株式会社ビーイングホールディングス

ベンダとのやり取りとネットワーク対応をソフトバンクに一本化してゼロトラストを実現

株式会社ビーイングホールディングス

課題
セキュリティインシデントの未然防止

業界
運輸・物流

組織の規模
1,001~5000人

生活物資の物流を手がける株式会社ビーイングホールディングス(以下、ビーイングHD)では、セキュリティインシデントによる取引先への影響を危惧して、ゼロトラストとよばれるセキュリティモデルの構築に取り組むことを決めました。しかし、構築には複数のソリューションベンダとのやり取りやネットワークの設定が必要で、限られた人員で対応するには限界がありました。

こうした課題を解決するために、ベンダへの窓口を同社のネットワークを熟知したソフトバンクに一本化。「Cybereason」によるサイバー攻撃からのエンドポイント防御と「Zscaler™インターネットアクセス」による外部ネットワーク利用時の安全性確保、「Azure Active Directory」によるクラウドサービスのID・アクセス権限の一元管理というゼロトラストを構築し、より強固なセキュリティ環境を実現しました。


「各ベンダとのやり取りやネットワークの対応をソフトバンクに一本化できたので、大きな負担なくゼロトラストを構築できました」

株式会社ビーイングホールディングス
ITシステム室長 森本 浩行 氏 


食料品や日用雑貨などの生活物資の物流だけでなく、3rd Party Logistics(3PL)といわれる物流コンサルティング事業も手がけるビーイングHD。同社では高度な品質管理やプロセス管理を可能にする独自のシステムを開発し、顧客の物流コスト削減やロジスティクスの最適化を実現しています。
そんな、サプライチェーンの中核を担うビーイングHDがセキュリティの見直しをはじめたきっかけは、2020年の上場だったと森本氏は語ります。
「当社の物流が止まると小売店への商品供給が滞り、一般消費者の方に商品が届かなくなってしまいます。取引先や株主から信頼できる企業として評価いただくためにも、外部脅威・内部脅威への対策を強化し、インシデントを未然に防ぐ環境づくりが必須でした」(森本氏)

リモートワークの増加もセキュリティを見直す大きな要因だったといいます。もともと境界型のセキュリティを構築していた同社ですが、コロナ禍での在宅勤務や事業拡大に伴う出張増加で外部のネットワークを利用する機会が増えていました。
「社外から社内ネットワークにアクセスする場合はVPNを利用する必要がありましたが、VPNは脆弱性を悪用したサイバー攻撃のリスクが高いといわれていて、不安材料のひとつでした」(森本氏)

また、業務で利用するツールを社外からも利用しやすいようにクラウド化を進めましたが、アクセス権限の設定やID管理の課題が新たに発生しました。
「クラウドサービスは個人のスマートフォンからでもアクセスできるので、利便性の面ではメリットがあります。しかし、同時に情報漏えいや労務管理上のリスクも存在するため、決まった端末と決まったネットワークでしかアクセスできないように整備する必要がありました」(森本氏)


「サプライチェーンの中核を担う当社の責任として、早急にゼロトラストを実現する必要があったのです」

株式会社ビーイングホールディングス
ITシステム室長 森本 浩行 氏 


これらのセキュリティ課題を解決するため、ビーイングHDでは以前にソフトバンクの担当営業から提案されていた「ゼロトラスト」の実現に取り組むことを決めました。
ゼロトラストとは、社内外のネットワークを区別することなく全てのアクセスを信頼できないものとして捉え、潜在的な脅威が潜んでいないか検証することで脅威を防ぐセキュリティの新しい考え方です。
「魚釣りでは仕掛けや釣り針、竿や場所によって釣れる魚の種類が異なりますよね。セキュリティも同じで、いままでのアンチウイルスソフトだけでは特定のマルウェアしか検知できていなくて、実はそれ以外に大物がいるかもしれません。それを見逃さないためにも、然るべきツールを使って全てのインシデントを未然に防ぎたいと考えていました」(森本氏)


「ソフトバンクのサポートでスムーズにゼロトラストを実現し、セキュリティ課題を解決できました」

株式会社ビーイングホールディングス
ITシステム室長 森本 浩行 氏 


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  • 掲載内容は2022年9月現在のものです。

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