仮想マシングループを作成する

仮想マシングループを新規作成する

仮想マシングループの概要、および仮想マシングループを新規作成する方法を説明します。

仮想マシングループとは

仮想マシングループは仮想マシンを格納するコンテナです。ひとつの仮想マシングループ内に複数の仮想マシンによるサーバ群や内部ネットワークを構築できます。仮想マシングループは独立したシステムとして構成することが可能です。

仮想マシングループを新規作成する

仮想マシングループを新規作成する方法を説明します。
以下の手順では、1度のウィザードで、複数の新規仮想マシンを作成することや複数のテンプレートから仮想マシンを追加することができます。

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重要
  • 仮想マシングループの OVF/OVA ダウンロードは仮想マシングループ内の仮想マシンのハードディスク数が合計6個までダウンロード可能です。
    仮想マシングループのダウンロードを実施したい場合、仮想マシンのハードディスク数に注意して仮想マシングループに仮想マシンを作成してください。
    「仮想マシングループをOVF/OVA形式でダウンロードする」
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補足

1つのテンプレートを展開して仮想マシングループを作成する手順は 「カタログのテンプレートから仮想マシングループを作成する」 を参照してください。

  1. 「仮想マシングループ」タブをクリックします。

  2. アイコンをクリックします。

    「名前と契約リソースの選択」画面が表示されます。

  3. 各項目を設定し、「次へ」ボタンをクリックします。

    項目 説明
    名前 仮想マシングループの名前を入力します。以下の点に留意してください。
    ・同一サイト内で同じ名前の仮想マシングループは作成できません。複数Podをご契約の場合も同様です。
    ・東日本サイト/西日本サイトの両方をご契約の場合、別サイトには同じ名前の仮想マシングループを作成できます。
    仮想マシングループの説明 仮想マシングループの説明を256文字以内で入力します。
    契約リソース ご契約リソースの一覧から作成先を選択します。

    「仮想マシンの追加」画面が表示されます。

  4. 仮想マシングループに格納する仮想マシンを作成します。

    仮想マシンを新規作成する方法は 「仮想マシンを新規作成する場合」 を参照してください。

    仮想マシンをカタログのテンプレートから追加する方法は 「仮想マシンをカタログから追加する場合」 を参照してください。

    仮想マシンの作成を省略する場合は、「設定の確認」画面まで「次へ」ボタンで進み、「完了」ボタンをクリックします。

仮想マシンを新規作成する場合

カタログを用いずに、仮想マシンを新規作成する方法を説明します。

  1. 「新規追加」ボタンをクリックします。

  2. 各項目を設定し、「次へ」ボタンをクリックします。

    項目 説明
    仮想マシン名 セルフポータルサイト上で表示するホスト名を入力します。
    仮想マシングループが異なる場合は、同じ名前の仮想マシンを作成できます。
    コンピュータ名 ゲストOSのホスト名を入力します。
    ハードウェアバージョン 仮想ハードウェアのバージョンを選択します。原則として、最新のバージョンを利用してください。
    OS ゲストOSの種類を選択します。
    この仮想マシンの説明 仮想マシンの説明を256文字以内で入力します。
    CPU ゲストOS上のCPUコア数の合計値、ソケットあたりのCPUコア数を選択します。ソケット数は自動で計算、表示されます。
    メモリ 割り当てるメモリ容量を入力します。
    ハードディスク サイズを入力し、バスタイプを選択します。原則として、デフォルト値を利用してください。
    「ユニットNo:7」はシステム領域として予約しているため使用できません。
    NIC NIC数を選択します。

    「リソースの構成」画面が表示されます。

  3. 仮想マシンで利用するストレージ区分を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

    お客さまのご契約内容により、選択できるストレージ区分が異なります。詳しくは、 「ご契約タイプ別のストレージ区分」 を参照してください。

    「ネットワークの構成」画面が表示されます。

  4. 各項目を設定し、「次へ」ボタンをクリックします。

    項目 説明
    プライマリ NICが複数ある場合、プライマリNICを選択します。
    NWアダプタタイプ ネットワークアダプタのタイプを選択します。原則として、デフォルト値を利用してください。
    詳しくは 「ネットワークアダプタタイプ一覧」 を参照してください。
    ネットワーク 接続するテナントネットワークを選択します。仮想マシングループをテナントネットワークに紐づけて同じセグメントでつなぐ場合に選択します。
    仮想マシングループのネットワークについて詳しくは、 「仮想マシングループのネットワーク設定をする」 を参照してください。
    IPの設定 テナントネットワークに接続する際の、IPアドレスの指定方法を以下の3つから選択します。
    ・固定IPプール:テナントネットワークに割り当てられているIPプールの中から、IPアドレスが自動で割り当てられます。
    ・手動:入力したIPアドレスを使用します。
    ・DHCP:DHCPサーバによって割り当てます。

    「テナントネットワークの構成」画面が表示されます。

  5. 設定を変更せずに、「次へ」ボタンをクリックします。

    「設定の確認」画面が表示されます。

  6. 表示された内容を確認し、「完了」ボタンをクリックします。

    仮想マシングループが作成され、「ステータス」欄に「停止中」と表示されます。

    check
    重要

    仮想マシングループは、作成したユーザ(所有者)とユーザ管理者の権限を持つユーザが操作できます。他のユーザに操作権限を付与するには、共有設定を変更します。
    「仮想マシングループ/カタログの共有設定を変更する」

