キャリアNOW

「確実につなぐ」を、次の共通基盤へ――我々が法人開通システムで目指すこと

プロフィール

技術統括 ビジネスシステム開発本部 法人システム統括部
データ開通システム部 部長 中野 誠司

私は新卒でソフトバンクBBに入社し、約21年にわたってソフトバンクのIT領域に携わってきました。 私のキャリアの出発点は、Yahoo! BBのインターネット系サービスに関連する社内システム開発です。

その後、ソフトバンクモバイルが立ち上がるタイミングでモバイル関連システムにも携わりました。主に担当してきたのは、バックエンド側の基幹系システムです。サービス開発プロジェクトの推進や、他通信会社など社外とのシステム間連携の調整にも取り組んできました。 その後もIT部門一筋で経験を重ね、ソフトバンクでんきなどコンシューマー向けサービスの立ち上げにも関わりました。

2020年頃からは法人向けサービスに関わる部門へ移り、システム開発案件全体の調整や上流工程を担当しました。 コンシューマーと法人では、事業も業務もシステムも大きく異なります。私にとって法人領域は未知のフィールドでしたが、それまで培ってきた考えや自分のやりたいことを新しい領域で発揮したいという思いで取り組みました。現在は、データ開通システム部の部長として当部の管掌をしています。

法人事業の成長を、「開通」の仕組みから支える

我々が所属するビジネスシステム開発本部は、コンシューマー事業、法人事業、自社通信設備の管理に関わる業務支援系システムの企画・開発を中心に担っています。その中で法人システム統括部は、法人事業向けに特化し、法人事業の成長を支援するシステム開発を担っています。

私のデータ開通システム部では、法人向けサービスの中でも、自社網を使ったインターネットや固定音声電話などを提供するためのITシステムの開発・保守を担当しています。法人領域の特徴は、お客さまに品質の高いものを確実に届ける意識が強いことです。

法人営業がお客さま一社一社と向き合うため、お客さまとの距離が近く、深いことも特徴です。だからこそ、システムを作り始める前に、どのようなものを作るのかを事業側と密に連携し、意識を合わせながら進めています。
 

長く稼働してきた仕組みを、次の標準へ

現在、私たちが大きなテーマとして取り組んでいるのは、システム開発の生産性を高めることです。

私たちの周りには、10年、20年と稼働しているシステムが数多くあります。中身を十分に把握できる人が限られるシステムや、その時々の事情に合わせて急いで作った仕組みが積み重なったシステムもあります。少し手を入れるだけでも、正しく動くかを慎重に確認する必要があり、それがコストや開発期間の増加につながっています。

長く稼働してきたシステムを直し続けるだけでは、根本的な解決にはなりません。だからこそ、新しいシステム基盤を構築し、標準化された効率の良い開発ができる状態、そのサイクルを作ろうとしています。古いシステムからデータを移行し、新しい仕組みを使ってもらうことも並行して進めています。

あわせて、AI駆動開発を軸に、開発効率化や自動化にも取り組んでいます。業務委託中心ではなく、社員が中心となって自分たちで進める体制へ変えていくことも、私たちが目指している姿です。
 

受け身の開発ではなく、自分たちで構想する

この仕事の醍醐味は、言われたことを言われた通りに進めるのではなく、自分たちで主導して開発を進めることです。

新しい仕組みや基盤を作る取り組み、AI駆動開発など新しい技術への挑戦を進めているため、自分が何を実現したいのか、どのように実現したいのかを考えながら関わることができます。

システムは他部門のシステムとも多く連携します。どこにどの機能を持たせ、どのように連携すれば実現できるのか。ルールや基準に沿いながらも、自分たちで考え、決めていける環境があります。実際に、ちょっとした改善であれば、メンバーが自主的に考えた方法で実現してくれています。

開発ベンダーで経験を積み、次はより上流から自分で改善していきたいという方やもっと自ら考え提案しシステムを実現していきたいと考えている方には非常に合う環境です。指示を受ける立場から、自分たちで考えて進める立場になることで、意欲高く取り組んでいるメンバー数多くもいます。
 

知見を持ち寄り、チーム内から変化を前に推し進める

私が組織づくりで大切にしているのは、思っていること、知りたいこと、言いたいことを心理的安全性を持ち話せる雰囲気を作ることです。

週の中で複数回、私も含めて対面で会議室に集まり、その日に話したいことや相談したいことを出してもらい、上から順に結論を出していく取り組みを続けています。続けるうちに、メンバーが話すことへの抵抗は少なくなりました。分からないことや相談したいことが自然に議題として上がるようになり、Slackも活発に使いながら情報共有や知識共有を進めています。

ベテランは既存システムや古いサービス仕様の知見を展開し、若手は新しい知識を取り入れる、チーム内でもそれぞれの個性や良さを生かしながら発信するサイクルを生み出しています。本部全体としても技術情報の共有や学びの機会が多く、スキルアップにつながる機会がある組織だと感じています。
 

希少性の高いシステムに触れながら、開通業務の未来を変える

音声やインターネットなど通信インフラ系の開通の仕組みは、通信インフラを持つ会社でなければ触れられない領域です。国内でも数社に限られると感じています。

ソフトバンクは、全国に音声系やインターネット通信系の通信設備を持っています。そのため、サービス開通に必要なシステム上の仕組み、業務上必要なこと、ネットワークの知識まで得ることができます。一般的な画面開発や情報参照の仕組みとは異なり、インターネットが実際に開通していく領域に関われることは、この仕事ならではの魅力です。

通信領域には専門用語もありますが、必ずしも通信の経験がないと難しいわけではありません。中途で入社する方は、開発ベンダー系で開発を経験してきた方が多いです。いきなり一人で任されるのではなく、チームで進めていくため、通信系の知識がない方でも学びながら活躍できます。

実際に、中途入社から一年ほどで、ネットワーク機器に設定を入れるような難しい領域をチームリーダーとして担っているメンバーもいます。

今後は、法人の開通業務だけでなく、コンシューマーも含めた社内の開通業務を、私たちの組織で一元的に担えるようにしていきたいと考えています。そのためには、新しいシステム基盤を整理し、AI駆動開発を軸とした開発を確立していく必要があります。それを社員による内製化の形で進めていくことが、私が目指している方向です。

システム開発は、誰かから依頼を受けてから始まることが多い仕事です。けれども、これからは私たちが先手を打ち、必要になりそうな機能を先回りして用意しておく状態を作りたいです。必要になったときに少し手を入れればすぐに使える。そんな開発の姿を目指しています。

これから入社される方には、その世界観を一緒に作っていただきたいです。新しい基盤を育て、AI駆動開発を確立し、開通業務の未来を変えていく。その挑戦を、私たちと一緒に進めていただきたいです。
 
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