「AIチャレンジ」は、生徒がAIを使った企画を考えるだけでなく、それを実務者に送って講評いただくような学びも提供されており、AIを使った問題発見・解決の豊富な事例や、AIを実際に活用する仕掛けも準備されています。これらは、情報科の授業だけでなく、「総合的な探究の時間」を含めたさまざまな教科などで活用可能なものです。学校全体で取り組むことにより、AIを知り、それを使いこなす力が育っていく。それは、子どもたち自身の自己実現の糧となるとともに、次の時代を力強く進めるための原動力にもなると思います。
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- 2022年10月26日
AIチャレンジは、これからの社会で求められるAIを使いこなせる
「AI活用人材」を探究学習を通じて育成する実践的な教材です。
なぜAI活用人材が求められるのか?
日本は超高齢社会・労働人口の減少・過疎化など、さまざまな課題を抱えています。これらの社会課題を解決するためには、人間より機械が得意な領域は最先端のテクノロジーであるAI・スマートロボット(AI制御のロボット)に仕事を任せ、限られた労働人口で生産性を一層高めていく必要があります。


そこで多くの企業で求められるのは、エンジニアなどの「AI開発者」ではなく、AIを使いこなし、事業に生かす「AI活用人材」です。AIによって仕事が失われるのではなく、AI活用という資質・能力を生かした新たな仕事が数多く誕生すると考えられます。そのため、在学中の積極的な「AI活用人材」育成が期待されています。


[注]
-
※
情報処理推進機構AI白書編集委員会が発刊する「AI白書2020」P.310「ユーザー企業におけるAI人材の不足等」のデータを元に、当社にて情報を加工しています。
不確実で単一正解がなく予測が難しいVUCA※の時代、
自ら課題を見つけ解決する探究学習がますます重要になっています。
AIチャレンジでは、次世代を担う子どもたちが多様な発想力でAIを道具のように活用し、
アイデアをカタチにする実装力を身につける一連の体験を通して、
良質な探究学習に取り組むことが可能です。
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探究学習そのもののフレームワークは、Unit 1からUnit 4を通して習得できるよう構成されており、テーマと使用ツールを限定した上で、全員が実装まで達成できるAI活用の成功体験を積んでいきます。その後、次のステップとなる「STREAMチャレンジ」では、それまでの経験を生かした探究活動で自ら社会課題についてアイデアを発想し、適切なAIツールを活用しながら社会実装・課題解決まで実践します。
[注]
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※
Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をつなぎ合わせた言葉。

STREAMチャレンジとは、探究的アクションを社会全体で応援するプロジェクトです。
当社と国立大学法人東京大学などと世界最高レベルのAI(人工知能)研究機関として設立した「Beyond AI 研究推進機構」と連携し、AI研究者との交流も行っています。
主催:超SDGsラボ
超SDGSラボ 運営・ソフトバンクロボティクス株式会社


コース内容
実践的な探究学習に取り組める「AI活用実践」と、
短期集中型でAI活用を体験できる「AI活用実践Lite」の二つのコースがあり、各学校の学びに合わせて選択できます。
AI活用実践Lite | AI活用実践 | ||
---|---|---|---|
コース特色 | 短期集中型で基礎を学び実習を行う | 実践的な探究学習を通じてAI活用の社会課題解決を行う | |
レベル | 入門 | 基礎 | |
学習内容 |
Try 1 AIを知る
Try 2 AIを体験する(★) Try 3 AI活用企画をつくる |
Unit 1 AIを知る
Unit 2 AI活用企画をつくる Unit 3 AI構築を体験する(★) Unit 4 AIを役立てる(★) STREAMチャレンジ(★) |
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3コマ以上 | 10~16コマ以上 | Prediction One オプション 10~22コマ以上 |
|
使用するAI | 識別系AI | 識別系AI・会話系AI | 予測系AI・識別系AI・会話系AI |
対象 | 中学生以上 | 中学生以上(推奨:高校生) |
[注]
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※
(★)はAIツールを用いた実習を含む時間です。
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※
本内容は2023年度からの提供予定です。2022年度の内容は別途お問い合わせください。
ノーコードでAIをつくる
二つのコースでは
複雑なプログラミングをすることなく、
ノーコード※1で誰もがAIをつくることが可能です。
「AI活用実践」では最大三つのAIツールを用いて、AIのつくり方と基本的な仕組みを理解します。
識別系AI
数多くの画像からAIが特徴を見つけ出し、適切に分類をすることを行います。機械学習、ディープラーニング、ニューラルネットワーク、教師あり学習などを学びます。


会話系AI
日本語の聞き取りや言葉のゆらぎを吸収できるAIを用いて、対話を成立させるチャットボットをつくります。インテント、フォールバック、LINEアプリ連携などを学びます。


予測系AI※2
小売店の販売データや行政のオープンデータなどを用いて、これまでの傾向をAIが学習し、未来の事象を予測します。分類、回帰、説明変数、目的変数、過学習、混同行列などを学びます。


