中小企業の社内コミュニケーション。課題を感じる声が多数。

2021年5月24日掲載

新型コロナウイルス感染症の影響でテレワークが広まりましたが、これまでの働き方と違い戸惑う方も多いのではないでしょうか。社内コミュニケーションの課題は社員数、部署数の多い大企業に限らず、中小企業にも当てはまる課題です。一人一人に課せられた業務範囲が広く、限られた社員数で効率よく業務する中小企業こそ、目を向けるべき課題といえるでしょう。「社内コミュニケーションに関するアンケート2021」(ProFuture株式会社/HR総研調べ。2021年1月)では、自社において「社内コミュニケーションに課題があるか」という問いに対し、「大いにあると思う」「ややあると思う」と答えた割合は、従業員300名以下の中小企業で70%を超え、社内コミュニケーションに課題を抱える企業が大半であることが分かります。さらに、「テレワーク導入後の働き方に関する意識調査」(株式会社スタッフサービス・ホールディングス調べ。2020年5月)では、45.3%の人が「社内コミュニケーションが減った」と回答しています。

目次

社内コミュニケーションが引き起こす問題

社内コミュニケーションが減ることは軽い問題ではなく、業務効率の低下や離職率の向上など、企業経営に影響を与えかねない問題へ発展してしまいます。

業務効率の低下

テレワークで「誰が何をしているのか分からず、同じ業務をしていた」という経験はないでしょうか。中小企業では一人一人の業務範囲が広いこともあり、誰が何をいつまでに行うのか、といった状況の共有ができないと業務分担がスムーズにいかない、進捗具合が分からず業務に遅れが出てしまうなど、結果として業務効率を下げる事態が多く発生してしまいます。

離職率の上昇

中小企業の場合、新卒社員を毎年採用するケースは少なく、即戦力の経験者を中途採用する傾向が強くなります。それにより社員の年齢構成や学歴などでばらつきが生じ、社内コミュニケーションを取りづらい環境がうまれます。さらに、テレワーク中は一緒に食事をしたり雑談をする機会も減るため、人間関係を築くことがどうしても難しくなってしまいます。こうした人間関係の悪化は、社員の退職理由の上位に必ず登場する問題です。

顧客満足の低下

社内でコミュニケーションをうまく取れていないということは、情報の共有ができていないことになります。業務の改善点や、顧客情報、過去のクレームの共有ができないことで、ミスを繰り返してしまったり、よりよいサービスを提供するための改善がされないままとなり、顧客満足の低下を招いてしまいます。

企業の成長を止めないために

テレワークで直接会ってコミュニケーションを取る機会が減ってしまいましたが、社内コミュニケーションが重要なことに変わりはありません。むしろ、テレワークだからこそ出社時以上に気を配る必要があります。そのためには、メールや電話だけでなく、より気軽に使え、情報の共有が簡単にできるビジネスチャットなどのツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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