【HAPS特集】空飛ぶ基地局 HAPSとは?ソフトバンクの最新技術解説

#HAPS #HAPSアライアンス

Summary

HAPSとは?

高度約20kmの成層圏を飛行する無人航空機などを通信基地局として活用し、上空から広範囲に通信ネットワークを提供する「空飛ぶ基地局」です。地上基地局と同じ電波を利用することで、専用端末を必要とせず、既存のスマートフォンなどに高速で安定した通信を提供することができます。
ソフトバンクは、HAPSの実用化に向けて、機体技術、通信技術、運航技術、制度整備など幅広い領域で研究開発を進めています。

1. HAPSの主要技術とソフトバンクの取り組み

空飛ぶ基地局「HAPS(High Altitude Platform Station)」とは、高度約20kmの成層圏に位置する無人航空機を利用して、上空から広範囲にわたる通信ネットワークを提供する革新的な技術です。衛星電話とは異なり、HAPSは、地上に近い距離から地上基地局と同じ電波を用いるため、専用のデバイスを必要とせずに既存のスマートフォンなどへ高速で安定した通信を提供することができます。そのため、地上インフラが不十分な地域における新たな通信手段や、災害時などの非常用通信手段として注目されています。
また、Sceye, Inc.のLTA(Lighter Than Air)型※1の成層圏通信プラットフォーム(HAPS)を用いて、日本でのHAPS商用化に向けた試験サービスの提供に成功しました。日本上空を飛行するHAPSによる通信試験に成功したのは、国内で初めてです※2

※1:LTA(Lighter Than Air)型とは、空気より軽く、浮力を利用して飛行を維持するHAPSのこと。
※2:HAPSからスマホおよびドローンの通信試験に成功したのは日本初。2026年8月23日時点の公開情報に基づく(ソフトバンク調べ)。

ソフトバンク HAPSコンセプトビデオ|HAPS|ソフトバンク 先端技術研究所

ソフトバンクは、HAPSの早期実現を目指し、2017年から世界に先駆けて研究開発を開始しました。わたしたち先端技術研究所においては、機体の開発、モーターや電池など要素技術の開発、エネルギー効率や成層圏気象の研究などに取り組んでいます。

ソフトバンクが目指すHAPS | HAPS特集
成層圏通信プラットフォーム「HAPS」

SoftBank

成層圏通信プラットフォーム「HAPS」

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空飛ぶ基地局「HAPS」の早期実現に向けた取り組み|HAPS|HAPS特集|ソフトバンク 先端技術研究所

2023.02.22

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空飛ぶ基地局「HAPS」の早期実現に向けた取り組み

#HAPS

日本初、「空飛ぶ基地局」HAPSの商用化に向けた試験サービスの提供に成功

2026.09.03

Press Release

日本初、「空飛ぶ基地局」HAPSの商用化に向けた試験サービスの提供に成功

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2. HAPSを支える4つの主要技術要素

私たちが取り組むHAPSの研究開発は、主に以下の4つの項目に分けられます。

HAPSの革新となる技術/要素 | HAPS特集

1. 機体技術

成層圏環境に耐えられる丈夫な機体、かつ大型軽量化の実現に向けた機体の開発、および、モーターやソーラーバッテリーなど各種コンポーネントの技術開発、改良を行っています。

HAPS向け次世代無人航空機体の開発ステップ、サブスケールモデル機の飛行試験について|HAPS|HAPS特集|ソフトバンク 先端技術研究所

2023.08.10

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HAPS向け次世代無人航空機体の開発ステップ、サブスケールモデル機の飛行試験について

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成層圏向けモーターが切り拓く未知の技術領域|HAPS|HAPS特集|ソフトバンク 先端技術研究所

2023.06.27

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成層圏向けモーターが切り拓く未知の技術領域

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HAPS用超軽量ソーラーモジュールへの挑戦|HAPS|HAPS特集|ソフトバンク 先端技術研究所

2023.11.20

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HAPS用超軽量ソーラーモジュールへの挑戦

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HAPSの高精度発電シミュレーション|HAPS|HAPS特集|ソフトバンク 先端技術研究所

2024.06.11

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HAPSの高精度発電シミュレーション

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エネルギー観点でのHAPSロングフライト|HAPS|HAPS特集|ソフトバンク 先端技術研究所

2023.11.01

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エネルギー観点でのHAPSロングフライト

#HAPS

HAPSの運用には高性能な電池が不可欠です。ソフトバンクでは、長寿命で高いエネルギー密度を実現する次世代電池の開発にも取り組んでいます。

ソフトバンクの次世代電池開発|HAPS|HAPS特集|ソフトバンク 先端技術研究所

2023.02.22

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ソフトバンクの次世代電池開発

#次世代電池

全固体電池で高エネルギー密度化の技術を確立! ー300Wh/kgの実証に成功ー|HAPS|HAPS特集|ソフトバンク 先端技術研究所

2023.08.24

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全固体電池で高エネルギー密度化の技術を確立! ー300Wh/kgの実証に成功ー

