• ホーム
  • 採用
  • SoftBank キャリアNOW!
  • トレイルランニングの大会で優勝。八ヶ岳の麓でカフェを経営。法人営業としても全国トップ。新卒5年目で見えてきた、新しい働き方。

キャリアNOW

トレイルランニングの大会で優勝。八ヶ岳の麓でカフェを経営。法人営業としても全国トップ。新卒5年目で見えてきた、新しい働き方。

仕事、趣味、そして副業。それぞれを両立させている20代の社員を紹介します。2017年に新卒入社した佃 直樹は、数々の挫折の中で学びを得ながら成長してきました。これまでのキャリアと趣味や副業について、詳しく話を聞きました。

体育会サッカー部でプロを目指した大学時代

学生時代は、体育会サッカー部に所属していた佃。プロになることを目指して打ち込んでいたのですが、2年生の時に挫折を味わいます。

佃「2年生の後半にケガをしてしまい、ピッチに立てず苦しむ時期が長く続きました。リハビリを懸命に行いましたが、以前のようなパフォーマンスが出せなくなり、プロへの道は諦めました。

ただ、チームには何らかの形で貢献したいという思いが強く、そこで注力したのがピッチ外の活動でした。応援歌とピッチでのパフォーマンスの相関を分析したり、社会に出て活躍しているOBに講演を依頼して、生き方や考え方を教えてもらったり。

メンバーの活動をピッチ外から支援した結果、4年生の時には2回の全国優勝に輝きました。ピッチに立つ人間だけでなく、部員全員で心から喜び合った時、諦めずに取り組んで良かったと思いました。」

仕事における自由度の高さと多様性を求めて、ソフトバンクへ

佃はその後、プロへの道へ進むのではなく就職活動を行い、ソフトバンクへ入社しました。その決断の理由を聞きました。

佃「説明会などにはあまり参加せず、100人の先輩にひたすらOB訪問を行いました。自分の大切にしたい軸が何なのか、社会人とは何なのか、先輩の皆さんと話しながら明確にしたかったからです。最終的には大手人材企業と迷いましたが、ソフトバンクに決めました。

その理由は、私が求めていた、自由度の高さと選択肢の豊富さがあったからです。OB訪問では営業やエンジニアの方にお会いしましたが、それぞれの個性を自由に発揮して働く姿が印象的でした。キャリアの選択肢だけではなく、ソフトバンクは多様な商材を扱っているので、仕事においても自由度が高い。その点に魅力を感じました。

これはサッカーと同じです。ゴールを決めるという目的に対して、ソフトバンクの仕事では無数の選択肢があります。パス、ドリブル、シュートなど、どれを選ぶかは自由に決められる。その自由度を求めていたのだと、100名のOB訪問の中で気付いたのです」
 

入社4年目の挫折と気付きが、営業としてのターニングポイントになった

佃がソフトバンクに新卒で入社したのは2017年。現在は6年目になりましたが、どのようなキャリアを歩んできたのでしょうか。
 
佃「入社時は主に中小企業のお客さまを担当する法人営業の部署に配属され、5年目からは官公庁や自治体向けにITソリューションを提供する、法人営業の部署に配属になりました。ビジネスの規模が大きく、扱う商材も幅広く自由度も高い。まさに自分が望んでいる環境でしたね。

ただ、お客さまへの提案ばかりに注力し、社内のスタッフに迷惑を掛けていました。商談の受注後には、社内での業務処理やシステム開発のコーディネートを行う必要があるのですが、そこまで気が回らなかったのです。結果、スタッフだけでなく上司やお客さまにも迷惑を掛けてしまったことがあります。そんな中、4年目に営業を行う部署から、営業支援のチームに異動になりました。このときは正直ショックでしたね…」

