キャリアNOW

増え続けるAI計算基盤を、安定した土台へ。巨大インフラ運用を進化させる挑戦

プロフィール

IT&ソリューション運用本部 インフラ運用統括部 物理基盤運用部
部長 北川 普崇

私は現在、物理基盤運用部の部長として、データセンターからラック、その中に入るサーバーまでのレイヤーを管掌しています。ソフトバンクには転職で入社し、現在で7年程が経ちます。今年からは部長を務めています。 もともとはITを専門に学んできたわけではありません。大学では宇宙系統というITとは異なる分野の研究に関わっていました。ITの運用に関心を持つようになったきっかけは、研究の現場でマシンの運用を担ったことです。実際に運用に携わる中で、この領域にも面白さがあると感じるようになりました。 研究をしていた当時からスパコンの運用にも関心があり、現在AI計算基盤に関わる中で、かつて興味を持っていた領域が今の仕事につながっていると感じています。最初期には、開発部門や運用部門の中でもスパコンを扱った経験のある方が多くなかったため、これまでの知見を部門に還元しながら進める場面もありました。

会社を動かす「一番下の土台」を、安定して提供し続ける

私が管掌する部門は、データセンター、ラック、サーバーといった、会社の環境を動かすための一番下の土台を担っています。その土台を安定して提供し続けることが、私たちのミッションです。

土台である以上、何か問題が起きたときの影響は大きくなります。一つのトラブルが、広い範囲に波及する可能性もあります。そのため、安全に進めることを大前提にしています。

一方で、安定して守るだけではありません。ソフトバンクのスピリットを忘れず、新しいことにも挑戦していく姿勢を大切にしています。部門としては、基盤を止めずに支え続ける責任と、変化に合わせて運用を進化させていく役割の両方を担っていると考えています。
 

急速に広がるAI計算基盤に、運用の仕組みで応える

現在の大きな課題は、AIの広がりに伴い、扱う基盤の量が非常に速いペースで増え続けていることです。AI計算基盤は電力も多く使うため、同じ場所に集約して置き続けることが難しい面もあります。そのため、さまざまな場所で大きな規模の基盤が増えている状況です。

新しいものに触れられる点で非常に面白い環境です。一方で、それをどう安定して運用していくのかは、部門として常に向き合うべき課題です。採用も一つの解決策ですが、それだけではなく、現地で対応できる範囲を広げることも重要だと考えています。

たとえば、データセンターを運用する現地の人員に、本来の担当よりもう一段上のレイヤーまで幅を広げて対応してもらえるようにする取り組みがあります。現地でなければ難しい作業を、どうすれば安全に担えるようにできるかどう効率的に進めれるかを考えながら運用の仕組みを変えてみるなど試行錯誤を重ねながら日々取り組んでいます。
 

開発と運用が手を取り合い、大規模なインフラに向き合う

ソフトバンクの環境では、個人では扱えないような規模の装置や基盤に関われます。自分で購入など出来ないレベルの何千万円もするような装置が環境として存在し、それらを扱えることは、この仕事の大きな魅力です。

技術への投資についても、非常に積極的な印象があります。実際に設備を用意するのは開発部門であり、私たち運用部門はそれを引き継いで運用する形です。しかし、ただ引き継ぐだけではありません。開発部門は日常的に運用を担っているわけではないため、見えていない様な運用の立場だからこそ言える課題があります。

この形では運用しづらい、こうあるべきだと感じる点を伝えながら、開発段階から一緒に基盤の姿をつくっていきます。大きな課題に対して、専用の部門同士が連携しながら向き合えることは、ソフトバンクらしい環境だと感じています。
 

多様な経験と違和感が、次の運用の突破口になる

私の部門には、さまざまなバックグラウンドを持つメンバーが集まっています。フィールドエンジニアとして、サーバーが置かれている現場で部品交換をしていた人もいます。通信事業者側での経験を持つ人もいれば、社内で別の開発に携わっていた人もいます。

共通しているのは、やりたい/やり遂げたいという思いが強いことです。異なる経験を持つ人が集まることで、さまざまなアイデアが生まれやすくなります。部門を見る立場からも、多様なバックグラウンドが組み合わさっていることは、大きな強みだと感じています。

AIのような新しい技術に注目が集まる一方で、その裏側には地道な運用があります。フィールドエンジニアのような人たちが各地で支えてくれているからこそ、基盤はうまく回っています。AIのブームによって見えにくくなっている部分もありますが、そうした現場の力を大切にしながら進めていきたいと考えています。

今後もAI計算基盤は増え続けます。GPUの基盤が広がる中で、それをどう運用していくのかは、まだまだ新しいやり方を考えられる領域です。数が増えるからこそ、これまでとは違う方法も必要になります。私は、その変化を部門全体で楽しみながら進めていきたいと考えています。

新しく入る方には、今いるメンバーとは違うバックグラウンドを新しい風を持ち込んでほしいです。私たちには、無意識のうちに凝り固まってしまっている視点もあると思います。新しく来た方が感じる「ここは違和感がある」という声が、突破口になることがあります。

その違和感を大切にしながら、これまでの知見を活かしてほしいです。巨大な土台を安定して支え続けながら、AI計算基盤の拡大に対応する運用をどう進化させていくのかを、一緒に考えていきたいです。
 
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