#次世代電池

次世代樹脂箔による安全性の改善|HAPS|HAPS特集|ソフトバンク 先端技術研究所

2023.11.20

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次世代樹脂箔による安全性の改善

#次世代電池

HAPS向けリチウム金属電池の評価手法の確立に向けて ~成層圏環境下での充放電試験・安全性試験~|HAPS|HAPS特集|ソフトバンク 先端技術研究所

2023.08.07

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HAPS向けリチウム金属電池の評価手法の確立に向けて ~成層圏環境下での充放電試験・安全性試験~

#HAPS, #次世代電池

HAPS向け全固体電池350Wh/kg実証 ~均質化編~|HAPS|HAPS特集|ソフトバンク 先端技術研究所

2024.07.02

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HAPS向け全固体電池350Wh/kg実証 ~均質化編~

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2. 通信技術

HAPSから安定した通信サービスを提供するための通信技術の開発を行っています。その中には地上アンテナと基地局を結ぶフィーダリンク、サービスを提供するためのサービスリンク、光無線通信など、最新の技術の活用なども含まれます。

HAPSの潜在能力を引き出すレーザー通信技術|HAPS|HAPS特集|ソフトバンク 先端技術研究所

2023.12.06

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HAPSの潜在能力を引き出すレーザー通信技術

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3. 運航技術

機体を成層圏で飛行させ、長期間に渡って安定的な運用を実現するための運航技術の開発も欠かせません。また安全な運行のために、HAPSが運行する成層圏の環境を理解するための気象研究にも取り組んでいます。

HAPS航行の安全を支える運航管制技術の展望|HAPS|HAPS特集|ソフトバンク 先端技術研究所

2023.12.06

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HAPS航行の安全を支える運航管制技術の展望

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HAPS飛行実現のための航空気象とその重要性|HAPS|HAPS特集|ソフトバンク 先端技術研究所

2023.10.16

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HAPS飛行実現のための航空気象とその重要性

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4. 制度整備

HAPSは、成層圏にある大型の無人航空機から通信を届けるという誰も成し得たことがない革新的な取り組みのため、既存の航空ルールだけでは対応が困難です。そのため、HAPSを商用展開するための新たな航空ルールの整備も推進しています。

ソフトバンクが挑む!HAPS航空制度 ~ルール形成戦略と重要性~|HAPS|HAPS特集|ソフトバンク 先端技術研究所

2023.12.28

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ソフトバンクが挑む!HAPS航空制度 ~ルール形成戦略と重要性~

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3. HAPS アライアンスについて

HAPSアライアンスは、HAPS技術の普及と商用化を推進するための国際的な協力組織です。ソフトバンクもこのアライアンスの創設メンバーとして、通信・テクノロジー・航空業界における世界のリーディングカンパニーと協力し、加盟企業と共に、HAPS市場形成の推進および活性化を目指します。HAPSアライアンスを通じて、グローバルなパートナーシップを強化し、世界中でのHAPS技術の普及を目指しています。

ソフトバンクが目指すHAPS | HAPS特集
HAPS Alliance|HAPS|HAPS特集|ソフトバンク 先端技術研究所

HAPS Alliance

先端技術研究所では、上述の取り組み内容のほかにも多くの技術分野に取り組んでいます。これからも、HAPSの実現に向けて研究開発を推進し、社会全体の発展に貢献してまいります。

HAPSについてのよくある質問

A.

高度約20kmの成層圏を飛行する無人航空機などを通信基地局として活用し、上空から広範囲に通信ネットワークを提供する仕組みです。「空飛ぶ基地局」とも呼ばれ、地上の通信インフラが十分に整備されていない地域や、災害時などの通信手段としての活用が期待されています。

A.

HAPSは、高度約20kmの成層圏という地上に比較的近い場所から通信サービスを提供することが特徴です。地上基地局と同じ電波を利用することで、専用端末を必要とせず、既存のスマートフォンなどに高速で安定した通信を提供することができます。

A.

ソフトバンクは、2027年以降の日本でのHAPS商用サービス開始を目指しています。2026年8月には、高知県室戸市沖でHAPSの試験サービスを実施し、日本の成層圏から地上のスマートフォンとの安定した音声通話や大容量データ通信などに成功しました。今後、試験サービスで得られた飛行・運航・通信に関するデータや知見を活用し、運用体制の構築や通信品質のさらなる向上を進めていきます。

A.

ソフトバンクは2017年からHAPSの研究開発に取り組んでいます。成層圏で長期間飛行するための機体技術をはじめ、通信技術、運航技術、制度整備など幅広い領域で研究開発を進めています。2026年8月には日本でHAPSの試験サービスを実施し、スマートフォンとの通信に加えて、HAPSとドローン間の通信やHAPS上でデータを処理するエッジコンピューティングの技術検証にも成功するなど、商用化に向けた取り組みを進めています。

Research Areas
研究概要