キャリアNOW

事業のスピードを、上流工程から変えていく。法人ビジネスを支えるシステム企画の挑戦

プロフィール

技術統括 ビジネスシステム開発本部 法人システム統括部
法人システム企画部 部長 吉田 拓哉

私はDDIポケットというPHSの会社に入社しました。その後、会社はウィルコムへの社名変更を経て、ソフトバンクグループに合流しました。
社会人になってからは一貫してIT部門に所属し、上流工程を担当してきました。入社後4年ほど開発も経験しましたが、その時期も上流工程を兼務していました。

ソフトバンクに合流した頃は、旧ウィルコムの業務とシステムを、ソフトバンクの業務とシステムへ統合する大きなプロジェクトに携わりました。2010年頃から2013年頃にかけて進めた取り組みで、PMOを担当しながら案件の上流工程も並行して担っていました。

その後はコンシューマー事業向けのシステムを担当し、6年ほど前に法人システムの領域へ異動しました。モバイル回線を使ったIoT事業が法人側で立ち上がるタイミングで、モバイルを知っている経験を生かし、法人向けのIoTや非通信のシステムを作る領域に合流したことが現在管掌している部門でのキャリアのスタートです。

契約管理と課金請求を起点に、法人ビジネスの基盤をつくる

現在、私が担当しているのは法人事業向けのシステムです。法人のお客さま向けの通信事業に加えて、AI、クラウド、セキュリティといった新規事業を対象に、契約管理や課金請求などの社内業務システムの企画を担っています。

ソフトバンクはいろいろな会社の吸収合併を重ねてきたこともあり、特に法人事業ではシステムの数が非常に多い状態です。システムが分かれていることで、事業スピードの足かせになったり、システム同士をつなぐための手作業が膨大に発生したり、情報が分断されたりするなど事業にも良くない影響が出ています。

私たちは、システムを変えることで情報をつなぎ、申し込みからアクティベーションするまでの業務が、手作業ではなく自動で行われる世界を目指しています。新しいシステムのベースはできてきているため、現在はソフトバンクのサービスを新しいシステムへ移行することや、出来上がったシステムの機能向上を進めています。
 

TimeToMarketを縮める鍵として、部品化と業務の型化を推進する

新しいサービスを作りたいという相談は、毎日のように届きます。新しいサービスは早く出せば出すほど早く売り上げが立つため、相談を受けてからシステムをリリースし、サービスインするまでのTimeToMarketをいかに短くするかが非常に大事です。そこを短くすることが、一番の事業貢献になると考えています。

そのために進めているのが、機能の部品化と共通利用です。新規事業はどのような事業が生まれてくるかわからないため、各事業に合わせたシステムを一つずつ作っていると、圧倒的に時間が足りません。事業共通の部品を作り、その部品を組み合わせることで、早くシステムリリースできる状態をつくっています。

この取り組みは、システム部門だけでは実現できません。実際にシステムを使って業務をする方々にも、共通的な業務に型化してもらうことが大事です。事業側と密に協力し、どのような事業であっても同じような業務にし、システムも共通部品で作れるようにしています。

上流工程で決めることや、上流工程で作るドキュメント類の型化も進めています。AI駆動開発については、開発工程だけではなく、上流工程でも活用できる領域がまだ多いと考えています。AIを使って画面モックなどの成果物を早く作ることで、事業側や依頼元との合意を丁寧に行い、手戻りがないように進めています。
 

変わり続ける会社に合わせ、業務もシステムも進化させる

大きな課題は、複雑化したシステム群をどう統合していくかです。少し変更しようとしても影響するシステムが多く、タイムトゥーマーケットが伸びてしまいます。そこで、これまで作ってきた集約先となる新しいシステムに対して、現行のシステム群を統合していきたいと考えています。

ただし、今までの業務は手作業中心になっているため、そのまま新しいシステムに乗せ換えるのではなく、システムを変えていくことと並行して業務を変えてもらう必要があります。業務が楽になる面はありますが、業務を変えること自体への抵抗感もあります。だからこそ、業務部門と深く、密にコミュニケーションを取りながら、システムというよりサービス自体を乗せ替えていくようなイメージで進めています。

移行の順番は計画を立てていますが、会社自体の変化が非常に速いため、その変化に合わせて計画を随時見直す必要があります。今進めている移行をどうコントロールしていくかが、一番難しいところです。部品化や上流工程でのAI活用は、部としてメンバー全員で取り組みつつ、移行についてはメンバーレベルだけでコントロールしきれない面もあるため、経営層とのコミュニケーションを積極的に取るようにしています。

私たちの部門はシステムの上流工程を担当しているため、新しいサービスにいち早く触れられます。会社が今どのような事業を考えているのかという情報が非常に速く入り、そのサービスの実現に向けて、プロダクト部門や業務部門と一緒にサービスを作り上げていけることが魅力です。会社の変化を先読みし、システムがどう変わっていくべきかを考え、実行に移していけることにやりがいを感じています。自分が関わった新しいサービスが世に出て、社内や社外で取り上げられ、記事を目にしたときには頑張ってよかったと感じます。業務改善の結果として依頼してきた方が喜んでくれることも、大きなやりがいです。
 

要望の奥にある本質を捉え、提案型で価値を生み出す

私の部門には、法人システムを長く担当しているメンバーもいれば、私のようにモバイル系コンシューマーの領域から来たメンバー、コンシューマーのBB系システム出身のメンバー、キャリア採用で加わったメンバーもいます。今回募集している課は女性が多く活躍しているチームです。

いろいろな経験を積んだメンバーがいるため、さまざまな意見が出てきます。活発に意見を交わしながら仕事を進めているのが私の部の雰囲気です。基本的には依頼元や開発部門とコミュニケーションを取ることが仕事で大きなウェイトを占めるため、コミュニケーションの取り方が丁寧な人が多いと感じています。会議の事前準備も丁寧にできており、他部署の方からも、準備がしっかりしているので会議がスムーズだと言ってもらうことも多いです。

困ったらすぐに相談しようという考え方を大切にし、共有の場や定期的に相談できる場を用意しています。入社後3カ月ほどは、既存メンバーについて動きながら、ソフトバンクがどのような会社なのか、新しいサービスをどのように作っていくのかを体験しながら吸収してもらいたいと考えています。3カ月を過ぎた頃からは、実際の案件に副担当のような形で入り、新サービスの開発に関わってもらいます。半年ほど経ったら、既存メンバーのサポートを全面的に受けながら、案件の主担当として、業務側やプロダクト部門と直接会話し、新サービス開発をメイン担当として進めてもらえると考えています。

私たちの組織では、要望されたものをそのまま受け取って作ることはほとんどありません。要望の背景や、本質的に実現したいことをコミュニケーションの中で引き出し、ITとして提案できることを考えます。自分で考えて物事を進めたい方、新規事業の立ち上げに関わりたい方、新しいことにチャレンジしたい方にとって、大きな手応えを感じられる環境です。

そういった環境でエンジニアとして成長したいとお考えの方に是非参画していただきたいです。
 
あわせて読まれている記事

PAGE TOP