ソフトバンクが取り組むスマートビル・スマートシティ徹底解剖!〜#1 ロボットだらけの本社ビルで働いてみたら、毎日楽しかった!〜

2025年7月22日掲載
ソフトバンクが取り組むスマートビル・スマートシティ徹底解剖!〜#1 ロボットだらけの本社ビルで働いてみたら、毎日楽しかった!〜

※ここからはYouTube で配信中の動画をもとにお届けします。

おはよーさん!ソフトバンクで働く社員のかなまるです。
突然ですが、皆さんはスマートシティについてどのくらい知っていますか?
ソフトバンクでは、2019年から最先端のテクノロジーを街全体で活用するスマートシティの構築に取り組んでいますが、私自身は今年入社するまで全く知りませんでした。
このブログは、ソフトバンク本社にはどんなソリューションが入っているのか、そしてどんな取り組みを行っているのか、入社してみて分かったこと、面白かったことを皆さんにどうしてもご紹介したくて書いた解説記事です! ソフトバンク本社のスマートシティソリューションを分かりやすく解説してみますので、ぜひ読んでみてくださいね。

目次

スマートシティって聞いたことある?

ところで皆さんは、最近ニュースなどで耳にするスマートシティとは何かご存知でしょうか。街の課題を最新のテクノロジーを活用して解決することで、人々に快適な環境を提供することを目指した街づくりのことです。

例えば、近隣道路が渋滞しないか、災害時に安心できる街や建物なのか、住みやすさ、働きやすさなど、街にはそこで過ごす人の分だけさまざまな課題があります。

そんな中でソフトバンクが考えるスマートシティとは、IoTやAIなど最新のテクノロジーを活用して人々に快適な環境を提供できる街づくりです。

ソフトバンクの本社ビルでは、最新のIoTやAIなどテクノロジーを使ってビルの中や外からさまざまデータをリアルタイムに収集・分析し、効率的なビル管理を行っています。

スマートシティで私たちの生活はどう変わる?

皆さんはスマートシティによって私たちの生活がどのように変わると思いますか?

私はソフトバンクでは、さまざまなテクノロジーが使われていることに驚いたのですが、実は身近なところにもスマートなテクノロジーが活用されているものがたくさんあったんです。

最近は室温や風向きなどを自動的にコントロールするエアコンなども主流になっていますが、こうしたスマート家電はAIを活用して動作の最適化を行い、エネルギー効率を高めることで省エネにつながります。ほかにも、マンションの入り口などで、顔認証や指紋認証を利用してセキュリティを強化するスマートロックは、より安全な住宅環境の提供に役立っています。
これらの技術は、さまざまなスマートビルや商業施設でも活用されています。

例えば、ビル内の空調や照明をIoTセンサーを使って人が集まる所に集中させて、人がいない所ではお休みするなど、動作を最適化することでエネルギー効率が向上します。大きなビルなら省エネできる量も多くなり、環境負荷の軽減にもつながります。入館ゲートでは顔認証やAIカメラを導入し、しっかり入館管理が行われているので安全に働くことができています。

竹芝にある最新のスマートビルソリューションを紹介

ここからは、東京・竹芝にあるソフトバンク本社に入っているスマートビルのソリューションをご紹介します!ソフトバンクでは「Smart City 1.0」「Smart City 2.0」「Smart City 3.0」と分けてスマートシティの開発に取り組んでいます。
今回のブログでは、ビルから取得できるデータを活用するビルソリューション、「Smart City 1.0」について紹介します。皆さんに分かりやすくお伝えできるよう、スマートビルの説明画像も作ってみたので、ぜひ最後まで見てみてください!

ソフトバンクといえば「Pepper」!

Pepper,ペッパー

最初は、きっと皆さんも知っている「Pepper(ペッパー)」の紹介です。

「Pepper」は、2014年6月5日に誕生した身長121cmの人型ロボット。 (もう生まれてから10年以上も経っていた・・・)

商業施設や教育施設、介護施設、オフィスなどさまざまな場所で活躍してくれています。私が通っていた大学にもいました!

ソフトバンク本社ではお客さまとの待ち合わせスペースにいるので、見かけたら声をかけてあげてください!

