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世界最先端のテクノロジーを、人々の生活や働き方に革命を起こすソリューションに調理する

ソフトバンク・ビジョン・ファンドの出資先との連携による「新規事業の創出」について、事業開発統括 技術投資戦略本部の平岡に話を聞きました。

ガラパゴス化した日本のIT市場をいかに攻略するか

事業開発統括 技術投資戦略本部 戦略開発統括部 戦略開発部 事業推進課 課長 平岡 正樹

私は前職の金融機関から2012年にソフトバンクに転職。5年半の法人営業を経て、フリーエージェント制度(※)を利用して2017年4月に事業開発統括に異動しました。

今までに手掛けた案件は、中国アリババグループとソフトバンクのJVであるSBクラウドの事業推進や、米国Zimperiumが開発したAI搭載型のモバイルセキュリティーソリューションの日本での事業立ち上げなどです。

いずれの案件にも共通するのは、海外と日本では市場環境、規制などの違いが多く、「海外での事例をそのまま日本に適用できない」こと。私たちは、どうしたら国内市場に受け入れてもらえるか、市場参入のシナリオをテストマーケティングを重ねるなどして独自に調査・検証し、海外パートナーと協議しながら国内事業展開を進めています。

※:フリーエージェント(社内公募)制度
 “意欲ある社員が自らキャリアアップにチャレンジできる”制度です。自ら希望する部門やグループ会社に手を挙げ、選考を経て異動を実現できる仕組みです。応募に際しては、所属部門の上長承認は必要ありません。2015年度からフリーエージェント制度を導入し、400名以上の社員が希望部署・グループ会社に異動しています。

特に対法人向けのビジネスにおいて、海外の顧客と日本の顧客で大きく異なるのが、「商習慣」です。

海外企業は最先端テクノロジーを自社エンジニアが学習して使いこなすことが通例ですが、日本ではITのアウトソーシングが進んでいるため、顧客企業が自力でテクノロジーを学習・理解して使いこなすことが難しいケースも多い。それが海外の最先端のものであればなおさらです。

日本の顧客企業に最先端のテクノロジーを提供するうえで重要になるのが、ソフトバンクと共にソリューション開発を手掛けるシステムインテグレーターなどのパートナー企業の存在です。

パートナー企業とのアライアンスを推進する

事業開発統括は、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの出資先企業や、その他の国内外有望企業とのジョイントベンチャーの設立やパートナーシップの提携を推進しています。
事業開発統括で手掛けているさまざまなプロジェクトにおいて、ソリューション化に必要なパートナー企業とのアライアンスを推進しています。

日本企業には独自のIT運用が存在するので、そこにマッチするような戦略を企画するのに難しさがありますが、その分、テクノロジーをうまく調理してソリューション化を実現できたときのやりがいは大きく、面白いなと日々感じています。

今は世界のあちこちで生まれた最先端のテクノロジーが、人の生活を変える転換期。今は過渡期だからこそ、多くのソリューションを生み出し、人々の生活や働き方に革命を起こしていきたいですね。
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