挫折を経験したのは、学生時代のサッカー部のときと同じでした。そこから、どのように立ち直ったのでしょうか。当時を振り返りながら、詳しく話を聞きました。

佃「サッカー部でケガをしたときの経験が生きたと思います。営業として自分が前線に立てないのなら、ピッチの外から貢献しよう。そのようにスタンスを切り替えました。すると、営業からの依頼に対応する中で、『営業は周りからの支援が無くては、大きな仕事はできない』と気付きました。

そこから視界が一気に開けたのです。顧客に対して個人プレーでゴールを目指すのではなく、周りとパスを回しながら攻めることで、攻撃のバリエーションが増えて勝利の確率も上がる。この時にチームの仕事の大切さを感じたのが、キャリアのターニングポイントになりました」
 

文部科学省の「GIGAスクール構想」で教育現場へ貢献。高齢者のデジタル格差を解消する

2021年、5年目になって営業に戻り、営業支援の部署で学んだチームワーク力を発揮。すぐに成果が出始めたそうです。

佃「5年目の1年間で、月間MVPを7回、全社表彰を2回、獲得しました。自分が一人で商談を進めるのではなく、上司や周りのスタッフの協力を丁寧に仰ぎながら、チームとして仕事ができた結果だと思っています。この年は2つの大きな商談を受注できました。

1つ目は、教育関連のプロジェクトです。文部科学省が掲げている『GIGAスクール構想(※)』の一環で、教育のデジタル化や教員の働き方改革を促すものです。2つ目は、高齢者の『デジタルデバイド(※)』を解消するソリューション。スマホの使い方セミナーから始まり、通信キャリアとの契約やその後のフォローまでを一貫して提供しようと考えています。ソフトバンクショップを統括する部署とも連携しながら、かなり大規模な施策を実行する予定です」

※GIGAスクール構想:
多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、 子どもたち一人ひとりに公正に個別最適化され、資質 ・ 能力を一層確実に育成できる教育ICT環境の実現を目指すもの

※デジタルデバイド:
インターネットやパソコン、スマートフォン、タブレットなど情報通信技術を利用できる人とそうでない人との間に生じる格差のこと

トレイルランニングにも没頭。160kmの山道を、30時間掛けて寝ずに走りきる

教育のデジタル化や、高齢者のデジタル格差の解消など、国や自治体の課題に向き合っている佃。営業として高い成果を出しながら、趣味や副業にも全力投球しています。それぞれの活動について詳しく聞いてみました。

佃「2019年からトレイルランニングを始めました。林道や登山道を長時間掛けて走るスポーツです。山岳マラソンなので、個人競技なのですが、実はコミュニティー要素が強く、人とのつながりを実感できる機会も多いです。毎朝トレーニングのために自然の中を走っています。走るときは気持ちが澄みわたり、仕事のアイデアを練っていますね」

趣味としてトレイルランニングに取り組むだけではなく、佃は大規模な大会にも参加しています。

佃「長野県の八ヶ岳で開催される大会『OSJ KOUMI100』に2年連続で参加しています。100マイル(160km)強の距離を30時間掛けて、寝ずに走破するレースで、過酷な大会としても知られています。2020年に初めて参加したときは、最後の30kmで体力の限界を感じ、何とか歩きながらゴールはできましたが、下位の成績に終わってとても悔しかったです。チームで参加しているので、メンバーに申し訳ない気持ちでいっぱいでした」
 

2021年のレースでは、年代別の部門で優勝。その経験が、仕事の成果にもつながった

トレイルランニングでも挫折を経験した佃。そこからトレーニングを重ねたと言います。

佃「翌年の大会では結果を出せるように、一年にわたり厳しいトレーニングをしました。結果、2021年のレースでは年代別の部門で優勝できました。ゴールした瞬間は、安堵の気持ちでいっぱいでした。苦しみと向きあって本当に良かった。トレーニングを重ねて、その成果を全て出し切れたので。サポートしてくれたチームのメンバーたちと、最高の笑顔で喜びました。」

