プレスリリース 2015年

米国のモバイル広告配信プラットフォーム事業者「シナラ」へ
ソフトバンク主導で総額2千万米ドルを出資

2015年7月17日
Cinarra Systems Pte. Ltd.
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、世界規模でモバイル広告配信プラットフォーム事業を展開するCinarra Systems Pte. Ltd.(シナラ・システムズ、本社:アメリカ、代表:Alex Zinin、以下「シナラ」)に、同社の既存株主とともに計2千万米ドル(24.8億円)を出資しましたので、お知らせします。また、両社は日本において共同で事業を展開し、日本の広告配信事業者へ向けて消費者の興味や関心が高い情報を提案できる機会を提供していきます。ソフトバンクはすでに日本の同社のネットワークにおいてこのサービスを導入し、推奨型広告配信プラットフォームを運用しています。

今回の資金調達により、シナラは製品開発チームの増強および通信事業者とのビジネスを世界的に拡大することが可能になります。今回の資金調達には、2013年の同社の450万米ドル資金調達時に、シスコ・システムズと共に主導したAlmaz Capital(シリコン・バレー拠点のスタートアップ投資専門ベンチャーキャピタル)ならびにSiguler Guff & Company(ニューヨーク拠点の未公開株式投資ファンド)の2社も参加しています。

シナラは、携帯通信事業者と広告配信プラットフォームが強力に連動できるソリューションを提供し、お客さまのプライバシー情報を安全かつ適切に利用していくことで、より豊かなライフスタイルを実現するモバイルエコノミーの基盤づくりに貢献しています。シナラのデータ仲介プラットフォームは膨大な携帯通信事業者のデータ資産を活用することで、世界中の携帯通信事業者と広告配信事業者が新たな経済的価値を生み出す可能性を広げようとしています。また本プラットフォームは、携帯通信事業者の厳格なセキュリティ管理とシナラ独自のプライバシー保護技術を組み合わせることで、お客さまのプライバシーを完全に保護できるような仕組みになっています。

シナラの共同創設者でありCEOであるAlex Zininは次のように述べています。
「今回のソフトバンクとの協業はシナラを新しいステージへと飛躍させます。ソフトバンクによる投資とパートナーシップは、日本のみならず世界中の携帯通信事業者と広告配信事業者が自由に参加できるグローバルな広告配信プラットフォームのパイオニアとして、シナラの存在価値を高めます。また、新しいビジネスモデルへの参加者を増やすことで、モバイルインターネットエコノミーの成長をより一層加速することになります。これにより、シナラのプラットフォームから生まれるビジネスの機会は通信と広告産業の枠を越えてさらに拡大していくでしょう」

シナラのデータ仲介プラットフォームを利用することで、携帯通信事業者は急成長するモバイル広告市場で重要なプレーヤーとなることができます。ガートナーの調査によるとモバイル広告の市場規模は2017年には2012年の4倍である420億米ドルに膨れ上がると予想されています。シナラのソリューションを用いることで、広告配信事業者は効率的にお客さま一人一人に関心の高い情報を提供し、マーケティング施策の効果を高めることができます。また、こうした次世代型広告モデルにより最もメリットを享受するのは、新しいアプリやサービスを利用する消費者でもあります。

ソフトバンクの代表取締役社長 兼 CEOである宮内 謙は以下のように述べています。
「モバイル通信の増大する需要が、新しいモバイルインターネットエコノミーという経済圏を創り上げようとしています。産業全体が次の段階へ変革するためには、インターネットに常につながっている消費者のライフスタイルをより豊かにさせていくような新技術が求められています。シナラの技術や事業の方向性は、私たちのビジョンと一致しており、今回の投資とパートナーシップは、当社の重要な戦略のひとつとして、より一層のサービス向上につながると確信しています」

携帯通信事業者は技術と経済の発展を支える一部であり、消費者がいつでもどこでも通信ができるようにさまざまな取り組みをしています。この結果、携帯通信事業者は膨大な量のデータ資産を手にし、これまでにない深さのインテリジェンスを提供できるデータウェアハウスへと進化しています。これまで世界の携帯通信事業者は必要不可欠な消費者利益を提供してきましたが、データ分野の投資において、モバイルインターネットエコノミーが次のステージへ成長するためのビジネスモデルを創出する動きは始まったばかりです。携帯通信事業者はシナラとパートナーを組むことで、モバイル・アプリケーションとサービスの新たな可能性を広げるシナラの革新的な技術を活用し、広告の世界と強力に連動することができます。

[注]
  • 1米ドル=124円で換算した場合

シナラについて

シナラの技術はモバイル業界の変わり続けるニーズに対応することで、より豊かで安全なモバイルインターネットエコノミーを生み出すことに貢献し、携帯通信事業者、広告主、そして消費者に利益をもたらしています。シナラのプラットフォームは携帯通信事業者が持つ「常時接続」に関するデータ資産と広告配信のエコシステムの強力な連動を可能にします。広告配信事業者がお客さま一人一人により関心の高い情報を提供することで効率的なキャンペーンの実施を可能にし、より豊かなライフスタイルを実現する新しい仕組みを構築しています。シナラの拠点はシリコン・バレー、ロシアのカザン、そして東京にあります。ソフトバンク以外には、Almaz Capital、シスコ・システムズそしてSiguler Guff & Companyから出資を受けています。

[注]
  • ソフトバンク株式会社「モバイル端末向け推奨型広告配信サービス」については2015年4月17日付発表の報道資料をご参照ください。
  • ソフトバンク株式会社「お客さま情報の利活用にあたってのプライバシー保護の取り組み」についてはこちらをご参照ください。
  • 2015年7月1日付でソフトバンクモバイル株式会社からソフトバンク株式会社へ社名を変更しました。
  • SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
  • プレスリリースに掲載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は、発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また、プレスリリースにおける計画、目標などはさまざまなリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。
  • 2015年4月1日付でソフトバンクモバイル株式会社はソフトバンクBB株式会社、ソフトバンクテレコム株式会社、ワイモバイル株式会社を吸収合併しました。合併前の各社のプレスリリースは以下よりご覧いただけます。なお、2015年7月1日付でソフトバンクモバイル株式会社は、ソフトバンク株式会社に社名を変更しています。