2014年6月5日に誕生した身長121cmの人型ロボットです。感情豊かな表現力と人に寄り添った自然なコミュニケーションで人を惹きつけ笑顔にする愛らしいキャラクターが特徴です。主に、介護施設、商業施設、教育機関、家庭などで利用されており、人手不足などの社会課題やユーザーのニーズに応えるようなさまざまなアプリケーション(ロボアプリ)を提供しています。

どこでも置けちゃう手洗いスタンド「WOSH」

WOSH

私はいつもソフトバンク本社に入ったら入口に置いてある「WOSH(ウォッシュ)」で手を洗っています!「WOSH」は、独自のAIと水質センサーで水を循環しているので、水道が引けないところや水道工事ができない場所でも置くことができます。

ここに手を洗う場所が欲しかったのに!っていう場所に自由に置けるから、使いたい人結構いるんじゃないかなって思っています。

WOSH

そしてココがポイント!

スマートフォンも綺麗にしてくれる機能が備わっているんです。

この手を洗う場所の隣にスマートフォンを入れると、スーッと中に入って、「深紫外線」というものを当てて除菌してくれます。

手を洗ってる間に、ついでにスマホも除菌できるって、効率的でめっちゃいいですよね。

(スマートフォンって、実はトイレと同じくらい汚いって言われています!)

3つのフィルターを組み合わせてウイルスや不純物を除去。さらにセンサーと連動したAIが、水質・システムを常時監視・制御することで水質を保つことができます。水を入れて電源につなげば設置は完了。設置場所を選びません。
また、手を洗う間に深紫外線(UV-C)でスマホを除菌。20秒で99.9%除菌ができ、洗ったばかりの清潔な手のままお出かけできます。

不審者は即警備室に通報!警備ロボットでビル内は安心

SQ-2

次は警備ロボットの紹介です。

本社ビルに導入しているのは「SQ-2」という警備ロボット。

巡回、立哨(りっしょう)、動哨(どうしょう)ができる「自律移動型」の警備ロボットなんです。(ちなみに立哨とは一定の場所で立って警戒や監視を行うこと、動哨は施設内や屋外を歩きながら巡回し、安全を確保する警備業務のことだそうです!)

巡回はもちろん、同じ場所にずっといることもできるので、ビルの環境に合わせた警備ができます。
ライトを搭載しているため、夜間や暗所でも周囲を明るく照らし、深夜の警備も可能。広いビルの中を人と分担して警備をすることができます。
たまにエレベーターに「今からエレベーター乗りますよ〜」って喋りながら乗ってくるので、なんだか愛着が湧いちゃいます!

巡回、立哨、動哨がまとめてできる死角のない自律移動型警備ロボット。
「SQ-2」は、3次元センサー技術・自己位置推定アルゴリズム・リアルタイム経路計画アルゴリズムなど高度なテクノロジーを駆使することで生まれた自律移動型の警備ロボットです。人手不足が深刻な巡回警備業務を人に代わって、もしくは人と分担して行うことができます。
独自の3D LiDAR※1を搭載し、警備対象物件の詳細な3次元マッピング、移動歩行者をはじめとした動体の発見、環境の変化検出を行うことが可能です。またクラウドシステムとの連携により、警備拠点から遠隔で各種警備業務(巡回業務、立哨業務、動哨業務)を行うことができます。

※1 レーザーを照射して対象との距離などを測定し、3次元空間の形状を把握する光センサー技術
SQ-2

24時間365日、お掃除は「Whiz」にお任せ!

