがあると、即効性のある対応が可能です位置情報の取得や遠隔ロック、ワイプで情報漏洩の不安を素早く解消します。
・位置情報の活用はリスク対策と業務効率化の両方に貢献
位置情報などの各機能は紛失・盗難における”守り”の面だけでなく、営業・物流・管理などの業務において現状の見直し、効率化と言う”攻め”の面でも役立てることができます。
万が一に備えた端末管理が、企業の信頼を守ります。リスク対策 × 業務効率化の両輪で、端末管理の最適化をはじめてみませんか?
AIによる記事まとめ
この記事は、スマートフォンやPCなど業務端末の紛失・盗難時に実施すべき対応と、それに有効なMDMによる対策について解説しています。IPAの手引きをもとに初動対応から公表・再発防止までのフローを整理し、情報漏洩を防ぐための具体策を提示しています。また、端末の位置情報取得や遠隔ロックなどを活用できるソフトバンクのBCDMを紹介しています。
※上記まとめは生成AIで作成したものです。誤りや不正確さが含まれる可能性があります。
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ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント(BCDM)
スマートフォンやノートPCなどのモバイル端末とユーザー情報を一元管理するMDMサービスです。遠隔設定やアプリ配布、紛失時の遠隔ロック・消去が可能で、各ユーザーのID・パスワード管理やシングルサインオン機能も提供します。