キオスク端末にスマホ&タブレットを活用! 成功事例3選
2025年8月25日掲載
近年、展示会の受付やオフィスの入館管理、店舗の決済端末など、スマートフォンやタブレットを専用端末として活用している場面を目にする機会が格段に増えました。厚生労働省も「デジタル化推進の手引き(基礎編)」でスマートフォンやタブレットによる業務の自動化・簡略化を推奨しており、その波が広がっています。
この背景には 少子高齢化による労働人口の減少と慢性的な人手不足 という社会課題があります。実際に、日本の生産年齢人口(15~64歳)は、2025年から5年間で約240万人、10年後には約588万人、30年後には約2,000万人も減少すると予測※されています。
そうした中で注目されているのが、スマートフォンやタブレットを専用端末化(キオスク化)して活用する手法 です。本記事では、Android端末を手軽にキオスク端末化し、端末の一括管理を実現する「KIOSTA」を活用した、ビルやマンション管理、会員の入館管理・社員食堂の決済 という異なる業種・業務におけるデジタル化・業務改革事例をご紹介します。
デジタル化、DX推進を支えるKIOSTAとは?
KIOSTA(キオスタ)はソフトバンクが自社開発したAndroid端末をキオスク端末※1として管理・運用するための一元管理型ソリューションで、約17,000社に導入されているBCDM(ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント)の派生サービスです。アプリケーションや設定のリモート配信、シングル/マルチアプリモードによる端末制御、利用状況の把握、セキュリティ機能など、企業のデジタル化※2やDX※3推進を支える強力なMDMサービスです。
※2 デジタル化とは、これまで手作業で行っていた事業をデジタルに切り替え、品質向上や業務の効率化を図ること。
※3 DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル技術を活用して業務フローの改善や新たなビジネスモデルを創出すること。ITツールを導入するだけでなく、企業風土の変革を目指す取り組み。
スマートデバイス+KIOSTAによる成功事例紹介
ユースケース①ビル、マンションなどの不動産管理 〜スマホで“見える報告”へ〜
Before 固定電話での口頭報告の限界。
従来、ビルやマンションの不動産管理人は本社への連絡を 固定電話 で行っており、「修繕箇所の状況がうまく伝わらない」、「複数の情報共有に時間がかかる」といった課題を抱えていました。さらに、管理人の多くがデジタル機器に不慣れであることから、スマートフォンなどへの切り替えにも慎重な姿勢を取っていました。
After 写真とメッセージで“伝わる”やりとりに。
KIOSTAを設定した スマートフォンとメッセージアプリケーションを導入 し、修繕箇所や清掃の状態を 写真付きメッセージ で簡単に共有できるようにしました。
- KIOSTAで端末ボタンを無効化、必要なアプリケーションのみを表示、アプリアイコンサイズを拡大することで視認性、操作性が向上
- フォトアプリで視覚的に共有。過去の状態も確認
- メッセージアプリで、スムーズなやりとり
結果として、口頭での説明ミスが減り引き継ぎや記録業務の効率化を実現。現場と本社の間のコミュニケーションの質も大きく向上 しました。また、誤操作を招かないボタン設定、分かりやすいアプリアイコン表示はデジタル機器が不慣れな方からも好評を得ています。
ユースケース②受付業務、入館管理 〜タブレットで省力化とコスト削減〜
Before 専用端末の高コストと運用負荷が課題。
フィットネスジムでの会員受付は従業員が対応し、一部の店舗では専用端末を導入して行っていました。
- 従業員による受付・管理は 業務負荷 が大きい
- 専用端末は コストが高く 一部の店舗にしか導入できない
- 端末は重く、移動や再配置が困難
After NFC対応タブレットを全拠点、全店舗に導入。
KIOSTAを設定した安価な Androidタブレットと入館アプリケーション(NFC対応) で運用負荷軽減。
- KIOSTAで入館受付アプリケーションを固定表示にすることで 誤操作防止
- 会員はカードを タブレットにタッチするだけ で簡単入館
- 従業員は受け付けから解放され、他業務に集中
- 端末は軽量かつ可搬性良く、レイアウト変更も簡単
- 専用端末に比べ 大幅なコスト削減を実現
会員カードのタッチだけで受け付けを済ませられるようにタブレットによる対応に統一したことで、店舗ごとの受け付け対応の違いがなくなり、お客さまを混乱させることはなくなりました。結果として 従業員の業務を効率化させただけでなく、お客さまの利便性を向上 させることにもつながりました。
本ユースケースはデジタル端末の汎用性と機動力を活かした好例といえます。会員を持つ他企業にも利用可能なケースです。
ユースケース③社員食堂のキャッシュレス決済 〜安価・直感的・無人対応〜
Before 専用POSの高コストと操作難。
金融関連会社の社員食堂では、専用POS端末による決済に以下のような課題がありました。
- 導入/更新 コストが高く、広い設置スペースが必要
- ボタンが多く、操作が複雑 で慣れるのに時間がかかる
- 決済方法が限定的
After スマホ感覚で利用できる決済アプリケーション端末を導入。
