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膨大なデータと分析基盤、そして、グループ会社の先端技術。 データサイエンティストとして、「シンギュラリティ」を主導したい

松田 慎一
テクノロジーユニット モバイル技術統括 IoT & AI技術本部 副本部長

膨大なデータへのアクセスを求めてソフトバンクへ

ソフトバンクに転職する前は、外資系ITベンダーにてデータ分析や統計的手法を持ちたシステムの設計・開発のコンサルタントとして働いていました。私たちの仕事にとって、扱うデータはなくてはならないものなのですが、コンサルタントですので自社にはなく、お客様の社内にしかない。これがもどかしかったのです。

重要なデータほど開示が難しかったり、そのための手続きに時間が掛かったりと、不自由さを感じていました。その中で、膨大かつ面白そうなデータを保持するソフトバンクに出会いました。

2013年の入社後は、AIエンジニアやデータサイエンティストが集結するAIチームを立ち上げました。そして、2017年に、「IoT事業推進本部」の副本部長に就任し、大きくなったAIチームは「AI/プラットフォーム統括部」ととなって、AIやデータを活用したソリューションの企画や新規事業開発を手掛けています。

あらゆる機器が収集する、膨大なIoTデータと、最新の分析技術で、時代を切り拓く

「第四次産業革命」「シンギュラリティ」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

いま、私たちは、時代の転換点に立っています。AIによるソリューションがあらゆる分野で開発され、生活が進化して社会の在り方も変わっていく。私たちの部署としては、自らの強みを総動員して新たな価値を創造し、時代を切り拓いていきたいと考えています。

では、その「強み」とは何か?大きくは2つの要素を挙げることができます。

1つめは、通信キャリアであるゆえに、データを豊富に持っていること。ネットワークに繋がったあらゆる機器から、IoTのデータが集まります。携帯電話の基地局から得られる、ユーザーの位置情報や、Wifiスポットで取ることのできるアクセス情報、アプリ経由で収集しているGPS情報など、「位置情報」系が強みの1つです。

また、ユーザーの同意が必要になりますが、ブラウザのアクセス履歴から、個人個人の趣味嗜好を分析することも可能。さらに、ソフトバンクグループ内の企業が収集しているデータも活用できます。

たとえば、スマホ決済アプリの「PayPay」の開発チームには、私たちの組織からデータサイエンティストが加わっていますし、AIスコアレンディングサービス「J.Score」も創業時より協力しています。ユーザーのさまざまなデータに触れることができるからこそ、社会を変革するサービスが生み出せるのだと確信しています。

2つめの強みは、それらのデータを価値に変えるための仕組みを構築していること。データという「原材料」を価値に転換するためには、高度な加工の仕組みや技術が必要になります。

私たちがこれまでに開発してきた新規サービスは、大規模なHadoopクラスタ上で、Sparkを中心とする様々なオープンソースを組み合わせたもの。ディープラーニングの技術を用いて、過去データを元に将来予測したり、異常検知をすることにも取り組んでいます。

このサービスでは、APIという形でお客様への提供も開始しました。現状は、クローズドβ版ではありますが、非常に幅広い分野での引き合いをいただいています。近いうちに、クライアントシステム、IoTデバイス、クラウドなど、それぞれで得られたデータが様々な価値に変換され、お客様の課題解決につながるような世界観を実現したいですね。

コア機能の開発は100%内製。ビジョン・ファンドの出資先企業や 東京大学との連携も

※ソフトバンクグループ株式会社 2019年3月期 第3四半期 決算説明会資料

この新規サービスのコア機能の開発は、100%内製で行っています。

機密情報やユーザーデータを扱うセキュリティ面での理由もありますが、ノウハウの蓄積や社員の育成という観点で、内製にはかなりこだわっています。

I oTやAIのビジネスをスケールさせるためには高いスキルを持ったデータサイエンティストが必要不可欠です。ですから、組織戦略として、育成にはかなり高いプライオリティを置いています。いま、本部にはおよそ80名のデータサイエンティストが在籍中です。

一人ひとりの志向にマッチしたプロジェクトをアサインしたり、1対1で育成を行うメンター制度を設けたり、AI技術やデータ分析に関する勉強会やワークショップを開催することで、育成面を強化しています。また、高スキルを持っている同僚からも、多くのことを学ぶことができる環境です。

中にはKaggleで高いスコアを保持する人や、人工知能学会のデータ分析コンペで最優秀スコアを獲得した人などもいます。もちろん、保持する様々なデータを用いて自主的に学習することも可能です。

外部との連携においても、多くの刺激を受けることができるでしょう。ソフトバンク・ビジョン・ファンドが出資している、最先端のAI企業とのコラボレーションを加速していきますし、東京大学をはじめとした大学とも、産学連携も行っています。多くのエキスパートとともに、プロジェクトを共にする中で、様々なことを吸収できると思います。

また、個々人のスキルや専門性を活かせる組織ですので、マネージャとしてのキャリアパスだけでなく、プロフェッショナルとして活躍し、成長していくことができる職場です。もちろん、中途入社者としてのハンデはありません。

データに対する貪欲さと、新規事業への意欲があれば、活躍のフィールドが広がる

社内で活躍している人材の特徴として、まず挙げられるのは、データに対する貪欲さを持っているかどうか。膨大なデータにアクセスできる中、それをどう活用して、お客様の課題をどうやって解決するのかを、突き詰めて考えて実行している人。この仮説検証のサイクルを回すことで自身も加速度的に成長していきます。こういったことに取り組みたい人には、この上ない職場だと思います。

また、事業開発に興味がある方も、活躍できるチャンスが多くあります。データ分析業務に集中したい人も、もちろん活躍できますが、ビジネスをゼロからつくりたいと思っている人であれば、より大きなチャレンジを行うことも可能です。

ソフトバンクは、「情報革命で人々を幸せに」という経営理念を掲げています。1つ1つのデータから未来をつむぎ出す。私たちの想いに共感いただける方に、ぜひジョインいただきたいと考えています。
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