なぜ、そこまで辛い思いをしてまで、トレイルランニングに取り組むのでしょうか。

佃「限界の先の自分に出会えることと、チームで喜び合えるからですね。トレイルランニングには人生が詰まっています。人としてピュアに生きている実感が持てるのです。だからこそ、仕事にフィードバックできることも多い。

逆境からの這い上がり方が身につきますし、協力してくれるメンバーから、仕事に必要なスタンスを学ぶこともあります。また、レースやトレーニングを通じて、タイムマネジメントのスキルが大幅に向上しました。トレイルランニングに出会っていなかったら、仕事でもここまでの成果が出せなかったと思います」
 

副業として、八ヶ岳の麓でカフェを経営。東京との2拠点生活を送っている

次に副業についても詳しく話を聞きました。ソフトバンクでの仕事、趣味のトレイルランニングと併せて、本気で取り組んでいるようです。

佃「2022年1月に、八ヶ岳の麓でカフェ『アルッス』を開業しました。高校時代の同級生のカレー屋を引き継いで、共同経営者と2人でカフェとして運営しています。コーヒーや食事を召し上がっていただくのだけはなく、厳選したトレイルランニングやハイキングのグッズを販売して、山好きな仲間が集まる場にしています。

また、将来カフェを経営したい人に店番をお願いしたり、地元の量り売り商店の方に来てもらったりと、夢を実現したい人を支援するのも『アルッス』の特長です」

東京の仕事とどのように両立しているのでしょうか。

佃「現在は、東京と八ヶ岳の2拠点で生活しています。東京にいるのは週に3〜4日くらいです。それ以外の平日は長野でテレワークをしていて、休日はカフェで店番や料理の仕込みを担当。それぞれの拠点で、トレイルランニングのトレーニングは毎日行っています。都会と田舎の生活を両立させることに、大きな意味があると感じていますね。

東京では、官公庁や自治体の課題に向き合ってITソリューションを提供する、『大規模 × デジタル』の仕事をしている。一方、八ヶ岳では、自然の中で一人ひとりのお客さまに対して、居心地の良い空間を提供する『小規模 × アナログ』の事業を運営しています」

2拠点での生活を送る意味についても、このように話しています。

佃「2つの仕事と生活を両立させることが、自分の成長につながっていると感じます。八ヶ岳でのカフェの運営やトレーニングにおいて、自然や人に接することによって、人間としてのピュアな感性が磨かれている。

それが営業の仕事でも生きています。より自由な発想ができるようになりましたし、目の前のお客さまの気持ちにも寄り添うことができるようになりました。どちらの生活も大切にしていきたいですね」 
 

ソフトバンクだからこそ、2拠点で人生を楽しむことができている

東京と八ヶ岳の2拠点生活の日々を送ることに対して、職場のメンバーはどのように感じているのでしょうか。

佃「社会のデジタル化を推進して、多くの人たちに新しい働き方を提供する。それがソフトバンクの法人営業のミッションです。私自身がテレワークを活用して、新しい働き方を実践することでお客さまへの説得力が増します。

ソフトバンクの経営理念『情報革命で人々を幸せに』を、仕事とプライベートで実現することは、会社としても歓迎してくれている。職場のメンバーも応援してくれるのは、とてもありがたいですね。会社や職場が応援してくれているからこそ、今すぐにでもビジネスで大きな成果を返したい。だから、先のことはあまり考えていません。

ただ、今年から新卒社員のエルダー(ソフトバンクには、配属後一定期間「エルダー」と呼ばれる先輩のもとで学ぶOJT制度があります)になったので、仕事や人生を充実させる方法を教えていきたいと思っています。

就活生のOB訪問でも、『ソフトバンクでは新しい働き方を楽しむことができるよ』と伝えていきたいです。私はまだ20代だからこそ、同世代に伝えられることがある。そう思っています」
 
あわせて読まれている記事

PAGE TOP