キャリアNOW
「次世代データ基盤をつくる」——AIとデータスペースの社会実装への挑戦
プロフィール
テクノロジーユニット統括 データ基盤戦略本部 デジタルインフラ研究開発統括部
超分散基盤開発部 基盤インテグレーション課 課長 関 修康
私はソフトバンクに中途入社して20年になります。これまでIP電話のトラフィック監視システム、電報の受注システム、スマートロックのシステム開発など、通信系から業務系、さらにプロダクト領域まで幅広く携わってきました。要件定義から設計、開発、運用まで一通り経験し、直近の2年間は研究開発の業務に取り組んでいます。現在は、AIによるデータ活用が実現しやすいデータ連携基盤の実現に注力しています。
テクノロジーユニット統括 データ基盤戦略本部 デジタルインフラ研究開発統括部
超分散基盤開発部 基盤インテグレーション課 課長 関 修康
私はソフトバンクに中途入社して20年になります。これまでIP電話のトラフィック監視システム、電報の受注システム、スマートロックのシステム開発など、通信系から業務系、さらにプロダクト領域まで幅広く携わってきました。要件定義から設計、開発、運用まで一通り経験し、直近の2年間は研究開発の業務に取り組んでいます。現在は、AIによるデータ活用が実現しやすいデータ連携基盤の実現に注力しています。
次世代社会を支える“分散デジタルインフラ”の実現を目指して
私が所属するデジタルインフラ研究開発統括部は、次世代の社会基盤となるデジタルインフラを研究開発する組織です。
今後の社会ではAIがあらゆる場所に存在し、推論や学習のために膨大なデータが必要になると考えています。
しかし現状では大量のデータ処理が大都市圏に集中しており、災害時の脆弱性や通信距離による遅延といった課題があります。
そこでソフトバンクは、日本各地にデータセンターを分散配置し、処理を適切に分散することで高信頼かつ低遅延なサービスの実現を目指しています。
私たちは、そのために必要な技術を研究開発し、分散環境で計算資源を効率的かつ効果的に活用できる基盤づくりに取り組んでいます。
今後の社会ではAIがあらゆる場所に存在し、推論や学習のために膨大なデータが必要になると考えています。
しかし現状では大量のデータ処理が大都市圏に集中しており、災害時の脆弱性や通信距離による遅延といった課題があります。
そこでソフトバンクは、日本各地にデータセンターを分散配置し、処理を適切に分散することで高信頼かつ低遅延なサービスの実現を目指しています。
私たちは、そのために必要な技術を研究開発し、分散環境で計算資源を効率的かつ効果的に活用できる基盤づくりに取り組んでいます。
AIとデータをつなぐ“データスペース”の社会実装に挑む
現在は、AIによるデータ利活用を促進する高度なデータスペースの社会実装を担当しています。
必要な技術を大学と共同で研究している段階であり、成果をソフトバンクとしてどのように社会へ適用し、
基盤システムとして実現するかを検討しています。自治体や企業、研究機関が持つ多様なデータを相互に活用できる仕組みがデータスペースです。
しかし、AIがそのデータをどのように利用するかという領域はまだ発展途上で、技術的にも確立されていない部分があります。
その課題に対して、私たちは研究開発を進めています。
必要な技術を大学と共同で研究している段階であり、成果をソフトバンクとしてどのように社会へ適用し、
基盤システムとして実現するかを検討しています。自治体や企業、研究機関が持つ多様なデータを相互に活用できる仕組みがデータスペースです。
しかし、AIがそのデータをどのように利用するかという領域はまだ発展途上で、技術的にも確立されていない部分があります。
その課題に対して、私たちは研究開発を進めています。
最新技術を取り込みながら、社会インフラとして成立させる難しさ
研究開発では最新技術のキャッチアップが大きな課題です。
AI関連技術は変化が非常に激しく、常に新しいアプローチやモデルを評価し、方向性を判断し続ける必要があります。
また、研究成果は実験的な要素が多く、そのままでは汎用的に利用できないため、可用性や環境差による影響を検証し安定性を担保する仕組みづくりが求められます。
この「技術の選定」と「社会実装レベルへの仕上げ」という二つの工程を経て社会インフラとして活用できる状態に橋渡しをする必要があることが、私が感じている最も大きな課題です。
