MDM活用例 キオスク端末導入時の注意点とMDMを組み合わせるメリットを解説

2024年8月5日掲載

MDM活用例 キオスク端末導入時の注意点とMDMを組み合わせるメリットを解説,KIOSTA

こんにちは、「KIOSTA(キオスタ)」企画・運用チームの早井です。

皆さまは、スーパーに買い物に行かれた際に、買い物カートにスマホのような端末をセットできるようになっていたり、居酒屋やファミレスなどで注文するときに専用のタブレット端末を操作した経験はありますか?

ほかには、駅や公共施設などにも専用の自立式の情報端末が設置されているものをご覧になったことがあるかもしれません。

これらの情報端末のことは通称、キオスク端末と呼ばれていますが、管理する人が近くにいない中で利用されるキオスク端末は、「管理が難しいのではないか?」「安全に管理できているのか?」と思う方も多いですよね。

そんなときに利用していただきたいのが、MDM(Mobile Device Management)、つまりモバイルデバイス管理と合わせた運用方法です。

ソフトバンクではキオスク端末を無人環境でも安心安全に管理することができるサービスの「KIOSTA(キオスタ)」を、キオスク端末専用MDMとして提供しています。

今回はキオスク端末の運用についてお話します。

目次

キオスク端末とは、公共施設や店舗にある「専用情報端末」のこと

キオスク端末イメージ 空港の自動チェックイン機 商業施設のインフォメーション ホテルの自動チェックイン・自動精算機 スーパーマーケットのセルフレジ

キオスク端末とは、公共施設などに置いてある自立式情報端末や店舗などに置かれているタブレット型の専用の情報端末 のことです。

サービス情報の掲載や各種支払い、手続きなどの際に用いられますが、各店舗によって異なる使い方ができる点はキオスク端末の魅力で業種問わず利用されています。

例えば、図書館の蔵書検索や病院の公共施設での受け付け、デパートや駅などの施設に設置されている館内説明を行う自立式の情報端末はキオスク端末のひとつです。

また、私たちが普段飲食店などでよく見かけるセルフオーダー端末もタブレット型のキオスク端末です。

セルフオーダー端末は、新型コロナウイルス感染症対策として、店舗従業員とお客さまとの接点を減らすために飲食店で急速に普及しましたが、自立式に比べて持ち運びが非常に容易なため、盗難や故障、紛失、悪意のある操作、ハッキングといったリスクもあり、しっかりとしたセキュリティ対策が必要になります。

つまり、タブレット型のキオスク端末の安全かつ効率的な管理や運用にはMDMの導入が欠かせない ということです。

キオスク端末を運用・管理する際の注意点

キオスク端末を運用、管理する際に注意することは、端末標準のOSやアプリケーションの定期的なアップデートはもちろんのこと、特にセキュリティに関わるアップデートの場合は速やかに行う必要があります。アップデートの際には、キオスク端末そのものが動作しなくなることも考慮して、アップデート前の動作検証も必要になるでしょう。

そこでMDMが活用できます。

MDMは、キオスク端末の一元管理や、端末を指定してアプリケーションのアップデートを実施したり、詳しい情報を取得することも可能です。

運用面では、全キオスク端末の利用状況や状態を監視・把握することができるようになるため、セキュリティの強化にもつながります。紛失・盗難が起こった際に遠隔操作によるキオスク端末のロック(リモートロック)やデータ消去(リモートワイプ)することで、セキュリティインシデント対応が即座に取れるため、高いセキュリティ性が維持できるようになります。

だからこそ、キオスク端末を運用する際には、MDMの選定も重要です。

MDMとキオスク端末を組み合わせるメリット

ここからはMDMとキオスク端末を組み合わせて運用するメリットを3つご紹介します。

1. MDMの管理画面上でキオスク端末へのリモート配信や利用状況の確認ができる

MDMの管理画面からリモートでキオスク端末へアプリケーションの配布や、利用状態の確認が可能です。

本来、キオスク端末へアプリケーションをダウンロードするには、端末ごとでの操作が必要になりますが、MDMで管理しているキオスク端末なら端末ごとの操作は必要ありません。

