オープンイノベーション施設「STATION Ai」はどんな所？ インタビューを交えてご紹介します

企業どうし、市民も交えたオープンイノベーションを創出する環境

施設の1～2階は一般の方も利用できるイベントスペースやレストラン、7階には宿泊施設などが入り、3階から6階はスタートアップ企業などが活用する会員ゾーンになっています。全てのフロアがスロープでつながる構造になっていて壁がなく、入居している方々はもちろん一般の方々含めて皆が交流しやすいように作られています。

スタートアップへの充実したプログラム提供

STATION Aiでは、スタートアップへの働く環境提供だけではなく、さまざまなプログラムも提供します。例えば、事業成長をサポートする勉強会やメンタリングの提供、スタートアップどうしのマッチング機会の提供やコミュニティ作り、事業成長をサポートしてくれる専門的な知識をもったスタッフなど、スタートアップが事業成長するための各種サポートを行います。

それぞれのニーズにあった環境で支援を受けることができるため、例えば自社だけで新規事業創出が難しい場合に対して、STATION Aiのスタッフがハブとなり各種マッチング機会を提供することで、オープンイノベーションが促進される仕組みです。

また、資金面からのスタートアップの成長を後押しするためにファンド運営も行われます。（STATION Ai株式会社と株式会社ディープコアの共同運営）

実際の入居予定者に聞く、STATION Aiのメリット

オープンイノベーション施設として開業を控えるSTATION Aiですが、入居者はどこに価値を感じて入居する判断を行ったのでしょうか。今回は、入居を予定している企業の１つでWebアクセシビリティ^※事業に取り組む合同会社KANNONのCEO山下氏に伺いました。

さまざまな企業と連携できる

「とあるイベントでSTATION Aiのメンターの方にお会いして、PRE-STATION Ai（STATION Aiの開業前から行っているスタートアップ支援）に入ったことが入居のきっかけです。

Webアクセシビリティ自体、まだまだ日本に浸透していない概念ですので、大手企業の方々や色々な企業の方と連携しながらでないとできないことがたくさんあります。そのような企業と一緒に取り組める機会が作れるのはいいなと思っています」

ベンチャーカルチャーの醸成

「また、入居理由として、社内の環境が構築しやすいという点もあります。スタートアップでいうと『ベンチャーはカルチャー醸成が大切』と言われていますが、そのカルチャーを正しく継続して醸成させるためには会社のナンバー２や３の人たちが社外からどれだけよい情報を得られるかが重要だと思っているので、閉鎖的なオフィスより区切り（オフィススペース）はあるけれど、いろいろな方がいる環境の方がベンチャーのカルチャー醸成としては適切なのではと思っています。

STATION Aiはスタートアップとして社内カルチャーを作り上げる場としても適切な環境だと思っているので、しっかりと自社の環境を整えながら、他社との連携も進めていけるという所が理想的だと感じています」

山下氏はSTATION Aiという場を利用しつつ、Webアクセシビリティという考えを愛知から日本全体に広げて行きたいと語りました。

STATION Aiから目が離せない

2024年10月に開業を控えるオープンイノベーション施設 STATION Ai。6月に現地取材したときは着々と工事が進んでいました。

スタートアップ支援やコミュニティ、メンターによるフォロー、各種プログラムなどスタートアップにとって最適な環境を提供するとともに、大手企業としても新興企業と一緒にビジネスを行うことができ、オープンイノベーションを創出できるSTATION Ai。ソフトバンクとしても、入居企業様のインフラ面のサポートを通じて、ここから世界に羽ばたいていく企業をサポートさせていただきます。

東海地域の企業の皆さまは、このSTATION Aiという環境やコミュニティをぜひ活用されてみてはいかでしょうか。

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