AI関連技術は変化が非常に激しく、常に新しいアプローチやモデルを評価し、方向性を判断し続ける必要があります。
また、研究成果は実験的な要素が多く、そのままでは汎用的に利用できないため、可用性や環境差による影響を検証し安定性を担保する仕組みづくりが求められます。
この「技術の選定」と「社会実装レベルへの仕上げ」という二つの工程を経て社会インフラとして活用できる状態に橋渡しをする必要があることが、私が感じている最も大きな課題です。
研究と実装の橋渡しで見える、技術者としての手応え
今回の案件では、ビジョンは定まっているものの、具体的な実現方法は柔軟に設計できる部分が多く、自分の意思を反映できることにやりがいがあります。
また、研究課題を実装する際は、システムとして取り込むための制約があり、その中でアーキテクチャをどう工夫し、現実解に落とし込むかを考えて実現していくことは、エンジニアとして大きなやりがいだと感じています。
また、研究課題を実装する際は、システムとして取り込むための制約があり、その中でアーキテクチャをどう工夫し、現実解に落とし込むかを考えて実現していくことは、エンジニアとして大きなやりがいだと感じています。
専門性の高いメンバーが集う、相談し合える環境
統括部には研究者、アプリケーションエンジニア、クラウド、インフラ、ネットワークなど幅広い知識を持つプラットフォーム系エンジニアが在籍していて、組織として幅広いバックグラウンドのメンバーがいます。
このため、必要に応じて専門知識を相談できる環境があり、個々のプロジェクトの質を高めています。
このため、必要に応じて専門知識を相談できる環境があり、個々のプロジェクトの質を高めています。
社会実装へ向けた取り組みと、未来をともに創る仲間への期待
社会インフラとして目指すビジョンは定まっていますが、未来を見据えながら柔軟に設計を進めている段階です。当面は大学研究の成果を深く理解し、それを社会実装に結びつけるための設計や試作を主担当として進めていきます。
また、ソフトバンクのほかの基盤やシステムとの整合を図るために必要な課題を自ら見つけ出し、協力して解消しながら実装を進めていくことも重要な役割になると考えています。 来年度立ち上がるxIPFコンソーシアムでは、研究成果の発信とユースケース実証を行い、フィードバックを受けつつ改善につなげていく予定です。AIを当たり前に利用できる環境づくりを進め、利用者の価値創造に貢献していきたいと考えています。
その中で今回募集している、AIデータアーキテクトとAIリードエンジニアはチームを組み、大学研究を取り込みながらAIとデータスペースを連携する機能の研究開発を進めます。 AIデータアーキテクトは全体設計と方針決定を担い、AIリードエンジニアはそれを実装として形にしていきます。お互いの得意不得意を補完しながら、最終的な技術を完成させることがこのチームの役割です。
研究成果を社会に届けていくためには、多様な視点と専門性が欠かせません。
これから加わる方にも、技術の可能性を信じながら一緒に挑戦し、次のステージをつくり上げていただきたいと考えています。
また、ソフトバンクのほかの基盤やシステムとの整合を図るために必要な課題を自ら見つけ出し、協力して解消しながら実装を進めていくことも重要な役割になると考えています。 来年度立ち上がるxIPFコンソーシアムでは、研究成果の発信とユースケース実証を行い、フィードバックを受けつつ改善につなげていく予定です。AIを当たり前に利用できる環境づくりを進め、利用者の価値創造に貢献していきたいと考えています。
その中で今回募集している、AIデータアーキテクトとAIリードエンジニアはチームを組み、大学研究を取り込みながらAIとデータスペースを連携する機能の研究開発を進めます。 AIデータアーキテクトは全体設計と方針決定を担い、AIリードエンジニアはそれを実装として形にしていきます。お互いの得意不得意を補完しながら、最終的な技術を完成させることがこのチームの役割です。
研究成果を社会に届けていくためには、多様な視点と専門性が欠かせません。
これから加わる方にも、技術の可能性を信じながら一緒に挑戦し、次のステージをつくり上げていただきたいと考えています。