仮想マシンを作成する

限定公開カタログから仮想マシンを作成する(Red Hat Enterprise Linux)

限定公開カタログを使用して仮想マシンを作成する方法を説明します。

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重要
  • Red Hat Enterprise Linux(以降RHEL)のライセンスオプションをお申し込みのお客さまのみ、限定公開カタログのテンプレートを利用できます。
  • アップデート提供サーバ(RHUIサーバ)へのアクセス(yumコマンドの使用)は、当社が提供するインターネット接続からのアクセスに限定しています。
  • 東日本サイトのRHUIサーバ宛には、宛先IPアドレス(118.103.99.11)およびhttps(443/TCP)通信の許可が必要です。FQDNは「eastrhui.aspire.gcf.whitecloud.jp」ですが、EdgeゲートウェイではIP指定が必要です。
  • 西日本サイトのRHUIサーバ宛には、宛先IPアドレス(221.110.171.251)およびhttps(443/TCP)通信の許可が必要です。FQDNは「westrhui.aspire.gcf.whitecloud.jp」ですが、EdgeゲートウェイではIP指定が必要です。
  • 当社が提供するテンプレートより上位のバージョンを利用する場合は、お客さまがアップデートする必要があります。
    例)7.5 へアップデートする場合
    yum update redhat-release-server-7.5.8.el7 kernel-3.10.0-862.3.3.el7
    バージョンはお客さまにて事前に確認の上、適切なバージョンを指定してください。
  • お客様保有のRed Hatライセンス(RHELサブスクリプション)を、当社クラウド環境へのライセンス持込みについては、「Red Hat Cloud accessご利用の流れ」を参照してください。
  • RHEL 6.X の仮想マシンをご利用の際は、仮想ハードウェアバージョンを 18以降へアップグレードしないでください。
    仮想ハードウェアバージョンを18以降へアップグレードした場合、仮想マシンはRedHat社のテクニカルサポートを受けることができません。
限定公開カタログのテンプレート

当社が提供する限定公開カタログのテンプレートは、以下のとおりです。

テンプレート名 説明
RHEL68 Redhat Enterprise Linux 6.8
RHEL69 Redhat Enterprise Linux 6.9
RHEL72 Redhat Enterprise Linux 7.2
RHEL74 Redhat Enterprise Linux 7.4
RHEL84 Redhat Enterprise Linux 8.4
RHEL91 Redhat Enterprise Linux 9.1
  1. 「仮想マシン」タブをクリックします。

  2. アイコンをクリックします。

    「仮想マシンの追加」画面が表示されます。

  3. 仮想マシンを追加する仮想マシングループを選択し、「カタログから追加する」の アイコンをクリックします。

    お客さまが利用できるテンプレートの一覧が表示されます。

  4. 限定公開カタログの任意のテンプレートをダブルクリックします。

  5. 各項目を設定し、「次へ」ボタンをクリックします。

    項目 説明
    仮想マシン名 セルフポータルサイト上で表示するホスト名を入力します。
    仮想マシングループが異なる場合は、同じ名前の仮想マシンを作成できます。
    コンピュータ名 ゲストOSのホスト名を入力します。

    「リソースの構成」画面が表示されます。

  6. 仮想マシンで利用するストレージ区分を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

    お客さまのご契約内容により、選択できるストレージ区分が異なります。詳しくは、 「ご契約タイプ別のストレージ区分」 を参照してください。
    「ネットワークの構成」画面が表示されます。

  7. 各項目を設定し、「次へ」ボタンをクリックします。

    項目 説明
    プライマリ NICが複数ある場合、プライマリNICを選択します。
    ネットワーク 接続するテナントネットワークを選択します。仮想マシンをテナントネットワークに紐づけて同じセグメントでつなぐ場合に選択します。
    仮想マシングループのネットワークについて詳しくは、 「仮想マシングループのネットワーク設定をする」 を参照してください。
    IPの設定 テナントネットワークに接続する際の、IPアドレスの指定方法を以下の3つから選択します。
    ・固定IPプール:テナントネットワークに割り当てられているIPプールの中から、IPアドレスが自動で割り当てられます。
    ・手動:入力したIPアドレスを使用します。
    ・DHCP:DHCPサーバによって割り当てます。

    「テナントネットワークの構成」画面が表示されます。

  8. 設定を変更せずに、「次へ」ボタンをクリックします。

    「設定の確認」画面が表示されます。

  9. 表示された内容を確認し、「完了」ボタンをクリックします。

    仮想マシンが作成され、「ステータス」欄に「パワーオフ」と表示されます。

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    重要

    契約リソースプールを跨ぐ移動時に仮想マシンに「00:0C:29」から始まるMACアドレスがNICに付与されていると、パワーオン出来なくなります。「00:0C:29」が付与された場合にはNICのMACドレスをリセットしてください。 「00:50:56」から始まるMACアドレスであれば問題ございません。

  10. 作成した仮想マシンを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。

    「仮想マシンのプロパティ」画面が表示されます。

  11. 左ペインで「ゲストOSのカスタマイズ」をクリックし、「ゲストのカスタマイズを有効化」にチェックを入れます。

  12. 「ローカル管理者パスワードを許可」にチェックを入れ、パスワードの設定方法を選択して、「OK」ボタンをクリックします。

    パスワードを自動生成する場合は、「パスワードを自動生成」を選択します。
    お客さまが指定する場合は、「パスワードを指定」を選択し、パスワードを入力します。

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    補足

    自動生成されたパスワードを確認するには、再度「仮想マシンのプロパティ」画面の「ゲストOSのカスタマイズ」を表示します。

  13. 仮想マシンをパワーオンします。

    仮想マシンをパワーオンする方法は、 「仮想マシンを起動/停止する」 を参照してください。
    「情報」画面が表示されます。

  14. 初回のゲストカスタマイズの場合は、何も入力せず、「OK」ボタンをクリックします。

    お客さまが既にゲストカスタマイズを実施してパスワードを変更している場合は、「アカウント」欄に「root」と入力し、「パスワード」欄にお客さまの設定したパスワードを入力してください。

  15. 仮想マシンのコンソール画面を表示します。

    仮想マシンのコンソール画面を表示する方法は、 「仮想マシンのコンソール画面を表示する」 を参照してください。

  16. 「user」欄に「root」と入力し、「パスワード」欄に手順12.で設定したパスワードを入力して、ログインします。

    仮想マシンの作成が完了し、仮想マシンにログインします。

  17. セルフポータルサイトの画面に戻り、「仮想マシンのプロパティ」画面を表示します。

    「仮想マシン」タブで、仮想マシンを右クリックし、「プロパティ」をクリックすると表示されます。

  18. 左ペインで「ゲストOSのカスタマイズ」をクリックし、「ゲストのカスタマイズを有効化」のチェックを外して、「OK」ボタンをクリックします。