お客さま
興和株式会社
従業員規模
5,001人以上
業種
製造,医療・福祉
導入サービス
・生成AIパッケージ
(旧:Azure OpenAI Serviceスターターパッケージ)
・OnePort(ワンポート)
・SmartVPN
1894年創業の興和株式会社は、「健康と環境」を軸として多彩な事業をグローバルに展開しています。時代の変化を敏感に捉え、さまざまなチャレンジを続ける同社では、AI元年と呼ばれた2023年の秋に生成AIパッケージの導入に踏み切りました。
高いセキュリティが担保できるシステム構成が決め手となり、スピード導入に成功した同社では、IT戦略課が主管となって各部門から知識を伝道していくDXエヴァンジェリストを活用することで、全社員に対し生成AIの業務利用を推進。新たなテクノロジーを駆使してデジタル化を進めています。
今回生成AIパッケージの導入を担当されたお二人に、日頃の業務について伺いました。
「企業戦略に従って有効なデジタルツールを導入することで、各事業・各社員の支援を行っています。全社員の生産性の向上や業務の効率化を図るための活動を主に行っています」(安藤氏)
「以前、医薬事業部で営業本部に従事していた頃、全社で Microsoft 365 を導入する際に、部門での旗振り役として事業部内でのツールの活用を実施していた経験があり、昨年、経営戦略部に異動してきました。今は安藤と2名体制で、全社へ新しいITツールを導入する際の企画・検討を行っています」(芝氏)
これまではオンプレミス型が主流であった同社ですが、コロナ禍を機に変化があったそうです。
「コロナ禍で在宅勤務が増え、Web会議をはじめさまざまなコミュニケーションツールの必要性が高まりました。収束が見えないコロナ禍において事業継続をしていく上でも、迅速にクラウドサービスの検討、およびインフラを強化するため、2020年5月に経営戦略部 IT戦略課が新設されました」(安藤氏)
どのようなきっかけで生成AI導入の検討が始まったのでしょうか。
「2023年のはじめ頃から多くの場所でChatGPTが注目され、生成AIの利活用はこれからの企業活動には必須になるという情報が出はじめました。3月頃には我々も会社として検討をしていかなければと考え、また、経営層からも積極的に利用していくという判断があったので、セミナーへの参加やSNS等を活用した情報収集を行いました」(安藤氏)
生成AIの必要性を感じているものの、セキュリティリスクの面からも業務利用には至らなかった企業が多かった中、どのように進めていったのでしょうか。
「まずは安心して生成AIを使ってもらえるように利用基準を作成することを早急に行いました。5月から社員の利用に関する生成AIのガイドラインの作成に着手し、6月には社内で公布を行える状況へと、スピード感を持って取り組みました」(芝氏)
導入に際してはセキュアな構成が決め手になったと語ります。
「高いセキュリティが担保された環境を一番重視したかったので、閉域ネットワークサービスのSmartVPNとOnePort※でつなぐ構成をご提案いただきました。閉塞空間で生成AIを導入できる環境が決め手になりました」(安藤氏)
※OnePort(ワンポート):複数のクラウドサービスとお客さま拠点を閉域ネットワークで相互接続するサービス
(図)閉域接続でのAzure OpenAI環境のフェーズ1のイメージ図。
企業でAI活用を検討されているお客さまに、Azure OpenAI Service の環境と構築をセットで提供いたします。実際にMicrosoft Azure上で、お客さまの仕様にあわせてカスタマイズされたChatGPTなどを活用いただけます。
複数のクラウドサービスとお客さま拠点を閉域網で相互接続するサービスです。メガクラウドと呼ばれるAWS、Microsoft Azure、Google Cloudや、Oracle Cloud Infrastructure、IBM Cloud、さくらのクラウドなどの複数のクラウドに対応したネットワークサービスです。
IPトラフィックの爆発的な増加やクラウド市場の急速な拡大を背景に、「Cloud Ready(クラウドとの親和性の高さ)」をコンセプトに開発したVPNサービスです。セキュアで高速なネットワーク接続を実現します。
本事例のサービスに関する導入へのご相談やお見積りなどについては、下記よりお気軽にお問い合わせください。
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