そのため、下記のようなニーズにもMDMであれば対応できるようになります。

また、MDMの管理画面上で、デバイスごとにアプリケーションのインストール状況などのインベントリ情報の取得ができます。

店舗などでの利用状況、OSやアプリケーションのセキュリティ対策が最新のバージョンになっているか、デバイスの基本的な利用状況の把握など、MDMの管理画面から設定したキオスク端末の一元管理ができるようになります。

2. リモートロックやリモートワイプで情報漏えい防止

セキュリティ強化も兼ねて管理したい場合にも、MDMの利用がおすすめです。

MDMは基本的なモバイルデバイス管理機能を利用できるだけでなく、企業のポリシーに準拠したデバイスの運用ができます。つまり、セキュリティポリシーも標準的なセキュリティ対策での運用だけでなく、企業ごとに準拠したセキュリティポリシーを用いてキオスク端末の運用が可能になるのです。

タブレット型のキオスク端末は一台ごとのセキュリティ管理は難しいものですが、MDMと合わせて運用することで、下記のセキュリティ対策を一元管理できるようになります。

3. 一般的なモバイル端末をキオスク端末化できる

キオスク端末のご利用シーン

キオスク端末の運用を考えると、「専用の端末を準備しなくてはいけない」と考える方も多いですが、実はMDMと合わせて運用することで Android デバイスをキオスク端末として運用できるようになります。

これまでは専用の端末を利用することが当然とされていました。しかし、Android デバイスとMDMと合わせて利用することで、端末本体のコストも安く簡単な設定でさまざまな用途に特化した端末を作ることができるため、キオスク端末を準備する負担が軽減されます。

もし今、余ってる Android デバイスがあるのであれば、MDMサービスを用いてキオスク端末の運用をはじめてみると良いでしょう。

とはいえ、自社に合うデバイスとその設定に合ったMDMを準備できる環境を整えることが難しいことも事実です。

導入の手間も考えると、デバイスも一緒に契約できるサービスがほしいものですが、現状そういったサービスは限られています。 つまりキオスク端末の運用をはじめる際に、各自でMDMの管理下におくデバイスの選定をしなくてはいけないということになるのです。

KIOSTAひとつで Android デバイスをキオスク端末化

そこでおすすめしたいMDMサービスがソフトバンクが提供するキオスク端末専用MDMのKIOSTA(キオスタ)です。

つまり、MDMをはじめたいけど、デバイスがないという場合には、特におすすめのサービス なのです。

KIOSTAでできることは、次の通りです。

KIOSTA基本サービス ダッシュボード機能 デバイス一覧表示機能 利用者情報機能 ポリシー管理機能 オプションサービス 紛失時リカバリーサービス 遠隔消去・ロック パスワードリセット オプションサービス(上記)ヘルプデスク

KIOSTAをはじめる主なメリットはこちらです。

KIOSTAの申し込み方法・料金

KIOSTAはSaaSポータルのWebサイトからお申し込みいただくことで、すぐにご利用いただけます。

KIOSTAはAndroid端末をMDMでキオスク端末化して一元管理するサービスです。
端末は国内の飲食店、店舗、銀行などにおいて接客や決済、その他業務に活用されています。KIOSTAは端末の紛失・盗難時に情報漏洩を防止するため、遠隔でロックやワイプを行えるのはもちろんのこと、業務に必要なアプリケーションを一括配布、さらに端末操作に不慣れな方には端末機能を一部無効にし、アプリケーションアイコンを固定することで操作を迷わずに覚えやすいようにすることが可能です。
アイコンも大きく表示することで判別しやすくなり、より簡単にお使いいただけます。

SaaSポータルのWebサイトでは、KIOSTAの主な機能であるシングルアプリ、マルチアプリ、ホームアプリの内容やご利用料金、その他詳細についてもご覧いただけますので、この機会に検討されてみてはいかがでしょうか。

文章では使い心地や設定の細部まで体感していただくことは難しいかもしれません。
気になる方はぜひ下記の SaaS ポータルから、まずは現在30日間無料の トライアル版 を試してみてはいかがでしょうか。
KIOSTAをお試し利用したのちに、サービスの導入可否を決めていただくこともできます。
また、お見積りの作成も可能 です。

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