仮想マシンを設定変更する

仮想マシンの設定を変更する

仮想マシンの設定を変更する方法を説明します。

仮想マシンの全般設定を変更する

仮想マシンの全般設定を変更する方法を説明します。

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重要

CPU、メモリのホットアドの有効化は、仮想マシンが停止している状態でのみ変更できます。事前に仮想マシンを停止してください。
「仮想マシンを起動/停止する」
CPU・メモリのホットアドを実施する際には、一時的に元の仮想マシンと同一のCPU・メモリが必要となります。十分な空きリソースがあることをご確認のうえ実施してください。


ゲスト OS 内でハードウェアの取り出しにて NIC の取り外しを実施すると仮想基盤上との整合性が取れなくなります。再度接続をさせたい場合には、セルフポータルで一度 NIC を未接続にし、再度ネットワーク接続を実施してください。

  1. 「仮想マシン」タブをクリックします。

  2. 変更する仮想マシンを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。

    「仮想マシンのプロパティ」画面が表示されます。

  3. 左ペインで「ゲストOSのカスタマイズ」をクリックし、「ゲストのカスタマイズを有効化」にチェックが入っている場合は外します。

  4. 左ペインで「全般」をクリックします。

  5. 各項目を設定し、「OK」ボタンをクリックします。

    項目 説明
    仮想マシン名 セルフポータルサイト上で表示するホスト名を入力します。
    仮想マシングループが異なる場合は、同じ名前の仮想マシンを作成できます。
    コンピュータ名 ゲストOSのホスト名を入力します。
    変更を反映するには、ゲストOSのカスタマイズを実施する必要があります。
    OS ゲストOSの種類を選択します。
    ファームウェア ゲストOSのファームウェアを選択します。
    セキュアブート有効 EFI選択時のみ有効化できます。
    起動遅延時間 0~10秒の間の整数を入力します。
    強制セットアップ 次回起動時に、強制的にBIOS/EFIセットアップ画面に入りたい場合、チェックを入れます。
    この仮想マシンの説明 仮想マシンの説明を256文字以内で入力します。
    拡張 CPU、メモリのホットアド、時刻の同期を有効化します。
    ご利用のOSによっては、本機能が利用できない場合があります。詳細は 「各種OSの対応デバイス・機能」 を参照してください。

    仮想マシンの全般設定が変更されます。

    check
    重要

    「コンピュータ名」の変更を反映するには、ゲストOSのカスタマイズを実施する必要があります。ゲストOSのカスタマイズについての注意事項を確認し、実施してください。
    「仮想マシンのゲストOSのカスタマイズを実施する」

仮想マシンで物理サーバとの時刻同期機能を利用する

本サービスでは、仮想マシンと仮想マシンが稼動している物理サーバとの間で、時刻同期機能を提供しています。

ここでは、WindowsとLinuxの場合の設定方法を説明します。

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重要

通常、Linux用のNTPや、WindowsのWin32Time(Microsoft Windows Time Service)といった、あらかじめインストールされている時刻同期ソフトウェアによる時刻同期が正確であるため、それらの使用が推奨されます。

VMwareToolsによる時刻同期機能には、以下の制限があります。

  • 時刻同期は1分間隔で行われる
  • ゲストOSの時刻が遅れている場合のみ修正される
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補足
  • 時刻同期機能は、動作保証外です。
  • 時刻同期機能は、VMwareToolsの機能を利用したサービスです。事前にゲストOSにVMware Toolsをインストールする必要があります。当社が提供するテンプレートには、VMware Toolsが含まれています。
    「VMware Toolsをインストールする」
Windowsの場合
  1. 「仮想マシンの全般設定を変更する」 の手順1.~4.を行います。