[注]
-
※1
ソースコードを記述することなく直感的にアプリケーションやウェブサービスを開発できる技術
-
※2
予測系AI(Prediction One)はオプションです。
導入パターン
AIチャレンジは、総合的な探究の時間、
課題研究などの探究学習と、
情報Ⅰ・Ⅱ、ビジネス情報などの情報科目の
組み合わせによるカリキュラム・マネジメントや、
部活動と併用した導入ができます。
これからのAI社会で活躍するためのキャリア教育にも最適です。
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予備知識がなくても安心!
授業用スライドや
研修動画を用意
学習指導案や授業用スライド、研修動画など教員向けのコンテンツが充実しているので、AIの専門的な予備知識がなくても教材研究に時間をかけず円滑に導入することができます。各コンテンツは自主学習にも使える教材配信プラットフォーム「Axross Recipe」から配布します。


自治体と連携したい企業必見!
官民協働による
「ふるさと教育支援」
当社からAI活用人材育成に関心がある地元企業に教育参画を働きかけ、企業の協賛で教材を学校に届ける「ふるさと教育支援」に取り組んでいます。企業が地域教育に貢献することで、地方創生の推進が期待されます。ご興味のある企業、自治体の方はぜひお問い合わせください。


教材推薦者 メッセージ
京都精華大学 メディア表現学部 教授大阪芸術大学 アートサイエンス学科 客員教授
文部科学省 初等中等教育局 視学委員
鹿野 利春 さま

教材アドバイザリー メッセージ
株式会社ELYZA 取締役CMO日本ディープラーニング協会 人材育成委員
野口 竜司 さま

至る所にAIがある社会へ。そんな時代を生きる生徒の皆さん、是非できるだけ早くAIのことを学んでください。 AIのことを知り、AIを使いこなす人になれば、いろんな仕事に生かすことができ、自ら新しいものを創り出すベースの力にもなるはずです。そして、AI活用企画を考え、AIを体感し、友人や家族とAIのことを話し合う。日常の中にAIを入れ込んでいき、AIを正しく使う能力を身につけていきましょう!
教員・生徒の声
導入校一覧
公立
- 北海道名寄高等学校
- 岩手県立盛岡商業高等学校
- 秋田県立花輪高等学校
- 宮城県登米総合産業高等学校
- 茨城県立太田第一高等学校
- 茨城県立竜ケ崎第一高等学校・附属中学校
- 埼玉県立飯能高等学校
- 東京都立荒川工業高等学校
- 東京都立芝商業高等学校
- 山梨県立青洲高等学校
- 長野県屋代高等学校
- 長野県長野工業高等学校
- 長野県長野東高等学校
- 岐阜県立岐阜各務野高等学校
- 岐阜市立岐阜商業高等学校
- 富山県立氷見高等学校
- 愛知県立東海樟風高等学校
- 富士市立高等学校
- 兵庫県立加古川東高等学校
- 島根県立情報科学高等学校
- 島根県立出雲商業高等学校
- 愛媛県立新居浜商業高等学校
- 香川県立観音寺第一高等学校
- 福岡県立宗像高等学校
- 鹿児島市立鹿児島商業高等学校
- 鹿児島市立鹿児島女子高等学校
私立
- 札幌新陽高等学校
- 仙台育英学園高等学校
広域通信制課程 ILC沖縄 - 常磐大学高等学校
- 広尾学園中学校高等学校
その他
- 一関市
- SETAGAYA PORT
※2022年9月時点
※一部のみ記載
AI活用実践Lite | AI活用実践 | |||
---|---|---|---|---|
使用する AI種別 |
識別系AI | 〇 | 〇 | 〇 |
会話系AI | ー | 〇 | 〇 | |
予測系AI | ー | ー | 〇 | |
推奨対象 | 中学生 | 〇 | 〇 | |
高校生 | 〇 | ◎ | ||
利用期間 | 1年間 | 1年間 | ||
利用料 (税込) |
利用者単位 | 1,100円/人 | 1,650円/人 | ー |
団体単位 | 110,000円 | 165,000円 | 297,000円 |
[注]
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※
申し込みは団体単位または利用者単位から選ぶことができます。ただし、予測系AIを使用する場合は団体単位の申し込みが必要です。
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※
予測系 AIを使用する場合、小学校・中学校・高等学校が申し込み対象となります。
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※
利用者一人につき1アカウントの発行が必要です。1アカウントでの複数人利用はできません。指導者用アカウントは別途発行します。
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※
AIツールを用いた実習にはパソコン(Windows、Mac、Chromebook)のGoogle Chromeブラウザ、またはMicrosoft Edgeが必要です。
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※
使用するAIツールは次の通りです。
識別系AI:Teachable Machine(Google)
会話系AI:Dialogflow(Google)/SnatchBot
予測系AI:Prediction One(ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社) -
※
Teachable Machineの使用には、ウェブカメラが必要です。
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※
Dialogflow使用のため、Google Workspace for Education導入環境では、管理者によるGoogle Cloud Platformの年齢制限変更が必要です。
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上記の内容は予告なく変更する場合があります。
Pepperを活用した探究型STREAM教育
AIを実装して役立てる手段として、人型ロボット「Pepper」を活用できます。ソフトバンクロボティクス株式会社が提供する、教育機関向けのサービス「Pepper for Education」の導入もご検討ください。





当社は「すべてのモノ、情報、心がつながる世の中を」をコンセプトに、SDGsの達成に向けて六つのマテリアリティ(重要課題)を設定しています。その中で「AIチャレンジ」を通じてSDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」の達成、さらにはAI人材育成を通じ目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献することを目指します。