Androidのタブレット端末に決済アプリケーションのみを固定表示して設置したことで、以下のような改善が実現しました。
- KIOSTAによる決済アプリケーションの固定表示、ほかの端末ボタンを無効化することで 誤操作防止
- 安価な導入コスト で 省スペース
- スマホライクな操作性で 誰でもすぐに習熟可能
- 多様なキャッシュレスに対応
- 自動で売り上げを集計し 終業処理を時短化
こちらのユースケースでは、ボタンの数が多い上に独特なボタン配置の専用POSに比べて、決済アプリケーションを搭載したタブレットは普段から使い慣れているスマホに近い操作が可能で、操作方法を教える側も時間をかけずに済ませることができました。さらに、あらかじめ商品を全て登録した上でタブレットの無人設置を行ったことで、省人化と業務効率の両立 へとつなげることができました。
その他の活用例
KIOSTAは今回ご紹介した業種以外でも、業務内容に適したアプリケーションと組み合わせることでさまざまな業種・業態でご利用いただけます。
- 飲食店:KIOSTA + メニュー/注文アプリケーションを活用した注文端末
- 教育・研修:KIOSTA + 教育/研修ツールを活用した研修端末
- 各種業務用アプリケーション:KIOSTA + アンケートアプリケーションや来場者管理ツールなどを活用した業務用端末
KIOSTAが選ばれる理由
KIOSTAが多くの企業で選ばれるのには理由があります。ここでは代表的な6つのメリットをご紹介します。
・メリット1:アプリケーションの固定表示でミス軽減
KIOSTAでは、単一アプリモードやマルチアプリモードにより、必要なアプリケーションだけを端末に表示し、その他の操作を制限できます。不要な機能の非表示により誤操作の防止を実現でき、操作がシンプルになることで従業員教育の負担軽減など多くのメリットが得られます。
・メリット2:端末の一括管理で管理工数削減
複数拠点の端末に対し、アプリケーションの一斉インストールや設定の統一、利用状況の可視化が可能です。個別設定の手間がなくなり、端末の管理業務が効率化されます。
・メリット3:セキュリティリスク軽減
万一の端末紛失・盗難時にも、リモートから端末のロックやデータのワイプ(初期化)が行えるため、情報漏洩のリスクを最小限に抑えることができます。
・メリット4:人件費削減と業務集中による生産性向上
業務の一部をタブレットに任せることで、従業員はより重要な作業に集中でき、結果として生産性の向上と人件費の削減を両立できます。
・メリット5:初期費用ゼロで始めやすい
KIOSTAは初期導入費がかからず、月額費用のみで始められます。また、1ID(=1台の端末)から契約可能なため、小規模から気軽に導入できます。
・メリット6:ゼロタッチ登録で即日運用開始
設定作業が不要な「ゼロタッチ登録」に対応。管理者が事前に端末にMDMを割り当てておくと、利用者が端末を起動するだけで自動的にMDMの管理アプリケーションがインストールされ、セットアップ作業が簡略化されます。情報システム部門がない企業でもすぐに運用を開始できます。
まずは、KIOSTAを体感してみませんか?
実際の操作感や導入効果は、現場で試してみるのが一番です。まずは無料トライアルでKIOSTAの使いやすさを実感してください。下記の SaaS ポータル(オンラインストア)からお申し込みやお見積もりの作成も可能です。
▶SaaSポータル(オンラインストア)はこちら
まとめ:現場に寄り添うデジタル化がカギ
今回ご紹介した3つの事例に共通するポイントは、高額な専用機器を使用せず、スマホやタブレットといった身近なスマートデバイスを活用 していることです。「高価な仕組みを導入しないとデジタル化やDXは実現できない」と思われがちですが、実際には 「現場目線のちょっとしたデジタル化」こそが大きな業務改善とコスト削減、さらにはDXへとつながる第一歩 となります。
KIOSTAは、現場に根差した課題に対して「誰でも・どこでも・すぐに」使えるタブレット端末運用を実現し、人手不足やITに不慣れな従業員がいる現場でも、シンプルな操作性と強力な管理機能により、安心かつ確実にデジタル化、DX化を推進できます。
小売・飲食・不動産・製造・教育など、業種を問わず展開できるKIOSTAで、あなたの現場も一歩先の業務変革をはじめてみませんか?
▶KIOSTAサービス紹介ページはこちら
AIによる記事まとめ
この記事は、スマートフォンやタブレットを活用したキオスク端末運用の成功事例を紹介しています。ソフトバンクの「KIOSTA」により、不動産管理、入館管理、社員食堂の決済業務で誤操作防止やコスト削減、省力化を実現した具体的なデジタル化の効果を解説します。
※上記まとめは生成AIで作成したものです。誤りや不正確さが含まれる可能性があります。
関連記事
関連サービス
KIOSTA(キオスタ)
Android EnterpriseのキオスクモードでAndroid端末をキオスク端末に変えて一元管理するサービスです。
ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント(BCDM)
スマートフォンやノートPCなどのモバイル端末とユーザー情報を一元管理するMDMサービスです。遠隔設定やアプリ配布、紛失時の遠隔ロック・消去が可能で、各ユーザーのID・パスワード管理やシングルサインオン機能も提供します。