  2. 「拡張」の「時刻の同期」にチェックを入れ、「OK」ボタンをクリックします。

  3. 仮想マシンのコンソール画面を表示します。

    仮想マシンのコンソール画面を表示する方法は、 「仮想マシンのコンソール画面を表示する」 を参照してください。

  4. コンソール画面右下のタスクトレイにある アイコンを右クリックし、「VMware Toolsを開く」をクリックします。

  5. 「オプション」タブの「仮想マシンとESX Server間の時間の同期を有効にする」にチェックを入れ、「OK」ボタンをクリックします。

    時刻同期機能が有効になります。

Linuxの場合
  1. 「仮想マシンの全般設定を変更する」 の手順1.~4.を行います。

  2. 「拡張」の「時刻の同期」にチェックを入れ、「OK」ボタンをクリックします。

  3. 仮想マシンのコンソール画面を表示します。

    仮想マシンのコンソール画面を表示する方法は、 「仮想マシンのコンソール画面を表示する」 を参照してください。

  4. root権限を持つユーザでログインし、ターミナルソフトを起動します。

  5. 以下のコマンドを入力し、「Enter」キーを押します。

    コマンド
    vmware-toolbox-cmd timesync enable
  6. 続けて以下のコマンドを入力し、「Enter」キーを押します。

    コマンド
    vmware-toolbox-cmd timesync status
  7. 「Enabled」と表示されることを確認します。

    時刻同期機能が有効になります。

仮想マシンのハードウェア設定を変更する

仮想マシンのハードウェア設定を変更する方法を説明します。

  1. 「仮想マシン」タブをクリックします。

  2. 変更する仮想マシンを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。

    「仮想マシンのプロパティ」画面が表示されます。

  3. 左ペインで「ハードウェア」をクリックします。

  4. 各項目を設定し、「OK」ボタンをクリックします。

    項目 説明
    仮想H/Wバージョン 仮想ハードウェアのバージョンを選択します。原則として、最新のものを利用してください。
    CPU ゲストOS上のCPUコア数の合計値、ソケットあたりのCPUコア数を選択します。ソケット数は自動で計算、表示されます。
    「全般」タブの「仮想CPUのホットアド」にチェックが入っていない場合は、変更前に仮想マシンをパワーオフする必要があります。
    メモリ 割り当てるメモリ容量を入力します。
    「全般」タブの「メモリのホットアド」にチェックが入っていない場合は、変更前に仮想マシンをパワーオフする必要があります。
    ハードディスク サイズを入力し、バスNo、ユニットNo、およびストレージ区分を選択します。バスタイプは変更できません。
    「仮想マシンのストレージ区分を変更する」
    バスNo、ユニットNoを変更する場合は、事前に仮想マシンをパワーオフする必要があります。
    ハードディスクのサイズを変更した場合は、別途ゲストOS上で認識させる必要があります。詳細は各メーカの情報を参照してください。
    NIC 接続先ネットワーク、ネットワークからのIPアドレスの払い出し方法について設定します。ネットワークアダプタは変更できません。
    NICは10個まで追加できます。
    以下の項目の変更を反映するには、ゲストOSのカスタマイズを実施する必要があります。
    ・プライマリNIC
    ・IPアドレス
    ・MACアドレス

    仮想マシンのハードウェア設定が変更されます。

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    重要

    「プライマリNIC」、「IPアドレス」、「MACアドレス」の変更を反映するには、ゲストOSのカスタマイズを実施する必要があります。ゲストOSのカスタマイズについての注意事項を確認し、実施してください。
    「仮想マシンのゲストOSのカスタマイズを実施する」

各リソース毎の仮想マシンスペック

ご契約の提供メニューごとの各リソース毎の仮想マシンスペックは、以下のとおりです。

リソース 従量課金型 リソースプール型 サーバ専有型/v2 リモートバックアップ型
CPU
仮想マシン当たり割り当て単位 1vCPU
仮想マシン当たり割り当て上限 16vCPU/VM
1vCPU当たり最大スペック 3.6GHz 相当
CPUリソース割り当て予約
※リソースプール型、サーバ専有型/v2、リモートバックアップ型は
仮想マシン毎の予約ではくリソースプールへの割り当てとなります。
0%
(ベストエフォート)
50% 100%
(物理サーバ専有)
50%
メモリ
仮想マシン当たり割り当て単位 1MB(4MB以上の倍数値) または 1GB 単位
仮想マシン当たり割り当て上限 128GB/VM
仮想マシン当たり割り当て予約 100% 100%
(物理サーバ専有)
100%
ストレージ
仮想マシン当たり割り当て単位 1GB 単位
仮想マシン当たり割り当て上限 HDD(SAS/SSD/リモートバックアップ)
2TB/ディスク , 8TB/VM
HDD(エコノミーストレージ)
2TB/ディスク , 16TB/VM
※従量課金では、エコノミーストレージは利用不可
仮想マシンのストレージ区分を変更する

仮想マシンを格納するストレージ区分を変更する方法を説明します。

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重要
  • ストレージ区分変更時は、ディスクのコピー処理が発生するため、ディスクの使用量に応じた時間が必要です。また、本処理を途中で止めることはできません。
  • SSDタイプからエコノミーストレージタイプへのストレージ区分変更の目安時間は「30分/100GB」です(保証値ではありません)。
  • ストレージ区分の変更時間は仮想マシンのステータスに依存しません。
  1. 「仮想マシン」タブをクリックします。

  2. 変更する仮想マシンを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。

    「仮想マシンのプロパティ」画面が表示されます。

  3. 左ペインで「ハードウェア」をクリックします。

  4. ディスク単位で、ハードディスクのストレージ区分を選択します。

    お客さまのご契約内容により、選択できるストレージ区分が異なります。詳しくは、 「ご契約タイプ別のストレージ区分」 を参照してください。

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    重要
    • バックアップ世代数の異なるストレージ区分を混在させることはできません。 (バックアップ世代数はあわせる必要がございます。)
    • 従量課金型およびリモートバックアップ型は、エコノミーストレージタイプを利用できません。
    edit
    補足

    エコノミーストレージタイプをご利用の場合は、以下の構成でご利用ください。 ○は、0,1,7 いずれかになります。

    • システム起動領域:SSDタイプ(BK○)、SASタイプ(BK○)
    • 追加ディスク:SSDタイプ(BK○)、SASタイプ(BK○)、エコノミーストレージタイプ(BK○)
  5. 「OK」ボタンをクリックします。

    仮想マシンのストレージ区分が変更されます。