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ロードバランサを設定する
Edgeゲートウェイにロードバランサを設定する方法を説明します。
以下の構築例では、Webサーバを2台構築し、ロードバランス先のメンバープール(Web_pool)に登録しています。ロードバランサの仮想IPアドレスにはグローバルIPアドレスY.Y.Y.Yを割り当てており、このアドレスへのアクセスをWebサーバ2台にロードバランスします。

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ユーザ管理者の権限を持つユーザで、セルフポータルサイトにログインします。
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「テナント設定」タブをクリックします。
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左ペインで「Edgeゲートウェイ」をクリックします。
Edgeゲートウェイの一覧が表示されます。
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ロードバランサを設定するEdgeゲートウェイを右クリックし、「サービス設定」をクリックします。
「サービスの構成」画面が表示されます。
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左ペインで「ロードバランサ」をクリックします。
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「プールサーバの設定」の「追加」ボタンをクリックします。
メンバープールを選択し、「編集」ボタンをクリックすると編集できます。
メンバープールを選択し、「削除」ボタンをクリックすると削除できます。「ロードバランサの名前設定」画面が表示されます。
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各項目を設定し、「次へ」ボタンをクリックします。
項目 説明 名前 ロードバランス先のサーバを定義するメンバープールの名前を入力します。 説明 メンバープールの説明を256文字以内で入力します。 「サービスの構成」画面が表示されます。
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メンバープール内のサーバが提供するサービスにチェックを入れ、「バランス化メソッド」を選択して、「次へ」ボタンをクリックします。
メンバープール内での「バランス化メソッド」(負荷分散方式)は、以下から選択できます。
バランス化メソッド 説明 IPハッシュ パケット内の送信元、送信先IPアドレスハッシュに基づき、サーバを選択する方式です。 ラウンドロビン メンバープール内のサーバを順に選択する方式です。 URI URIハッシュに基づき、サーバを選択する方式です。 最小接続数 最も接続数の少ないサーバを選択する方式です。 「健全性チェックの構成」画面が表示されます。
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サービスごとにサーバの健全性チェックの設定を行い、「次へ」ボタンをクリックします。
健全性チェックを行わない場合には、設定を変更せずに、「次へ」ボタンをクリックします。
「メンバーの管理」画面が表示されます。 -
メンバープールに仮想マシンを登録します。「追加」ボタンをクリックします。
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各項目を設定し、「OK」ボタンをクリックします。
項目 説明 IPアドレス 仮想マシンのIPアドレスを入力します。 比率ウエイト 整数値を入力します。値が大きいほど、ラウンドロビンにより選択される頻度が増加します。 サービスと監視 手順7.で選択したサービスに対し、ポート番号を入力します。 「メンバーの管理」画面に、追加した仮想マシンが表示されます。
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手順10.~11.を繰り返し、メンバープールに登録する仮想マシンを全て追加して、「次へ」ボタンをクリックします。
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表示された内容を確認し、「完了」ボタンをクリックします。
「サービスの構成」画面に戻ります。
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「仮想サーバの設定」の「追加」ボタンをクリックします。
ロードバランサを選択し、「編集」ボタンをクリックすると編集できます。
ロードバランサを選択し、「削除」ボタンをクリックすると削除できます。「仮想サーバの追加」画面が表示されます。
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各項目を設定し、「OK」ボタンをクリックします。
項目 説明 名前 ロードバランサの名前を入力します。
利用可能な文字は、英字・数字・ハイフン(-)・アンダースコア(_) のみとなります。説明 ロードバランサの説明を256文字以内で入力します。 適用ネットワーク ロードバランサの仮想IPアドレスを設定するネットワークを選択します。
当社が提供するグローバルIPアドレスをご利用の場合は、
「SharedExternal<xx>」を選択します。IPアドレス 「適用ネットワーク」上の仮想IPアドレスを入力します。
お客さまが作成したテナントネットワークのデフォルトゲートウェイアドレス、または当社提供のグローバルIPアドレスを指定します。プール メンバープールを選択します。 サービス メンバープールで設定したサービスにチェックを入れて有効化します。 有効性 チェックを入れると、ロードバランサを有効化します。 - check
- 重要
サービスのHTTPのCookieモードで、「プレフィックス」または「App」を選択した場合のタイムアウトのデフォルト値は、3,600秒です。タイムアウト値の変更をご希望の場合は、お申し込みが必要なため、当社担当営業までお問い合わせください。
「サービスの構成」画面に戻ります。
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ロードバランサの仮想IPアドレス宛ての通信を許可するため、ファイアウォールを設定します。
ファイアウォールを設定する方法は、 「ファイアウォールを設定する」 を参照してください。
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「OK」ボタンをクリックします。
ロードバランサの設定が完了します。
ロードバランサの設定例
図のとおり構成するには、以下のように設定します。

- 「プールサーバの設定」の設定例
画面名 | 項目 | 値 |
---|---|---|
ロードバランサの名前設定 | 名前 | Web_pool |
説明 | Web Server group | |
サービスの構成 | 選択 | チェックを入れる |
サービス | HTTP | |
バランス化メソッド | ラウンドロビン | |
健全性チェックの構成 | サービス | HTTP |
モード | HTTP | |
間隔(秒) | 5 | |
タイムアウト(秒) | 15 | |
不健全閾値 | 3 | |
メンバーの管理 | メンバー(1) |
|
メンバー(2) |
|
- 「仮想サーバの設定」の設定例
項目 | 値 | |
---|---|---|
名前 | Apache_LB | |
説明 | Apache Load Balancer | |
適用ネットワーク | SharedExternal01 | |
IPアドレス | Y.Y.Y.Y | |
プール | Web_Pool | |
サービス | HTTP |
|
有効性 | チェックを入れる |
- ファイアウォールの設定例
画面名 | 値 |
---|---|
有効 | チェックを入れる |
名前 | WebServer_LB |
ソース | external |
ソースポート | any |
ターゲット | Y.Y.Y.Y |
ターゲットポート | 80 |
プロトコル | TCP |
アクション | 許可 |