Whiz,ウィズ

次は清掃ロボットのご紹介です。

この清掃ロボット「Whiz(ウィズ)」の使い方をビル管理をしている人に聞いてみましたが本当にかんたんなんです。ここを掃除してほしいというルートを設定して、スタートボタン押すだけ!1回設定したら、次からはスタートボタン押すだけで、覚えたルートを掃除してくれます。

優秀なAIが搭載されていて、センサーが障害物を検知すると避けてくれます。急に人が飛び出してきたりすることや、置いてある物の位置が変わっていたりすることがあるので、大事な機能です。
1時間の充電で約1,500㎡の清掃をしてくれるらしいのですが、1,500㎡というと・・・畳約926枚分!すごすぎる・・・。

優秀なAIを搭載しており、センサーが障害物を検知して常に変わり続ける環境に対応します。複数のセンサーで走行ルート上の障害物や段差、人の動きを検知し、状況に応じた回避や一時停止を行います。複数ルートを記憶させる事で、ルートの使い分けも可能です。最大約3時間の長時間運転で約1,500㎡をカバーし、更にバッテリー交換をすればより広い規模の清掃現場にも対応します。

ここまでで紹介させていただいたソリューションは、ソフトバンク本社のポートシティ竹芝で誰でも見ることができますので、東京・竹芝の近くに来られた際には、ぜひ遊びに来てください。

世界No.1の技術で社内を守る!

Bio-IDiom Services

ここからは一般の方は試してみることができないものの、すごい技術をご紹介します。まずは、入館ゲートに設置してある顔認証ゲートです。
この顔認証ゲートはNEC「Bio-IDiom Services」という技術を採用しているそうです。なんと、世界No.1の顔認証技術!


調べてみたら「マルチモーダル生体認証」という技術が採用されているので、横向きでもマスクやサングラスを着けていても、さらに歳をとっても、ちゃんと私のことを認証してくれます!
私は花粉症なので、マスクのまま通れるの本当に助かります。

ゲート通るたびにマスク外して、鼻水出てたらカッコ悪いよ〜!

Bio-IDiom Servicesは、世界トップクラスの顔認証をクラウドおよびオンプレミスで提供し、顔認証と虹彩認証、マルチモーダル生体認証にも対応します。またさまざまなユースケース、導入形態に対応し、生体認証技術を活用したソリューションをよりスピーディ、効果的に実現します。世界No.1※2の顔認証技術で横向きや経年変化、マスクやサングラス着用時にも正確に認証できるため、幅広いシーンでの利用が可能です。高い精度により、企業は安心して導入でき、セキュリティの向上と業務効率の改善が期待できます。

※2 米国国立標準技術研究所(NIST)の評価

行きたい階に行けるエレベーターを効率的にご案内!

ELE-NAVI,エレナビ

最後は三菱「ELE-NAVI」のご紹介です!


ソフトバンクの本社ビルにはたくさんのエレベーターがありますが、このソリューションはゲートを通ったときに自分がどのエレベーターに乗ったらいいかを教えてくれます。

ゲートにある生体認証と連動して、一番効率的なエレベーターへ振り分けをしてくれるので、ぎゅうぎゅうに混雑することもなくストレスなしで乗ることができます。
乗ったエレベーターでは行先階のボタンがすでに押されているので、私みたいにコーヒーを持っていたり、荷物で両手が塞がっていても安心です。

三菱エレベーター行先予報システムくエレ・ナビ>は心地良い移動を実現します。

行先階へ、待たずに、触れずに、スムーズに。ストレスフリーのエレベーターで、ビル内の安心・安全な移動をスマートにサポートします。セキュリティシステムと連動可能により、全階床対応、タッチレスを実現、乗車人数を制限し密集・密接対策にも貢献しています。

スマートビルの未来はすごい!

いかがでしたでしょうか、ロボットや最新技術がいっぱいのソフトバンクの本社ビル!今ご紹介したほとんどは、皆さんも目にすることができるので、東京・竹芝に来た際はぜひのぞいてみてください。YouTube にて私「かなまる」がソリューションとともに働いている様子が見られますので、そちらもぜひご覧ください!

また、「かなまる」が書くこのブログでは、これからもソフトバンクの最新ソリューションやオフィスを皆さんに分かりやすくご紹介します!続きを楽しみにお待ちください♪

AIによる記事の要約

ソフトバンクが開発した「Smart City Platform」は、街やビルに設置されたセンサーやカメラからリアルタイムに情報を収集・解析し、混雑状況や天気などをセグメント化してサイネージやアプリで提示。東京ポートシティ竹芝をはじめ、名古屋のSTATION Ai、渋谷エリアなどで、回遊性向上や防災、施設管理、集客支援まで、多様なスマートシティサービスを展開しています。

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