フォーム読み込み中
「Future Stride(フューチャーストライド)」は、ビジネスの「今」と「未来」を発信するブログです。
皆さまのビジネスに「今」すぐ役立つDXなどの最新トレンド、気になる用語解説のほか、AIなどの最先端の技術や新しいビジネスの姿、社会課題解決に向けた取り組みをソフトバンクがお届けします。
ソフトバンク最大規模の法人向けイベント「SoftBank World 2024」が今年も10月3〜4日の2日間にわたって開催されました(3日は限定招待制の臨場開催、4日はオンライン開催)。臨場開催ではさまざまなサービスの展示も行われ、多くの来場者が説明を熱心に聞いていました。このブログでは、協賛パートナー企業の出展ブースの中から、AI関連をテーマとしたソリューションや企業の取り組みについて当日の様子をお伝えします。
最新のMicrosoftのAIテクノロジーを存分に体験できるブース設営となっており、2024年9月に新機能を発表したMicrosoft 365 Copilot のデモ体験ができるようになっていました。また、AI対応のデバイスの機能紹介ができるよう最新のPC(Microsoft Surface)も展示されていました。
現場レポート
ブースは新しい顧客体験に期待を寄せるお客さまで賑わっていました。今年は新しく福岡ソフトバンクホークスと日本マイクロソフトで取り組んでいる「AIと野球観戦の融合」の試みとして、新しい野球観戦のサービスとして制作されたAIアバターも展示されていました。選手のAIアバターが試合の戦況に合わせてコメントしたり、質問に対して答えてくれるなど、今までにない野球のいろいろな楽しみ方を感じられるそうです。このAIアバターによって新しい顧客体験を提供してお客さまと会話を盛り上げたいとのことでした。
Microsoft 365 Copilot について担当者は、「昨年と比較して、よりユーザーの期待値に近しい答えを出せるようになっており、さらに業務活用をしたいお客さまにとって『速さ』と『精度』が各段にバージョンアップしている点をぜひ体験して持ち帰っていただきたいです。業務効率を上げたいと悩まれているお客さまへは、AIがどれだけ貢献できるのかが肝だと思っているので、我々の蓄積されたナレッジを余すことなくご紹介しようと思っています」と語ってくれました。
こちらのブースではGemini for Google Cloud を展示。最先端の生成AI Gemini を搭載したGoogleWorkspace では、まだ発表されたばかりのGems の機能についての紹介もされていました。
現場レポート
担当者は「最新のGems 機能は、生成AIを導入したものの効果的かつ効率的に活用するのが難しいとお悩みのお客さまにとって、業務データを活用するためのカギとなる機能です」と話してくれました。データを社内の信頼されるものに限定することで、他の情報源からの干渉を排除でき、業務に即した回答を素早く的確に得られるため、圧倒的に生産性が向上するとのこと。
「今後は、お客さまの生産性を上げるために、よりクリエイティブに近い業務に対応できるようにしていきたい。近い将来には、AI活用できている企業とできていない企業とでは生産性に大きな差が出るはずだと考えています。我々はAI活用に悩まれている特に中堅企業に対して支援を積極的に行っていきたいと思っており、そこが活性化すれば日本全体の生産性UPに寄与していけると考えています。ぜひソフトバンクさんとともに頑張りたいです」と熱く語ってくれました。
今年4月にセキュリティ商材のリブランディングをしたというHENNGE。「テクノロジーの解放で、世の中を変えていく。」という同社のビジョンの下に、「Identity」「DLP」「Cybersecurity」という3つのサービスカテゴリに商材を再編しました。
現場レポート
今年から増えたEdition「Cybersecurity」はサイバー攻撃対策のカテゴリで、昨今多発している標的型攻撃メールに対し、システムでの防御に加え社員向けのセキュリティ教育も見直したいというお客さまのニーズが高まっていることを受け、新たなソリューションとして販売を開始したそうです。従来から提供していたIDaaS(不正アクセス対策とシングルサインオン)である「Identity Edition」と、情報漏えいを防止するためのソリューションである「DLP Edition」と併せて、クラウドサービスを利用している企業に対して、不正アクセス対策、メールやクラウドストレージ領域のセキュリティ強化、さらには標的型攻撃メール対策までオールインワンで解決できるのがHENNGEの強みだとのこと。今後は、より大きな規模のお客さまに向けた機能を拡充させて展開していくことを目指しますと語ってくれました。
時代の変化に合ったソリューションを、お客さまに寄り添って提供してくれる同社にますます期待が高まります。
単なるクラウドの電話サービスというだけでなく、AIを実装している点を前面に出して展示を行なっていたDialpad。次世代の電話がどのようになっていくのかを存分に体感してもらいたいと案内していただきました。
現場レポート
こちらのブースでは、次世代PBX/コミュニケーションツールであるDialpadで今後日本でも搭載予定のAI機能(※)を活用した体験ができるデモを展示していました。
どのデバイスからでも電話が使えるだけでなく、リアルタイム文字起こしやサマライズは既に英語で実装されており日本語でも今後実装予定。電話によるキーワードや感情の分析をすることで、キャンペーン・施策の分析や広告後の効果分析もできるようになり、これが働き方を変えられるきっかけにもなるとのこと。
昨年からはさらにAI開発が進んでおり、例えば新入社員に対するコーチングやQA対策として発話に対する回答をあらかじめ準備するなど、お客さまの電話における業務効率化につながるようになっているそうです。
「企業にとっていかに早く回線や電話番号を用意して、誰もが簡単に使えるコミュニケーション環境を作り上げられるかが重要なので、単に電話をリプレースするだけではなく、顧客管理ツールに連携してデータを集めるなど、顧客体験をよりよくできるようにしていきたい、そんな価値を提供していきたいと考えています」担当者は語ってくれました。
※Dialpad Ai:既に公開済み。今後日本語にも対応予定。
こちらのブースでは、PCにSIMをさすことでWiFiが無い場所でも通信を可能にする、いわゆるセルラーPCを管理しやすくするためのサービス「エンタープライズバーチャルセルラーネットワーク(EVCN)」の概要を紹介していました。
現場レポート
今やワークスタイルはリモートやハイブリットワーキングが当たり前であり、企業のIT管理者が課題としているキッティング作業の負担やセキュリティ問題を解決してくれるサービスが「EVCN」です。特徴やメリットについて担当者に伺いました。
「EVCNとはeSIMのプロファイルをMDM(モバイル管理、トラッキング)サービスと組み合わせたもので、MDMのプロファイルの中にeSIMを当て込み、PCを開いたらそのユーザーに許可されたネットワークが自動的にアタッチされるような仕組みのことです。この実現に向けて、日本においては現在実証実験中で、来年度完成予定です。限定されたネットワークとしかつながらないような、情報の漏れもない完全にセキュアな状態。そういった世界観を目指しています」と担当者は言います。
管理者画面のダッシュボードでは接続しているデバイス数やデータ使用量などが一元管理でき、近い将来日本だけではなく世界中において管理できるようになることを目指しているそうです。
SoftBank World 2024に出展されていた全てのソリューションやサービスにAI活用がされており、人とAIが試行錯誤しながら次のステップを目指して努力を重ねていることを実感しました。これからは単にAIを取り入れるだけでは成長できず、人とAIがうまく作用し合いながら成長をしていかなければならないステージにきているのを感じ取れました。
ソフトバンクはこれからもお客さまと共に課題解決に向けて伴走していきます。
条件に該当するページがございません