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Acronis Cyber Backup powered by ASPIRE
バックアップデータを保護する
バックアップデータの保護
Acronis Cyber Protect では、取得したバックアップデータの保護機能を提供しています。
Acronis Cyber Protect の「自己防御」機能を有効にすることにより、ランサムウェアによるエージェントやバックアップデータへの破壊・改竄からデータを防御することができます。
ランサムウェアとは
ランサムウェアは非常に悪質なマルウェアです。
マルウェアとは「悪意のある侵入型ソフトウェア」です。
ランサムウェアがシステムに感染すると、ランサム(身代金)が犯罪者に支払われるまでデータへのアクセスがブロックされます。
このようなデータを人質にした違法な脅迫行為に使用されるマルウェアを、ランサムウェアと呼びます。
ここでは、ロケーションとして指定されたサーバで「自己防御」機能を有効にする手順を説明します。
「自己防御」を有効にするサーバは、エージェントをインストールし、Cyber Protection コンソールへデバイスとして登録済みである必要があります。
エージェントのインストールおよび Cyber Protection コンソールへの登録手順は、下記を参考にしてください。
- check
- 重要
-
ウイルス対策およびマルウェア保護の機能の「自己防御」機能のみご利用ください。
自己防御以外の機能(ActiveProtection等)はその他のウイルス対策製品などに干渉し、意図しない動作不具合が起きる可能性があります。 -
「自己防御」機能により防御される対象は、バックアップとエージェントのデータのみです。
その他のOS上のファイルやプロセスなどは保護されません。
- edit
- 補足
ウイルス対策製品の導入をご検討の際は、本オプションの機能ではなく「アンチウイルス(オプション)」を参照ください。
自己防御用の保護計画を作成する
-
Cyber Protectionコンソールにログインします。
https://jp-cloud.acronis.com/ -
左ペインのメニューから「管理」>「保護計画」を選択し、右ペインのアクションメニューから「計画の作成」をクリックします。
「保護計画の作成」ウインドウが表示されるので、必要に応じて各項目を入力・変更し、「作成」をクリックします。
ここでは例として下記のように設定し、作成します。- check
- 重要
自己防御を有効にする場合はバックアップ用の保護計画とは別に作成することを推奨いたします。
Cyber Protect Agent ライセンスは、バックアップを取得するデバイス数分の数量が必要になりますが、保護計画にバックアップを含めない場合は、ライセンスを消費せずにご利用頂けます。保護計画名:SelfProtection
バックアップ:オフ
ウィルス対策およびマルウェア対策保護:オン
自己防御:オン
自己防御以外:オフ
※自己防御以外の機能でオフに出来るものは全てオフにします。
脆弱性診断:オフ
デバイス制御:オフ -
左ペインのメニューから「管理」>「保護計画」を選択し、作成した保護計画が登録されていることを確認します。
保護計画を割り当てる
-
左ペインのメニューから「デバイス」>「すべてのデバイス」を選択し、保護計画を割り当てるサーバの設定アイコンから「保護」をクリックします。
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保護計画の一覧から作成した保護計画の「適用」をクリックします。
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保護計画が適用されたことを確認します。
クォータを適用する
自己防御の機能のみ利用するデバイスでは個別にクォータを適用する必要があります。
バックアップの保護計画を併用しているなどにより、既にクォータが適用済みの場合は本項の手順は不要です。
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左ペインのメニューから「デバイス」>「すべてのデバイス」を選択し、クォータを割り当てるサーバの設定アイコンから「詳細」をクリックします。
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サービスクォータが「クォータなし」になっていることを確認し「変更」をクリックします。
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クォータの変更画面で一覧から「Virtual Machines (included features)」を選択し「変更」をクリックします。
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「詳細」の画面に戻り、サービスクォータが「Virtual Machines (included features)」に更新されたことを確認します。