仮想マシンをカタログから追加する場合

仮想マシングループを新規作成する際に、格納する仮想マシンをカタログのテンプレートから追加することができます。

  1. 「カタログから追加する」の アイコンをクリックします。

    お客さまが利用できるテンプレートが一覧表示されます。

  2. 任意のテンプレートをクリックします。

  3. 各項目を設定し、「次へ」ボタンをクリックします。

    項目 説明
    仮想マシン名 セルフポータルサイト上で表示するホスト名を入力します。
    仮想マシングループが異なる場合は、同じ名前の仮想マシンを作成できます。
    コンピュータ名 ゲストOSのホスト名を入力します。
  4. 各項目を設定し、「次へ」ボタンをクリックします。

    項目 説明
    プライマリ NICが複数ある場合、プライマリNICを選択します。
    NWアダプタタイプ ネットワークアダプタのタイプを選択します。原則として、デフォルト値を利用してください。
    詳しくは 「ネットワークアダプタタイプ一覧」 を参照してください。
    ネットワーク 接続するテナントネットワークを選択します。仮想マシングループをテナントネットワークに紐づけて同じセグメントでつなぐ場合に選択します。
    仮想マシングループのネットワークについて詳しくは、 「仮想マシングループのネットワーク設定をする」 を参照してください。
    IPの設定 テナントネットワークに接続する際の、IPアドレスの指定方法を以下の3つから選択します。
    ・固定IPプール:テナントネットワークに割り当てられているIPプールの中から、IPアドレスが自動で割り当てられます。
    ・手動:入力したIPアドレスを使用します。
    ・DHCP:DHCPサーバによって割り当てます。

    「テナントネットワークの構成」画面が表示されます。

  5. 設定を変更せずに、「次へ」ボタンをクリックします。

    「設定の確認」画面が表示されます。

  6. 表示された内容を確認し、「完了」ボタンをクリックします。

    仮想マシングループが作成され、「ステータス」欄に「停止中」と表示されます。

    作成した仮想マシンの設定作業については、 「公開カタログから仮想マシンを作成する」 の手順10.以降を参照してください。

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    重要

    仮想マシングループは、作成したユーザ(所有者)とユーザ管理者の権限を持つユーザが操作できます。他のユーザに操作権限を付与するには、共有設定を変更します。
    「仮想マシングループ/カタログの共有設定を変更する」

ご契約タイプ別のストレージ区分

お客さまのご契約内容により、以下から選択できます。

  • SSDタイプをお申し込みのお客さま
ストレージ区分 説明
VC<xx>_ST<yy>_SSD_BK0 バックアップを取得しません。
VC<xx>_ST<yy>_SSD_BK1 バックアップ(1世代)を取得します。
VC<xx>_ST<yy>_SSD_BK7 バックアップ(7世代)を取得します。
  • SASタイプをお申し込みのお客さま
ストレージ区分 説明
VC<xx>_ST<yy>_SAS_BK0 バックアップを取得しません。
VC<xx>_ST<yy>_SAS_BK1 バックアップ(1世代)を取得します。
VC<xx>_ST<yy>_SAS_BK7 バックアップ(7世代)を取得します。
  • エコノミーストレージタイプをお申し込みのお客さま
ストレージ区分 説明
VC<xx>_ST<yy>_ECO<z>_BK0 バックアップを取得しません。
VC<xx>_ST<yy>_ECO<z>_BK1 バックアップ(1世代)を取得します。
VC<xx>_ST<yy>_ECO<z>_BK7 バックアップ(7世代)を取得します。
  • リモートバックアップタイプをお申し込みのお客さま
ストレージ区分 説明
VC<xx>_ST<yy>_Remote_BK1 バックアップ(1世代)を取得します。
VC<xx>_ST<yy>_Remote_BK7 バックアップ(7世代)を取得します。
  • DRタイプをお申し込みのお客さま
ストレージ区分 説明
VC<xx>_ST<yy>_DR_<契約番号>_BK7 バックアップ(7世代)を取得します。
ネットワークアダプタタイプ一覧
タイプ 説明
VMXNET 仮想マシンのパフォーマンス向けに最適化されています。OSのベンダはこのカード用の組み込みドライバを提供していません。VMware Toolsをインストールし、VMXNETネットワークアダプタを利用するためのドライバを取得する必要があります。
E1000E ギガビットイーサネットNICのエミュレートバージョンです。Windows 8 と Windows Server 2012 のデフォルトのアダプタです。
E1000 ギガビットイーサネットNICのエミュレートバージョンです。Windows XP以降、およびLinuxバージョン2.4.19以降を含む、ほとんどの新しいゲストOSで利用可能なドライバを備えています。
VMXNET2 VMXNETネットワークアダプタを基盤としていますが、最近のネットワークで一般的に使用される高パフォーマンス機能(ジャンボフレームやハードウェアオフロードなど)を提供します。
VMXNET3 パフォーマンス向上のために設計された、次世代の準仮想化NICです。
VMXNET3はVMXNET2で使用可能なすべての機能を提供し、さらに、マルチキューサポート(WindowsではReceive Side Scalingとも呼ばれる)、IPv6オフロード、およびMSI/MSI-X割り込み配信などのいくつかの新機能も提供します。VMXNET3はVMXNETまたはVMXNET2を基盤にしていません。